元MRの転職考察

MRから他業種(マーケティング関連)に転職を成功させた経験から、転職活動に役立つ情報を中心に発信しています。

【最重要】MRを辞めたいなら、早く動き・考える【MR転職】

MRを辞めたいとか、MRから転職したいと思ったことはありますか?

こういう方、結構いるかなと思います。「全国転勤が嫌だ」「数字の詰めがツラい」「先生と話すのがいやだ」等、理由は様々だと思いますが、こういった時に、あなたはどっちタイプですか?

 

A:「MR辞めて、転職も考えてみよ」

B:「耐えられるし、しばらくは大丈夫かな」

 

Aを選んだあなたは、転職においては損をしてしまう可能性があります

MRを辞めたいと考えら場合には、MRからの転職先に候補に挙がるのは、未経験の他業種転職になりますが、未経験の転職においては、年齢が大きく影響しています。

そのため、とりあえず「転職も考えてみよう」というテンポでいくと、実際に動き出すのは、すぐ5%で、半年〜1年後15%程度、もしくは動かない方が80%であり、その間に1歳、2歳と歳を重ねる度に転職のハードルが上がっていきます。

そのため、チャレンジできる職種に幅がどんどんと狭くなり、転職で損をしてしまっているかもしれません

 

一方で、Bを選んだあなたは、転職が必要と気づいた時には、ほとんど転職先が選べないと考えたほうが良いかもしれません

MRからの転職(他業種)において、最も動きが多いのは、20代の後半です。

上記でも言いましたが、年齢が若いほど他業種への転職はハードルが低いため、動き出しが早いほど選択肢も多く、かつその後のキャリアの選択もしやすいため、転職したことも有利に働いてきます

しかし、25、6歳から30歳に向けて、他業種へのMRからの転職がぐっとハードルが上がってくるため、MRを辞めたいと本格的に動き出したタイミングが30歳を超えてきた場合には、選択肢も少なく、条件を加味すると転職先がないという状況におちいるかもしれません

 

つまり、MRを辞めたいと感じたそのタイミングに、転職をしっかりと考えることをおすすめしたいということです。

これは、辞めたいと思った時に、すぐ辞めた方が良いとうことではなく、辞めたいと思った時に、しっかり転職先の情報や転職したらどうなるかということを、情報把握してほしいということです

最初に、辞めたいと思ったタイミングで情報を収集しておくことで、一番ベストな状況(年齢が若い)での転職市場での自分の価値や選択肢が分かります。

そのタイミングを逃すと、さらに狭くなっていくという理解の上で、最善のタイミングや選択肢を知っておくことが、後々に後悔しないために非常に重要です。

 

今回は、MRを辞めたいと思った時に確認してほしいこと、そして、転職活動を始めることについて、後悔のないようにお伝えしたいと思います。

早く動く

MRを辞めたいと感じた時に確認すること

チェックリスト

 

まず、MRを辞めたいと感じる理由としては、どういったものが挙げられますか?

「全国転勤がある」「詰めがつらい」「上司がプレッシャーが強い」「飲み会が多い」「講演会で遅くまで拘束される」「担当エリアの引きが悪すぎた」「コミュニケーションがしんどい」等、人によっていろいろあるかなと思います。

ここで、考えてもらいたいのが、それはMRを辞めることで解決される問題なのかという点です。

「全国転勤がある」からMRを辞めたとして、転職した先が全国転勤のある会社であれば、転職した意味がないですし、もしくは転職した先が「パワハラ上司」がいて、飲み会がすごい多い会社かもしれません。

逆に、現営業所から転勤となれば、解決できるものかもしれません。

 

辞めたいと感じる要素が、何から来ているのか、それを解決するために「MRを辞める」という選択が最善の解決策なのかを確認してみてください。

 

あとは、現在は問題になっていないことでも、追々に問題になってくることもあるため、そこまで見通して辞めたいかどうか考えるのも非常に重要です

以下のようにいろいろなパターンを想定して考えてみてください。

 

例)独身の時の全国転勤は良いけど、結婚して子供が生まれたら?

例)初任地は都会だったけど、次の転勤先が地方だったら?

例)今は講演会担当が少ないけど、担当が変わったら?

例)今MRが楽しいけど、10年後も同じ仕事だったら?

 

転職したほうが良いなと感じたのであれば、動き出しは早いほうが選択肢が多いです。

 

MRからの転職は、年齢が最重要

年齢

MRから転職するにおいては、最重要と言えるのが年齢です。

これは、そもそもMRに限った話ではなく、未経験の職種への転職においては、これまでのキャリアの延長ではないことが多いため、なるべく年齢の浅い20代の方を採用する傾向が強いです。

MRを辞めたいと考えるということは、他社MRになりたいということではないということであれば、大半が未経験の職種への転職になりますので、年齢が重要ということになります。

年齢が若いということは、逆に現キャリアも短いということですので、他のキャリアも踏みやすい状態にあるということです。

特に、採用側としては、育成を考えた場合に採用しやすいため、なるべく若い人を取りたいと考えるのは当然です

第2新卒レベルであれば、新卒とそう変わらない育成に当てられる時間もあるため、選択肢も非常に広いです。

 

私の場合はどうだったかというと、27歳で転職をしました。

MRとして6年が経ち、選択肢が狭くなってきていたタイミングでしたが、業界を変えないということにより、転職を成功させました。

 

業界を変えない転職とは?

 

ヘルスケア関連なら30歳まで、それ以外なら25歳までが適切

MRから転職先は、年齢によって選択できる幅が異なります。さらに、年齢が上がってくることでMRの場合は、年収がぐっと上がってきていることがあるため、年収が下がらない選択をする必要があります。

そこで選択すべきなのが、業界を変えない転職です

 

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25歳まで

転職先を比較的幅広く見ることができます。年収も他業種と比較しても大きく差がないかと思いますし、今後への育成期間等を考えても、いろいろな他業種へに転職が可能な年齢です。

逆に選択肢が多い分、自分が何がしたいのかを見極め、判断する必要があります。

 

30歳まで

26歳ぐらいから、年収の兼ね合いやこれまでのMRのキャリアを考えると、選択できる転職先が減ってくるラインとなります。

そこで、選択肢として多く挙げられるのが「業界を変えない転職」です。

業界を変えない転職とは、MRの製薬業界や医療業界といったヘルスケア関連の業種への転職を考えるということです。

これは、未経験への転職となると、これまでのキャリアが活かせず年収が下がってしまうということに対して、医療に関わる知識や経験の部分を活かすことで、未経験という部分をフォローし、年収を下がらないようにするという選択です。

 

例えばどういう職種になるかというと、以下のような職種・会社が挙げられます。

  • 医療系広告代理店
  • 医師向け情報サイト(エムスリー、ケアネット等)
  • 医療コンサル
  • など

こいった医療に関連した業種を選択することで、選択肢は狭くなりますが、これまでのキャリアを活かしながら、新たなキャリアを広げることができます。

 

 

MRから転職してやりたいことは

やりたいこと

では、具体的にやりたいことは、何なんでしょうか?

「それがわかれば苦労しないよ」と言われそうですが、多くの方が何がしたいのかわからないと感じていると思います。

正直、こればっかりは、人に聞いて分かることではないです。こんな仕事があって、年収が高くて、どうですか?と言われても、やりたいことではないけど稼げるから選択するだけであって、根本のやりたいことからはずれてしまうかなと思います。

せっかく転職したいというきっかけを得たのであれば、何がやりたいのかをしっかり分析してみるのが良いと思います。

その方法については、主に2つです。

「自分でやる」か「人に手伝ってもらう」かです。

 

自分でやる

自分でやるという強い意気込みのある方は、以下の書籍がオススメです。

自分自身を客観的に見ることは難しいですが、それを自分自身で実施できる方法として、Webテストで判別するというものです。

簡単な心理テストみたいなのではなく、30〜40分かけて回答し、より細かく自身の強みを分析されます。

分析して終わりではなく、その強みの活かし方まで教えてくれるため、自分自身でやるという方には最適な書籍です

Amazonのビジネス実用本ランキングの6位に入っていました。

 

人に手伝ってもらう 

人に手伝ってもらうという人は、キャリアコンサルタントに相談することです。

転職エージェントではなく、キャリアコンサルタントです。転職エージェントに相談するのもありだとは思いますが、求人あり気になってしまう部分もありますし、自己分析に時間をかけてくれるところも多くはないでの、キャリアコンサルタントに相談するのがオススメです。

キャリアコンサルタントについては、キャリアのライザップと呼ばれている「ポジウィルキャリア」がおすすめで、ここは求人を紹介しないことが特徴で、求人ありきの話にならないため、しいかりと自己キャリアを考えることができます

ただ、本来は、ライザップと同様に成果にお金はいとわないといように費用がかかりますが、今45分間の無料相談を受け付けています。

45分の無料相談を使って自分の棚卸しをして、書籍を利用するとか転職エージェントに相談するという活用法が良いと思います。

 

求人は流動的

ここまで話ししてきて、転職活動をしようかなと思ったかたいらっしゃるかもしれないですが、今転職しなくても良いです。

という気持ちで始めてもらいたいなと思っています。絶対転職しないといけないというスタンスではなく、良い求人があれば受けてみるというスタンスで、しっかり吟味し、失敗のない選択をしてほしいです

そのためにも、やりたいことを明確にしておいてください。

 

あと、転職活動をするとまでは行かない方も、やっておいて欲しいことがあります。

それは、求人の紹介を受けられるまたは求人を見れる状態にしておくということです。

企業からの求人は、流動的に動いています。魅力的な求人もぽっと出てすぐに埋まってしまうこともあるため、今から情報を収集しておけば、取り逃しにくいですので、情報を取れる環境は整えていて欲しいと考えています。

 

まとめ

MRを辞めたいと思った時に、考えるべきことを紹介しました。

以下簡単にまとめです。

 

■MR辞めたい

■辞めたい理由の精査

(長期的な目線でも考える)

↓ 

■MRから転職するなら、年齢が若いうちに

■26歳超えていたら、業界を変えない

■やりたいことを明確にする

・自分で見つける

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレング

・人に手伝ってもらう

キャリアの無料相談はこちら

■いつでも情報を取れるように、転職サイト等に登録する

 

以上、今悩んでいることに少しでも力になれた記事となりましたら嬉しいです。

 

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未経験からMRへの転職を目指す場合にあると良いスキル・経験

「MRって高収入で、医薬品の営業なんですよね」とMRに興味のある方へ、ぜひMRへの転職をおすすめします

それは、なぜか。

 

通常の営業職の仕事をこなせているのなら、十分にMRでやっていけるからです。

しかも、200万〜300万円程度の年収の増額も期待できて

 

では、MRを目指すのに必要なスキル・経験はというと、下記があれば十分です。

  • 営業経験があること
  • 自動車運転免許があること

(自動車運転免許があれば転職できている事例もありますよ)

今回は、未経験からMR転職を目指すのに必要なスキル・経験について説明していきます。

 

この記事の対象者

  • MRに転職をしたいと思っている
  • MRになるための必要なスキルを知りたい
  • 年収を上げたい方

 

それでは見ていきましょう。

 

スキル・経験

 

MRへの転職において医療知識はなくても良い

MRは、医療に携わることになるため、必要となるのが医療知識です。医療制度から疾患知識まで、幅広い知識が求められます。

ただし、それはMRになってからの話です。

未経験からのMR転職においては、正直、医療経験はさほど重要視されていません。もちろんあるにこしたことはないですが、未経験でのMR転職においては、多くの方が他業界からの転職者であるため、医療知識というのは二の次であることが多いです。

医療知識においては、MRとなってから、現場でいやという程学ぶ機会もありますし、入社後に「MR認定試験」を受けることになるため、その際に体系的に学ぶ機会があるため、採用条件にはならないです。

逆に、MRからMRといったステップアップにおける際には、医療知識やどういった領域におけるMR経験があるかなどが重要となってきますが、未経験の方においては、医療知識は求められないので安心してください。

 

医療知識がないにしても、志望動機については、医療に関連した職種であるため、何かしら医療貢献したいと思ったキッカケみたいなものがあれば、良いと思いますので、過去の経験を絡めて考えてみると良いでしょう。

 

医療知識は必須じゃないにしても、バックグラウンドとして理系出身者のほうが優遇される?

 

文系出身でも大きな問題はない

文系

医療知識にも関連したことですが、自身の学歴が文系出身であっても問題はありません

これも、理系のほうが医療知識の習得が早いかな、という印象はありますが、MRの半数程度が文系出身ということもあり、出身は大きく問題にはなりません。

出身でいくと、学歴のほうが影響は大きいです。

(これは、MRに限った話ではなく、転職においても学歴が良いと書類が通りやすいなどはあります)

 

出身が文系・理系に関わらず、MRに入社後に医療関連知識を学ぶことが、「かなりの抵抗があるよ」という場合には、入社後がつらいかもしれませんので、他の職種を選択したほうが良いかもしれません。

 

でも同じ営業職で転職を検討するのであれば、MRが良いのではと考えています。

 

MRは他の営業職よりも簡単かもしれない

簡単

MRは他の営業職と比べて、簡単だなと思うところがあります。

理由としては3つあります。

  1. リテラシーの高い医師に対する営業である
  2. ルールに縛られている
  3. 価格の交渉がない

リテラシーの高い医師に対する営業である

MRは、医師という限られた方を主な営業対象となります。他の営業職においては、業界にもよりますが、個人〜企業というように、様々な方へを対象とすることがあります。

しかも、その方のリテラシー(品格という意味で)も様々であり、非常識な要求を受けることもあるように思います。

一方で、MRはにおいては、医師という社会的にも地位の高い方を対象に営業するため、非常識な要求は多くありません(多少ありますが)。

そういった面においては、他の営業職よりも仕事はしやすいのではと思います

 

ルールに縛られている

昨今、製薬業界においては、接待禁止や贈与物に対するルール等が大きく変わり、どんどんと厳しくなってきています。

これまでそれを武器として営業してきた方にとっては、やりにくくなったと感じるかもしれませんが、私はルールによって自分自身を守ることができるようになったと考えています。

まず他の業界においては、接待や贈与物に対するルールが製薬業界ほどにルールを設けている業界はないため、逆にいうと接待等を求められることが多い状況があります。

製薬業界においては、一昔前まではMRは個人に接待用の予算がかなり与えられており、使い切らなければいけないという時代がありました。

そのため、MRは接待が激しい、体育会系の印象が非常に強かったかと思います。

現状のMRにおいては、接待をするにも簡単にはできないルールが設けられており、頻繁に実施することができません。

MRを目指している方の中にも、「お酒があまり飲めない」「接待多いのは嫌だ」「体育会系のノリは苦手」という方がいらっしゃると思いますが、安心してMRに転職してもらっても良い環境になってきました

ルールによって自分自身の身を守ることができるので、これまで以上にMRが魅力的になってきたかなと感じます。

 

価格の交渉がない

これはMRの特徴の1つとなりますが、価格の交渉がありません。

MRが価格の交渉をしない代わりに、MS(医薬品卸)が価格交渉を担っています

通常、営業職といえば、価格交渉までを含めて営業力と言われると思いますが、価格交渉があることがMRからすると、他の営業は大変だなと思います。

製品の情報等から医薬品が採用になったら、あとはMSさんに価格や納入はお任せとなるので、自身の役割がはっきりしていて、非常に働きやすいです

 

これら3つの要素からもMRは他の営業職よりも難しくないなと感じます。

 

では、ここまで聞いて必要なスキル・経験って、という話ですが、他の営業職よりも簡単だということは、これまで営業経験があれば、即戦力となるのではということです。

 

MRへの転職において、営業経験や販売経験があれば進みやすい

進みやすい

MRへの未経験からの転職におけるスキル・経験として、やはり営業経験があることが望ましいと考えています。

やはり、MRにおいてもベースとなるのは営業であり、営業経験があることで活躍することが期待できます。

あとは、販売経験もMRに活かせる経験であると考えています。

MRは医薬品の特徴をプレゼンし、医師(患者)にとってメリットを感じてもらうことで使用してもらうことができますが、何か製品を販売する経験があれば、そういった点に活かせるため、販売経験もMRに向いている経験と言えます。

 

最後に、MRへの転職に悩んでいる方に、年収の面ではかなりおすすめだと言いたいです。

 

年収増額に対してのMRへの転職ハードルは低い

ハードル

MRへの転職で最も良い点は、何を言っても高い年収と手厚い福利厚生です。

通常の営業職やサラリーマンと比較して、200〜300万円(大手になればもっと)ぐらいの年収アップが期待できるため、MRに転職することで大きく人生が変わると言っても言い過ぎではないと思っています。

世間の平均年収ぐらいしかもらっていないから、もっと高年収になりたい等思っているのであれば、MRは最適な選択ではないでしょうか。

 

他に年収をあげようと思った場合には、特殊な資格が必要であったり、入社までのハードルが高いなどあるため、年収対ハードルは最も効率が良い選択であるように思います。

MRに必要な資格は、自動車運転免許だけですからね。

 

あなたの現在の市場価値とMRの平均年収800〜1000万円とどれぐらい差があるか比較してみてください。十分な転職へのモチベーションになると思います。

市場価値の判定は、こちらがおすすめです。

 

まとめ

MRの転職において、実はこれといったスキル・経験は必要ありません。それにも関わらず、高い年収が期待できるため、転職希望者が多いという実態があります。

そのため、そういった意味でハードルが高くなってしまっていることを考えると、転職エージェントを利用して、対策をした上でMRへの転職活動を進めることが重要になります。

MRの求人は、流動的に変わってきているので、MRへの転職を希望されているのであれば、転職サイト等に登録し情報を収集しておいてください。

より良い転職ができるように祈っております!

 

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MRに転職で未経験でも年収アップが期待できる!MRへの転職のポイントまとめ

未経験からMR(メディカル・リプレゼンタティブ)への転職を検討している方向けに、MRへの転職のポイントをまとめました。

どんな仕事で、どんな人物が向いているのか、転職のポイント等、MRへの転職に必要な情報はこちらの記事にすべて入れていますので、この記事を読むことで、すべて網羅することができます。

 

私は、大手製薬メーカーでMRをし、その後マーケティング関わる職種に転職した経歴を持っています。実際にMR経験もあるため、必要とされるスキルや仕事の特徴等も、実際と乖離なく紹介することができると考えています。

 

この記事の対象者

  • MRに興味がある
  • 年収を200万円上げたい
  • MRに転職したいけど、悩んでいる

 

では、見ていきましょう。

 

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営業マン

 

 

未経験でもできるMRの仕事とは

MRとはメディカル・リプレゼンタティブの略称で、医薬情報担当者を指します。

主に、自身の担当エリアの医師に対して自社医薬品や関連の医療情報の情報提供が仕事になります。それに伴い、自社医薬品の普及・発展を目的として、営業の側面があり、目標売上に対してしっかりと数字を上げていくということも重要な役割です。

 

MRの特徴は、「医薬品の情報提供」と「自社医薬品の営業」の2軸で役割を担っています。

医薬品の情報提供は、MRの独自性がある点で、情報提供するのが「保険商材」や「金融商品」ではなく医療に直結した情報です。

 

「自分が提供した情報で、患者さんの人生に影響を与えたいと思いますか?」

 

この質問に対して、どう思いましたか?

 

やりがいがあるなー、と思いましたか?

 

重いなー、と思いましたか?

 

医薬品の種類によっては、本当に人生に影響を与えます。

この薬剤を採用させる・使える状況ににある医療機関がどうかで、その患者さんがその治療を受けられるかどうかが決まってくるようなこともあるので、MRの役割は大きいです。

この点においては、本当に他の営業職とは大きく異なる点になりますので、やりがいにつながったり、年収が高い理由にもなっていると思います。

 

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転職先のMRが所属する会社(製薬メーカー)の種類

会社

 

製薬会社には、業態や取り扱う医薬品によって、大きく3つに分けられます。

  • 先発医薬品を主に扱う先発メーカー
  • 後発医薬品(ジェネリック)を扱うジェネリックメーカー
  • MRの派遣業務を行うCSO会社

 

先発品メーカー

主に製薬業界の主体となる会社で、主に新薬を取り扱っています新薬に携われる機会が多くMRとしての経験も多く積めます。ただし、先発メーカーにも大小があり、入社以来新薬に触れることができないような会社もあります

 

新薬となると、医師側にとっても新しい情報となるため、深い知識を身に着けて情報提供をする必要があります。

 

転職先としても最も人気であり、未経験での入社のハードルは高い傾向があります

  • 担当エリア:比較的狭い(取扱の薬剤数が少ないやベンチャーの場合は広い)
  • MR数:かなり多い
  • 年収:年収は高く、入社後の増額も期待できる30代には1000万を超える

コメント

MRとして働くのであれば先発品メーカーを選択することを推奨します。専門的知識が身につくことや高年収、そして働きがいという点において先発品メーカーが一番です。

私は、先発品メーカーのMRとして働いていましたが、次のステップ(転職)をすることになっても、ある程度のネームバリューがあるため、評価も高いケースが多いです。

 

後発品メーカー

ジェネリック医薬品を主体とした製薬会社で、先発医薬品の特許切れした薬剤を低価格で販売しています

既に市場にある医薬品の情報提供となるため、あまり深い知識を必要とされる場面は少ないと言えます。

 

転職先としては、先発品メーカーよりも難易度は下がるため、未経験でのMRを志望する方にとっては、狙いやすい製薬会社です

  • 担当エリア:広い
  • MR数:先発メーカーよりは少ない
  • 年収:先発メーカーより低く、600〜800万

コメント

他業種からの転職において、先発メーカーへのステップアップとしての選択であれば、後発品メーカーへの転職もありだと思います。

 

CSO(コントラクトMR)

製薬会社に対してMRを派遣することを事業としている会社です。よくある派遣会社と混同されていることも多いですが、MRを2〜3年という期間限定でレンタルしている事業で、短期間での成果を求められることも多いため優秀な方が多い印象です。

 

プロジェクトによって派遣される製薬会社も異なり、扱う医薬品の領域が変わるケースも多いため、様々な経験・知識を身につけることができます

 

転職先としては、未経験の採用をしていることもあり、比較的ハードルは低いです

  • 担当エリア:プロジェクトによる
  • MR数:多くない
  • 年収:先発メーカーより低く、600〜1000万

コメント

医薬品知識や様々な会社の経験を積めることは、非常に成長スピードも早く、業界知識も身につくため、未経験の方がMRを目指す場合には、おすすめの転職先です。

 

未経験でもMRへの転職に向いている人物像・スキル

人物像

MRに向いている人物像やスキルは、以下のものが挙げられます。どれかひとつ欠けても大きく支障はないですが、全て揃っていると、抜群の成果を上げられると思います。

 

それではひとつずつ説明します。

  • コミュニケーションが得意
  • ガッツがある
  • 一定の勉強意欲がある
  • メカニズムを理解するのが好き
  • 自己管理能力が高い

コミュニケーションが得意

MRは医師に対しての情報提供が主な仕事ではありますが、看護師やスタッフ、薬剤師、MSさん等の様々な方とコミュニケーションを取る機会が多いです。

そのため、いろいろなタイプの方を相手に臆することなくコミュニケーションが取れることが非常に重要です。慣れもあるため、人と話すことが嫌いでなければ、うまくコミュニケーションを取っていけるようになるとは思います。

 

ガッツがある

これは営業に共通したことですが、特に医薬品においては、すぐに成果につながらないことが多く、足繁く得意先に通い、繰り返しの医薬品の情報提供をすることで、採用や処方につながっていきます。

また、競合薬剤が採用になった場合においても、くじけずに訪問し続けることも必要ですので、ガッツがあるという点も重要な要素です。

 

一定の勉強意欲がある

どうしても薬や疾患については、勉強が必要になりますし、新しい情報を取り入れて情報提供が必要な場面が多いため、最低限の勉強意欲がなければ、医師から信頼を勝ち得るMRとして不足してしまう要素かと思います。

特に、病院担当になると、より学術的な話題も増えてくるため、全く勉強はしたくないということであれば、MRを選択するのはおすすめしません。

 

メカニズムを理解するのが好き

機械のシステムや何かの原理、また薬の作用機序、病気の原因の理解等、そういったメカニズムを理解することが好きな方は、勉強することに抵抗はあまりないように思います。

解明されていない部分もありますが、基本的には、病気も薬剤もメカニズムがあるため、それらを理解することで医師との話に深みも出るため、こういったことに興味がある方は、楽しく勉強することができます。

 

自己管理能力が高い

実は、これが意外と最も大事な要素で、MRは基本的に誰かに管理されることなく、自分で訪問スケジュール等を決めます。自分でサボろうと思うと、いくらでもサボれてしまいます

そのため、自己管理能力がないと、担当先への十分な訪問ができず、実績が伸びず苦しむことになってしまいます。

 

 

これら人物像・スキルは、なくても十分に通用している方がいるのも事実ですので、当てはまらないからといって諦める必要はないかなと思っています。

 

自分のキャラや得意な要素があれば、それがヒットして評価されているMRを多く見たことがありますので、MRに興味があれば、十分にチャレンジする価値はあると思います。

 

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未経験からMRへの転職のメリット・デメリット

メリットデメリット

MRへの転職を進めるにおいて、メリットとデメリットを理解しておく必要があります。MRのメリットよりも、デメリットがどれくらい受け入れられるかによって、MRに転職するかどうかを決めると良いかと思います。

 

メリット

  • 年収が高い
  • 製薬業界での経験が積める
  • 医療知識が身につく
  • 福利厚生が手厚い

デメリット

  • 全国転勤がある
  • MRからの社内の発展性が低い
  • 数字のプレッシャーがある

 

MRのメリット

最も大きなメリットとしては、やはり「高い年収」です。営業職の中でもかなり高い部類に入ります。

 

しかも年収が高いだけではなく、福利厚生(営業手当てや住宅手当等)もかなり手厚いため、実際の手取りはもっと多い場合もありますので、現職の年収がに不安がある場合や高い年収を稼ぎたいと思っている方には、かなりのメリットです。

 

また、製薬業界そのものが高年収であるため、MRとしてこの業界に入るということも、実は利点としてあったりします。

 

後ほど紹介しますが、MRの将来性が不安ということも昨今言われておりますが、一度MRで製薬業界もしくはヘルスケア業界に入ることで、キャリアとしての発展性を得られるため、MRを目指すことは悪くない選択だと私は考えています。

 

MRのデメリット

ここまでMRの良さを話しましたが、このデメリットを受け入れられない場合は、MRに転職することはおすすめしません。

 

まず第一に、全国転勤があるということです。MRの転勤については、以下の記事で詳しく触れています。

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MRは全国転勤がベースとなっているため、会社の指示に従って全国どこでも転勤がつきものです。結婚していても、子供がいても転勤は避けられないため、全国転勤が難しいと感じる方は、MRの選択をやめたほうがよいかもしれません。

 

ただ、全国転勤がないMRもありますので、そちらの選択を検討しても良いかもしれません。詳細は上記記事に記載しています。

 

あとは、社内の発展性が低いという点ですが、MRからのキャリアチェンジがしにくいということです。製薬会社内においては、MR以外の本社機能に関わる業務や学術担当等ありますが、社内異動が難しい傾向にあります

 

これは人によってデメリットと感じるのか感じないのかは、個人差ありそうですが、私はデメリットと感じるため、挙げさせていただきました。

 

最後にMRの将来性についてです。

 

MRの将来性

雲行き

MRの将来性については、昨今製薬会社の早期退職を募ることなどが話題となっていました。そのような点からMRの不要論等が定期的に言われたりしています。

実際に、ピーク時に比べてMRの数がどんどんと減ってきている傾向があります(以下記事参考)。

 

製薬会社の動向を見ていると、ある一定数を減らし、MRの質向上を図っている様子がうかがえました。

 

MRが不要ということではなく、MRを適切な数にしていくという流れであるため、MRが不要になることはないと考えています。

 

また、製薬会社の所属MRを減らし、コントラクトMRを起用していくという流れもあるかと思いますので、コントラクトMRの需要もしばらくはなくならないため、コントラクトMRからMRを目指すということも問題ないです。

 

将来性という意味では、安定感はあるとは言えますが、しっかりと残っていくMRとなる必要性はあると言えますね。

 

まとめ

自身の経験上、MRは高年収であり、周りの友人と比較しても外車に乗ったり生活水準は高かったです。また、医師というリテラシーの高い方とお付き合いできることも、普段の生活では接しない部分でもあるため、勉強になったと感じています。

 

現状は、MRから転職し、他業種についていますが、MR経験があったからこその今があるため、「現状を変えたい」「年収を上げたい」という方にとっては最良の選択になると思います。

 

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MRが転職後に活かせるスキル

MRから他業種転職を考えている時に、転職後に活かせるスキルって何があると思いますか?

ぱっと浮かぶところだと、プレゼンスキルですかね?

MRを通してどういったスキルが身についているか、転職活動における自己PRにも重要ですし、実際に転職後に強みだなと感じたスキルがありましたので、今回はそのあたりをまとめていこうかと思っています。

今回この記事を読むことで、転職活動における自身の強みを明確にすることができ、MRの強みを把握することでよりスムーズに転職先の選定にも役に立つと考えております。

 

私は、MRからマーケティング関連の職種に転職した経験を持っています。その中で実際に経験したことから、使えると感じた情報をまとめていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

 

では早速見ていきましょう。

活躍

 

 

MRの転職時に活かせるスキルは大きく2つに分かれる

活かせるスキル

MRの転職時に活かせるスキルにおいては、「営業的スキル」「MR独自スキル」の2つに分かれると考えています。

MRは、営業という側面と、医療業界で対医師をクライアントとした特殊性があります。そのため、営業としての共通したスキルと、MRの独自スキルの2つに集約されます。

それぞれのスキルの中でも、自身で強みと感じる部分があれば、それを活かすことができる職種も後半に紹介しているので、転職先の検討の参考にしてもらればと思います。

 

営業的スキル

営業

営業的スキルは、MRの営業の側面にフォーカスを当てたスキルとなりますが、他業種の営業とも共通して身につくスキルだと考えています。逆にいうと、他の営業にもスライドして使用できるスキルとも言い換えることができます。

主には、下記が営業的スキルに分類されます。

  • プレゼンテーション力
  • 情報収集能力
  • コミュニケーション力

 

プレゼンテーション力

プレゼンテーション力は、短時間の情報提供や説明会等を通して、いずれのMRでも身についているであろうスキルだと思います。

これだけ定期的にプレゼンする職種も多くないですし、質疑応答まで想定して力を入れる説明会も中にはありますよね。そう考えると、「プレゼンする力」と「プレゼンを構成する論理的思考」という点も、このプレゼンテーション能力に含まれており、他の営業職よりも秀でた部分とも考えられます

実際に、私の周りのMRからの転職してきたメンバーを見ると、いずれもプレゼンが上手で、逆に他の職種から転職してきた方を見ると、プレゼンの進め方やストーリーの立て方があまり上手ではないなと感じます

こういった点からも、転職後も十分に活かせるスキルと思います。

 

情報収集能力

情報収集能力においても、他の職種よりも強い部分だと考えています。

MRの情報収集というと、「医師から直接ニーズの把握」、「看護師・スタッフからの状況把握」、「薬剤師からの処方状況や使い方等の状況把握」、そして「MSやMRからの横の情報共有」といったように多肢に渡ります。

考えている以上に、かなり情報のやり取りをしており、情報戦である特徴があります。

このような状況下で仕事をしていても、実際には情報収集能力が身についているという実感はないかもしれませんが、多方面から情報を集めて、それに対する打ち手を考えてきた経験はかなり身になっていると思います

 

コミュニケーション力

営業的スキルの3つ目としては、コミュニケーション力です。

これは言わずもがなだと思いますが、MRは様々な職種(医師、看護師、スタッフ等)のいろいろな人とやりとりすることが必要な職種です。

そのため、多種多様なタイプの方と、適切にコミュニケーションを取ることで、どんな方ともそつなく関係構築ができるのではないでしょうか。

医師の中には、気難しい方や言い方が悪いですが変わった方も多く、そういった方とも相手の所作からタイミングを見て採用の依頼をするなど、本来は難しいのではと思います。

ただ、知らずしらずのうちに、スムーズにできるようになっており、コミュニケーション力が身についていますよね。

まあ最初から誰とでもコミュニケーションを取れますよという方が、MRには多いと思いますが、私は後天的に身についたタイプでした。

 

では、続けて、MRI独自スキルを確認します。

 

MR独自スキル

独自

MR独自スキルとは、他職種では得られない、MR経験から得られるスキルと考えています。

主に下記2つです。

  • 医薬品・ヘルスケアの知識
  • 医師に対する営業経験

 

医薬品・ヘルスケアの知識

MRとして、医薬品の情報提供をすることで、関連した医薬品やヘルスケアの知識が身についています。医療関係者以外で、こういった知識を活かしたり身につけたりすることも少ないため、これはMRの独自スキルと言えると考えています。

また、医療制度といった部分にも大きく関わっているため、幅広い医療知識という面では、ヘルスケア業界においては多方面で活かすことができるスキルです

また、実臨床における医療知識というのは、情報として得られづらい部分になりますので、直接医療関係者から得られる情報を持っているというのは、強みとして活かせる知識というように思います

 

医師に対する営業経験

医師に対する営業経験は、MRでしか経験できないことだと思います。MRの方は、重々理解されていることですが、医者って一癖も二癖もある方が多いです(すいません、普通な方もいますが)。

ただこの医師の特徴というのは、MRとして接してみないとわからないことが多く、医薬品のプロモーションやマーケティングといったことにおいては、現場を知らないと機能しないことが多いです。

医師の特徴を知ることは、実際に営業をしてみないことにはなかなか伝わらないことも多く、MR独自の経験・スキルではないかと考えています

 

ここまで紹介したようにMRの経験から得られるスキルは、「営業的スキル」と「MR独自スキル」の2つに分類されることがご理解いただけたかなと思います。

それぞれのスキルを活かせる職種として、MRからの転職先として多いもの紹介します。

 

営業的スキルが活かせる主なMRの転職先

営業的スキルが活かせる職種は、下記が挙げられます。

営業全般は、価格交渉以外の部分では十分に活かせるところです。

広告代理店においては、製薬会社等のクライアントからニーズを汲み取り、情報媒体を作成していくため、「コミュニケーション力」「情報収集能力」を活かスことができます。特に、他社とコンペによって案件を取っていくこともあるため、そういった部分では「プレゼンテーション力」で、かなり差がついてきます。

医療系コンサルティングファームについては、3つとも活かせることができますし、特に「論理的思考力」がコンサルには非常に重要となるため、それの素養が論理的なプレゼン構築や情報提供等で身についていると考えています。

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MR独自スキルが活かせる主なMRの転職先

MR独自スキルは、主にプロモーションやマーケティング関連で活かすことができると考えています。主には下記職種が挙げられます。

医師向けの情報提供メディアというと、エムスリーやケアネット等のプロモーションを意識したメディアとなりますが、現場感やMR独自の視点により、効果的なプロモーションを考えることができます。

また、医療系マーケティングリサーチ会社は、医療に特化したリサーチとなるため、医療知識や現場感ということが重要となるため、MR経験を活かすことができます。

 

医師との独自コミュニケーションの面では、下記が当てはまります。

  • CRA(臨床開発モニター)

CRAにおいては、医療関係者とのコミュニケーションが必要となるため、MR経験により問題なくやり取りができることになりますし、医療知識という面も活かすことができます。

 

MR独自スキルを活かした転職先については、実際にMRからの転職者が多く、活躍しているケースが多く見受けられます

また、MRの独自スキルを活かすことにもなるため、他業種転職の中でも、年収も下がりにくく、その面でも人気の職種となります

 

まとめ

MRが転職後に活かせるスキルとしてまとめましたが、上記は実際にMRからの転職者を見た際に多くの方で身についているなと感じたスキルです。

これら以外にも、あなた独自に身についているスキルがあると思いますので、「上記のスキル×自分の独自スキル」で、よりあなた自身の市場価値が上がってきます

そのためにも、あなた自身の独自スキルをしっかりと棚卸しすることが非常に重要です。転職市場における自身の価値向上のためにしっかりと自己分析を進めてください。

 

もし、自身で強みの分析が難しいという場合には、キャリアコンサルティングに相談することもおすすめしています。私自身も、自分では気づかない視点で強みを見つけるキッカケにもなりましたし、転職先選定を明確にすることもできました。

転職求人を紹介しない、キャリア相談に特化したサービスを展開しているポジウィルキャリアで、45分の無料相談を実施しているので、無料部分だけを活用するのもありです。不安がある場合には、活用してみてください。

 

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焦りは禁物!MRの転職で焦ることで起きる3つの弊害

MRからの転職活動において、どうしても焦ってしまう場面は多くありますよね。

「採用先がなかなか決まらない」「選考が重なり余裕もなくなる」「手持ちの転職先が減っていく」等、嫌でも焦らせる要素が揃っているの転職というものです

その焦りから起きる弊害が、かなり厄介ですので、そうならないためにも意識しておくことが必要です。

今回は、焦ることによる弊害がどんなものかを知ることで、自分が焦ってしまっているのではと気づくことができること、また、これから転職活動を考えている方がそういったことにならないように、記事を書きました。

 

私は、MRから転職し、第一希望のマーケティングに関わる仕事に転職した経験を持っています。MRからの他業種転職の成功体験から、MRから転職を希望する方向けに記事を書いています。

他の記事も興味があればご覧ください。

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弊害
 

 

転職に対する焦りから準備をないがしろにする

準備

これは意外と多いと思っています。特にMRで。

なぜかというと、MRという職種についている方は、基本的に優秀な方が多く、それなりに仕事もこなしている方が多いです。そのため、簡単な準備である程度できてしまうため、事前準備をないがしろにされやすい傾向があるかなと思っています。

それが焦る環境におかれてしまうとどうなるかというと、さらに準備を怠ってしまうことになってしまいます。

転職における職務経歴書や面接の準備は、本当に重要で、ぶっつけ本番では良い結果を生みません。

簡単に転職が可能な先においては、それなりの仕事でそれなりの年収しか期待できません。一方でハードルが高く、競争が激しい先では、多くのリターンが期待できます。

転職は早くすることが重要ではなく、より希望にあった会社に転職することが目的ですので、どっしりと腰を据えて準備をし、焦らずに進めることが重要です。

 

焦りが表面に出てしまう

焦る

焦りが表面にでることについては、就職活動時に経験したことがあると思いますが、内定が出ると、他にもどんどんと内定が出るといったものです。

この現象は、転職活動にも言えるもので、転職がしたいがために前のめりになり過ぎたり、なかなか決まらず焦ってくると、それを人事が読み取ってしまいます。

さらに、面接の環境において最も重要と言えるのが、自信を持って話せているかということです。どんなに良い人材で、受け答えが素晴らしいとしても、自信があるのとないのとでは、結果に大きく差が生まれてきます。

ヒトはコミュニケーションの情報処理において、視覚情報4割、聴覚情報5割、言語情報1割で認識しています。上記のように、受け答えが素晴らしい=言語情報のみでは、残りの9割が焦っているいたり、自信のない表情であった場合、よい結果が得られないのは必然であると言えます。

 

希望年収よりも低いオファーを受ける

安い

これが最も多い弊害です。転職活動に時間をかけて、一生懸命頑張ってきたことにより、当初考えていた目的や目標を見失ってしまい、転職ができることが目的にすり替わってしまっているケースです。

行動経済学でいうサンクコスト効果ですね。

サンクコスト効果とは、ざっくりいうと、これまで時間もお金もかけてきたのだから、それを取り戻さないと結果を出さないとと、撤退する(やめる)という判断が取れないことを指します。

まさに、転職活動に時間をかけてきて、かなりの労力をかけてきたのだから、転職というゴールを叶えるまではやめられない状態になっているということです。

これによって、目標としていた年収から大きく下がっていたとしても、とにかく転職しなければとなってしまい、結果、大幅に年収を下げて転職してしまうという状況に陥ってしまいます。

目標年収および現状の市場価値による年収を把握しておくことでも、オファーの年収が適切かを知ることもできますので、ひとまず現状の年収を把握しておきましょう。

 

焦らない対策方法

解決

対策方法はいたってシンプルです。活動を開始するまでにしっかりと時間を掛けて準備をするということです。

始めから本腰を入れて転職活動を始めると、転職市場に対する情報も持っていない、自分の市場価値も知らない、希望職種や希望年収もあいまいだとなってしまうと、転職活動が始まるとトントンと話が進んでしまい、自分の軸が決まる前に選択に迫られてしまうことになってしまいますし、何となく受けてしまい良い結果が得られないということも往々にしてあります。

本腰を入れて転職活動をする前から、常に転職サイトや転職エージェントを利用し、情報を取りつつ、また自分の市場価値を知りながら、しっかり地固めをしておく必要があります

 

年収が高い人の転職活動の仕方

年収高い

年収が高い人の転職活動の仕方を聞いたことがありますが、その人は常に転職活動をしていると言っていました。

現職で成果を残しつつ、常に優良求人を探しており、現職にも転職に対しても同じ比重をおいていました。

つまり、どちらにおいても適度のプレッシャーをかけているということです。

プレッシャーが高すぎても、高いパフォーマンスを出すことはできないため、どちらにおいてもバランス良くウエイトを置くことにより、どちらも高いパフォーマンスを出すことができると、まさに焦る環境を作らないということだと思いました。

 

転職活動においては、「始めます」とするものではなく、常に環境を読みつつ進めていくことが、より良い転職活動の環境づくりとして重要だということがこのことからもよくわかりました。

 

まとめ

転職活動は、長期化するほど体力を消耗します。ただ、焦って進めることでは良い結果を生みません。

転職を成功させるポイントは、「常に転職を意識し、情報を取っておく」「自分の市場価値を知り、それを上げるためにも現職の成果も出す」が重要です

転職活動を始めていて、焦りを感じる状況の方は、今一度転職の目的を考え直してみてください。

また、これから転職活動を始めようと考えている方は、まずはしっかりと情報を取り、自分の転職の目的を明確にしておいてください。 

 

今後のキャリアについて、悩んでいる方は、一度キャリアコンサルティングに相談してみることで、かなり明瞭になると思います。

現状、まだ具体的に進めるつもりがない場合や、求人を紹介されるのもちょっと抵抗があるという方は、無料で求人紹介なしで45分キャリアについて相談してみるのがオススメです。

 

以上、参考になれば嬉しいです!

転職の進め方については、下記にまとめています。

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【必須スキル】MRから転職時に年収を下げない方法

MRからの他業種転職において、未経系かつ元の年収が高いことから、転職時に年収が下がってしまうことは避けられないケースが多いです。

そのため、それが転職を諦める理由や転職先を選ぶ際の障害になっているということをよく耳にします。私自身もマーケティングに関わる職種への転職を成功させましたが、その際に年収が下がってしまいました(下げ止まりさせることはできた)。

ただ、この経験や他のMRからの転職者の状況から、年収が横滑り、もしくは大きく下がらない事例も見えてきました

今回の記事で年収が下がらない・下がりにくい場合の必須スキルをまとめました。転職活動までにこれらスキルを身につけるまたは向上することで、年収を下げずに転職することができますので、確認してみてください。

スキル

 

 

ポテンシャル採用における基礎力の向上

MRからの他業種転職においては、基本的にはこれまでの実務経験を評価して採用するというよりか、それが新しい業種に対してどの程度活かせるか・活躍できるかを判断するポテンシャル採用となります。

ポテンシャル採用となると、経験者に比べると年収が下回る傾向がありますが、入社後に評価を得ることで年収がぐっと上がってくるケースもあります。

問題は入社時に下がってしまうということですが、基礎力が高いことで評価が高まり、下げることを抑制することができるケースがあります

基礎力については、転職する業種によって必要となるものは異なりますが、業種に対する期待値が高く評価される=ポテンシャルが高いと評価され、オファー年収が高く提示される可能性があるといったロジックとなります

業種によって必要となる基礎力が異なると言いまいたが、共通して評価が高まるスキルがありますので、それらを押さえることで、ポテンシャルを高く評価してもらえるようになります。

評価が高まるスキル

  • 英語力
  • パソコンスキル
  • ロジカルシンキング

 

英語力

英語力は大抵の職種で評価が高く得られます。TOEIC650点以上が最低ラインとなりますが、底上げできそうであれば、対策を講じておくとよいです。

また、年収が高いことが期待できるのは、やはり外資系企業が多いため、最低限の英語でのコミュニケーションを期待するところも多く、ある程度の英会話ができると尚良いです

また、一部で、製薬会社のマーケティング職を狙っている方もいるのではと思いますが、その際には英語力があれば、かなり道が開けますので、絶対に身に着けてください。

英語力に関しては、日本人は圧倒的にアウトプット不足であるため、文法等だけでなく、定期的に話す機会を設けることが重要です。

私は、営業中の午前中訪問の終わった後に30分程度で、スマホで受講していました。とにかく「気軽に」「習慣的に」英語を使う機会を設けることが重要ですので、受講にハードルの低いオンライン英会話が非常におすすめです

また、英語が身体に馴染むまでには、かなりの時間を要するため、とにかく早く始めたもん勝ちです。

マンツーマンで気軽に英会話を学べるおすすめとしては、「DMM英会話」と「レアジョブ」がおすすめです。会社でも採用している企業も多くあるため、この2つから選べば間違いないかと思います。

リンクを貼っておきますので、興味があれば見てみてください。

(私はレアジョブを利用していました)

 

本気で、英語を身につけたいという方は、既にもう始めているので問題ないと思いますが、今から本気でやりたいという方用に成果保証型のものも、リンクを貼っておきます。

これは短期間集中で成果保証をしているもので、その分コストは高くなりますが、最もリターンの大きい自己投資ですので、費用対効果は良いです。

 

英語の身につけ方について、いろいろと試したものがありますが、スマホを活用した方法がかなり身近にできるものでおすすめです。

LINEやSiriを使った方法で、以下の書籍にて紹介されていて、身近なもので始められるため、これも継続力が高かったのでおすすめです。こちらもリンクを貼っておきます。

参考書籍

英語日記BOY

 

自分にあった形で、継続して英語に触れておくことが本当に大事ですし、これからの英語は必須すきるとなるため、差をつけられる点になりますよ。

 

パソコンスキル

パソコンスキルもどの業種においても、パソコンを使用しないということはないため、このスキルも基礎として高めておいて損はありません。

ただ、元MRの方でこのパソコンスキルが高いという方に出会うことがほとんどありませんでした。実務においてEXCELやPowerPointを使用するといっても、今の仕事と比べるとたまにしか触っていなかったなと感じます。

つまり、MRの実務上では、スキルアップには難しいということです。

パソコンスキルは見落としがちですが、転職後の仕事効率にも大きく影響するため、採用側でも基本的なことはできるのかと確認をしています

学ぶ方法は色々とありますが、オンラインが手軽かついつでも学べるので良いかと思います。私は、EXCELやプログラミングを学ぶのに、Udemyを利用しています。

Udemyは動画ベースで学ぶスタイルで、いつでも時間がある時に動画を見て進めることができます。書籍価格程度で、かなりの情報を動画で得られるため、お得感と利便性がオススメな点です

こちらも気になる方はリンクを貼っていますので、確認してみてください。

 

 

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングは、ビジネスにおける必須スキルといっても過言ではありません。ただ、意外と軽視されていることが多く、これについて学んでいる方は多くないのではと思います。

実際には、ロジカルシンキングに関するビジネス書籍の多さからも、身につけるべきスキルであることは明白ですが、そもそもロジカルシンキングとなんぞやという方や学び方がわからない、活かし方もわからないという方が非常に多いです。

逆にいうと、身につけることでかなり差がつく可能性があるということです。

例えば、このスキルが特化している職種というとコンサルタントです。ロジカルシンキングだけではないにしろ、突き詰めていくと、1000万を超える職種に到達していることを考えると、ロジカルシンキングを身につけることのビジネスにおける重要性が非常に高いことが伝わるかと思います。

転職環境においても、間違いなく言えることです。転職活動におけるロジカルシンキングの位置づけについては、別記事でも紹介しています。

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まとめ

以上必須スキルとして、3つ紹介しました。これらは、私が転職活動前にすべて実践して学んだものになります。

これらに投資した費用は、すべてそれ以上になって帰ってきていると実感していますし、実際にこれらスキルが身についている方の入社時の年収は高く設定されています。

もうひとつ言えることとして、MRから転職する際に、製薬業界の中での転職を検討する場合、また次の会社をステップとして、最終的に製薬会社に転職したいと考えている場合には、英語がかなりのウエイトを占めるということをお伝えしておきたいです。

本社に関わる職種の全般的において、英語は必須となりますので、本当に英語を始めておくことをおすすめします。

記事内でもお伝えしましたが、英語はすぐに身につかないため、継続して繰り返すことが必要になります。

下記に無料体験ができるもののみをピックアップしたので、ご自身に合うものを継続していく形で進めてみてください

いずれも今すぐ学び始められるものを紹介していますが、この記事を読み終わり、「今すぐ始める人」と、「とりあえず読んで満足している人」に分かれます

この差が後々の大きな差を生んでいきます。後悔のないように、この記事を読んだことをラッキーと思ってもらえると嬉しいです。

 

 

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【保存版】MRから転職する際の進め方!

MRから転職を悩んでいる方や実際に転職活動を始めようと考えている方で、「何から進めてよいかわからない」と感じていることが多いように思っています。

転職が初めてでという方も少なくないため、わからないことが多くあるのは、当たり前です。私自身も、MRから他業種に転職した一人ですが、無事希望していたマーケティングに関わる職種に転職することができました。

ただ、進め方1つで、他の転職希望者と差がついてしまうなと感じるところもあり、損しないように、またわからないことが1つでも減るようにと、MRから転職する際の進め方として、こちらの記事でまとめることにしました

 

現状のステップごとに、まとめておりますので、ご自身の当てはまる状況から読み進めてもらえれば、効率的に進められます。目次よりご確認ください。

転職


 

 

①MRから転職を検討している

検討中

MRからの転職を検討しているステップの方においては、なぜ転職したいと考えるのかについて、棚卸しをしていく必要があります

棚卸しすることで、自分が転職したい理由というのがより明確になるとともに、転職先選択の軸になってくるため、初期段階においては非常に重要になります

これら理由が明確であれば、転職サイトや転職エージェントの利用においても、適切な転職先の斡旋をしてもらえるため、転職を失敗するリスクも減らすことができます。

 

 

また、この時点で、転職することを決められていない場合には、転職に対する何かしらの不安やMRに期待することを持っているケースも少なくありません。それにおいても、解決していく必要があります。

それぞれ進め方を確認しましょう。

 

転職したい理由の棚卸し方法

転職したい理由の棚卸し方法は、転職したい理由において、例えば、「営業職がつらい」「MRの将来性に不安がある」「全国転勤のない職種に就きたい」「他の仕事にもチャレンジしたい」等が挙げられた場合に、それぞれさらに、深堀りしていく方法が、簡単でわかりやすい方法となります。※理由はあくまで一例です。

 

「営業職がつらい」について深堀りしていくと、将来性に不安とは、なぜそう思うのかを書き出していきます。

営業職がつらい要素

  • コミュニケーションを取ることがつらい
  • 数字を追うことを負担に感じる
  • 医師やMSさん等に気をつかうのがしんどい

上記の要素に分けられたとした場合、さらに深堀りしていくと、理由が重複してきたり、要素が明確になってくるかと思います。

 

「コミュニケーションを取ることがつらい」をさらに深堀りすると、

  • 医師との雑談を考えることがつらい
  • 毎回ディテール内容や資材を考えられない
  • MR間の情報共有も煩雑に感じる

が挙げられ、自分にとって負担に感じていることが浮き彫りになってくるところまで繰り返すことで、転職したい理由がクリアになってきます。

同様に「MRの将来性に不安がある」についても深堀りをし、すべての要素で実施してください。

 

 

これら転職したい理由を明確にすることの重要性として、適切な転職先の選択に重要というお話をしましたが、理由が明確でないままに進めてしまうと、転職先においても同じ要素があると、また転職の必要が出てきたり、転職した意味がなくなってしまうということもあるため、転職したい理由については、クリアにしておく必要があります。

 

転職に対する不安要素の明確化

転職に対して不安に思うことは、避けては通れないと思います。MRから転職をすることで、多くの環境の変化がつきものであるため、それらに対して不安に思うことは当たり前です。

これらについても、上記と同様に不安に思うことに対して、その理由の深堀りをしていくことで、本当に不安に思っている根底となっている要素を明確にすることができますので、手間かもしれませんが、こちらの工程を踏みクリアにしてください。

環境の変化については、誰もが従来避けたいと感じるように脳科学的には証明されているため、環境の変化するための理由付けを自分の中に持つことで、環境の変化を受け入れられるような準備をすることになります。

自分にとっても、また家族がいる場合には説得材料となるため、漠然とした不安から、具体的な不安要素に落とし込むことで、解決できるものかどうか判断することもできるようになります。

 

 

ここまできて、転職することの理由が整理できれば、次のステップに進むことができます。

結構めんどくさいなと感じた方もいるかと思いますが、よりよい転職をするためには必要なプロセスですので、頑張ってやってみてください。ただ、「こういうの苦手です」という方は(私もですが)、導入だけでもプロに無料でしてもらうことも可能ですので、利用してみるのもありです。

 

不安要素や潜在的に自分ではわからない要素を明確にしてくれるなど、得られるものは多いと思います。無料なのでやって損はないですね

 

では、次のステップに行きましょう。

 

②MRから転職することを決めた

スタート

ここまでのステップで、MRから転職することを決められれば、次はどのように転職先を選択していくのか、転職先をどうやって探していくのかを考える必要があります。

 

では、まずは転職先の選択方法について見ていきましょう。

 

MRからの転職先の選択方法

転職先の選択方法は、まず転職したい理由から選択していくことが一番わかりやすいように思います。

転職したい理由が「営業職がつらい」ということであれば営業職を外す必要がありますし、一方でポジティブに「別の仕事にもチャレンジしたい」ということであれば、どういう仕事に興味があるのかという点を具体的に深堀りしていく必要があります。

MRからの人気の転職先から決めることもできますが、自分がどういうことをしたいのかという点をしっかりと把握すること大事です

 

 

やりたいことを探す方法として、大きく2種類あります。

  • 現職(MR)から考える
  • 人生を振り返り考える

 

現職から考える場合は、MRを通して、どういった時に楽しいと感じるか、やりがいを感じるかというように、現職といった限られた中から考える方法です。

人生を振り返り考える場合は、もっと広域で考える方法です。

現職から考える方が比較的簡単と思いますが、現職にフォーカスを当てている分、漏れてしまっている部分もあると思いますので、一番良いのは人生を振り返り棚卸しすることが抜け漏れもなく、本当にやりたいことが見つかることもあります。

人生を振り返る考える方法としては、なかなか自分だけでは私自身は難しいと感じていたので、一応2種類方法をご紹介します。

(自分でできる方は読み飛ばしてしまってOKです)

 

1つ目は、書籍によって進める方法です。

自己分析本も多く出ており、それを活用する方法です。その中でも私のオススメは、Webテストで自己分析ができるというものです。

書籍にアクセスコードがついており、Webテストを通して資質を浮き彫りにして、その診断結果からどんな活躍ができるのか等を説明してくれることにより、言語化できるということが非常に優れているところです。

ベストセラーにもなっており、書籍で気軽にできる点もオススメのポイントです。

 

2つ目は、対人によってキャリア相談をして進める方法です。

これは先程紹介した無料相談を受けられるものです。ネットではキャリア版ライザップと紹介されていたりするものですが、無料で45分のキャリア相談を受け付けています。

キャリア版ライザップいうだけあって、無料後の費用は高めですが、キャリアアップの自己投資としては安いと評判ですので、相談者が増えているそうです。

自分のキャリアと真剣に向き合いたい、また他の転職希望者と差をつけたいという場合には、選択しても良いと思います。

かなり有利に進められることになるので、無料部分だけでも受ける受けないで差が出るため、損をしないように(差をつけられないように)受けておいても良いかもです

 

転職先をどうやって探していくか

転職先(求人)を探すには、求人先を持っているところにアプローチしていく必要があります。主には、転職サイト、転職エージェントを利用することになります。

なぜ、利用することが必要かというと、自分だけではアクセスできない求人・未公開求人があるため、転職サイトや転職エージェントをうまく活用して、そういった求人の情報を得ることが必要になります。

 

転職サイトと転職エージェントの使い方は、転職スタンスで使い分けが可能です。

転職スタンスとは、”キャリアアップ””キャリアチェンジ”のどちらを意識した転職先であるかということになります。

  • キャリアアップ:特定の分野においてより専門性や経歴を高め、ハイポジションを狙うことで年収を高めることを目的とするスタンス
  • キャリアチェンジ:主に現状とは異なる業種に対し、これまでの経験したことを活かし、発展させることを目指すスタンス

 

キャリアアップの場合は、転職エージェントを利用し、キャリアチェンジの場合は、具体的な職種が決まっている場合には転職エージェントで、多くの求人を見て絞っていきたいとなる場合には、転職サイトを併用してという形になります。

詳細は下記記事でまとめていますが、上記の自己分析が済んでいる前提とした場合には、転職エージェントを一択で問題ないかと思います。

 

 

ここまでで転職先が決まってきたら、より具体的に準備していく必要があります。次のステップを見ていきましょう。

参考リンク

おすすめの転職サイト
リクナビNEXT

おすすめの転職エージェント
dodaエージェントサービス
リクルートエージェント

ハイキャリア限定の転職サイト
ハイクラス限定の転職サイト「CAREERCARVER」

※登録をしたことがないものがあれば、登録しておいて損はないものばかりです。サポートの程度・担当の相性、求人の有無でメイン先を検討することが失敗しないポイントです。

 

③転職活動(書類選考、面接、一部テスト)

面接

実際に応募先が決まってくると、まずは第1段階が書類選考となります。こちらが通らなければ、始まらないため、書類(履歴書。職務経歴書)はしっかりと作り込みましょう。

書類選考をパスすると、次がテストもしくは面接を受けることになります。

 

書類選考および面接において、共通して必要なスキルにロジカルシンキングがありますので、そちらについては、別記事で紹介していますので、参考にどうぞ。

 

 

では、書類選考と面接について説明します。

 

書類選考

主に準備に時間をかけるものは、職務経歴書となります。職務経歴書は、自身の職務経歴の詳細を記載し、かつ営業成績や自己PRなども記載します。

この職務経歴書を元に、最初にふるいにかけられるポイントとなります。

いかにわかりやすく、かつPRのポイントに目が行く作りにするかが重要です。一般的な職務経歴書のフォーマットも存在しますが、似たりよったりになるため、それをベースとしてどこを見て欲しいのかを明確にし、作り直すのが良いと思います。

下記記事で、書類選考は詳細記載していますので、参考にご覧ください。  

 

 

面接のポイント

面接については、事前準備がどれだけできるかでかなり差が出てきます。聞かれるであろう内容について、ロープレを実施してしっかりと対策をすることが重要です

面接の内容については、主には下記の通りです。

  • 自分自身について
  • 議題に対する考え方について

いずれにおいても、思考パターンや強みを上記を通して確認しています。

 

自分自身について

自分自身については、職務経歴書から、自分自身について深堀りされます。「このときにはなぜこれを選択したのか」、「なぜそう考えたのか」「他に方法はなかったのか」など、どんどんと深堀りされますので、自分の職務経歴書から質問を受けそうな箇所については、3つなぜを繰り返しても答えれるように準備しておいてください

 

議題に対する考え方について

議題に対する考え方とは、時事問題や業界のニュースなどのテーマに対して、どう思いますかと考えを問われるケースです。

これについては、旬な話題に対して、自分の考えを持っておく必要があります。それぞれのテーマに対して、自分がそう考えた理由を最低でも3つ用意しておくことで、理由に説得力が増しますし、十分に検討がなされている印象も見られます。

これも行き当たりばったりではなく、常にニュースに対して自分の考えを持つ、理由を3つで説明するクセをつけることで、想定していないテーマであっても対応することができます。

 

まとめ

以上大きな流れに沿って進め方を紹介しましたが、全体を通して、自分自身だけでは十分に準備することが難しいことも多くあります

より効率的に良い結果を得るためには、利用できるものは十分に活用することが近道だと考えています。転職は、人生のターニングポイントになりますので、私は書籍や自己分析等の自己投資を惜しまず利用しました。

後悔のない転職活動となるようにも、しっかり考え進めてください。

 

おすすめの転職サイト・転職エージェント

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書類選考が通る!MRの職務経歴書の書き方のすべて

初めて転職をするときには、何もかもがわからないことばかりと思いますが、職務経歴書の書き方について紹介します。

私がMRから転職した際に、書類選考は落ちたことがありませんでした

ただ、実際には私も初めて作成したときには、リクルートや転職サイトにあるフォーマットを使用して書いていたため、一般的な職務経歴書と似たりよったりの内容となっていました

それを元に転職エージェントに添削してもらうと、これでは数多くの書類に埋もれてしまうと、他と差がつけれるポイントや構成についても、教えてもらうことができました。

今回は、それらポイントや実際に私の職務経歴書の構成についてまとめましたので、作成前に一読してみてください。

 

職務経歴書

 

職務経歴書の書き方のポイント

冒頭からお伝えしておきたいこととして、職務経歴書の書き方にルールはないということです。履歴書のように名前や住所、学歴を書くと決まっているわけではなく、自分の職務経歴をいかにわかりやすく伝え、アピールしたい部分にも目を留めてもらえるかが重要となります。

と言いつつも、最低限押さえておかなければならない項目もありますので、それは内容として盛り込んで貰えればと思います。

必要な項目

  • 職務要約
  • 職務経歴の詳細
  • 自己PR
  • 資格・スキル

特に、差別化のポイントとしては、職務経歴の詳細に記載する「実績」「担当領域」「自己PR」が特に差がつきやすいので、この点を重点的に紹介します。これらの項目については、それぞれアピールできることは漏らさず記載しましょう。

では具体的に、順を追って内容を確認していきます。

 

職務要約

職務要約とは、大学から卒業後にどこに入社して、どんな職種をしてきたのか簡単にまとめたものとなるため、新卒で1企業であれば、2.3行でまとめられるものです。

ここでは特段、特殊な職種でなければ、簡単に書いてしまって良いと思います。

もし、情報としていれるのであれば、担当領域や施設(開業医や病院)等の概要を記載するのもありですが、ここであまりボリュームをかけすぎても、要約できていないと見栄えが悪くなります

 

職務経歴の詳細(MR独自の項目も含め)

職務経歴の詳細は、下記について記載します。

  • 会社名
  • 職務履歴(研修→配属→担当エリア等)
  • 担当施設・施設軒数←MR
  • 主な訪問先(診療科)
  • 担当製品(領域)←MR
  • 自身の役割(チームリーダー、エリアプロモーター等) 
  • 営業実績(上期、下期、前期比等)←MR

 

職務履歴(研修→配属→担当エリア等)

職務履歴については、研修や配属、担当交代等のイベントがあったタイミングを記載しておくと、どういう遷移を追ったのかわかりやすいです。

上から時系列で古い順に記載していきます。

ちなみに、担当変更等で担当売上が多くなっている場合には、アピールとなるため、エリアの市場規模もしくは担当総売上を記載すると、会社から期待されている状況であったことを伝えるポイントとなります。

シンプルに大学担当や領域変更でオンコロジーになったり等も、アピールポイントとなります。

 

担当施設・施設軒数

担当施設・軒数においては、どのような施設形態(病院・開業医等)でどれだけの規模の施設、かつどれぐらいの軒数を担当していたのかを記載します。

 

主な訪問先(診療科)

主な訪問先については、どのような診療科に行っていたのかを記載します。一部の領域に特化しているのか、幅広い領域の経験があるのかをこの領域から確認することができます。

 

担当製品(領域)

担当製品については、上記の訪問先と同様に、どのような領域と製品を担当していたのかを記載します。数が多い場合には、主要(重点)製品を記載してください。

担当領域については、プライマリーではあまりアピールポイントになりませんが、オンコロジーや希少疾患等、特殊な領域にについては、アピールポイントになるため、そういった場合にはしっかり記載しておきましょう

 

自身の役割(チームリーダー、エリアプロモーター等)

役割において特記すべき役割がある場合には、追記しておくとアピールになりますので記載しておいてください。

例)チームリーダー等でマネジメント経験があるのか等

 

営業実績(上期、下期、前期比等)

営業実績は、目立ちやすいアピールポイントです。

MRも営業職であるため、評価を受けるのは数字であることが多いです。達成度が高いとやはり職務を全うできると評価を受けますし、達成度が低い場合には、少しフォローが必要な場合もあります

達成度が低い場合には、面接時に指摘されることもあるため、どういう理由で、どういう対策をして、どういう結果になった等、ポジティブに取り組んでいたことをアピールできるように考えておくと、印象も悪くありません

営業実績の記載方法は、上期、下期、前期比等で分けて、重点品目について製品ごとに記載しておくと良いです。また、時系列で記載し、EXCELのように枠組みを作るなど、見やすさの工夫をしておくと、尚良いです

 

一方で、いずれのMRのアピールポイントとするため、差がつきにくい場合もありますので、次の自己PRを充実させましょう

 

自己PRの書き方

自己PRが最も職務経歴書においてアピールが可能な部分となりますので、ポイントを説明します。

自己PRは主に成功事例を記載し、そのプロセスにおいて自身で考え行動し、再現性のあるものなのかが評価のポイントとなります

自己PRに記載する要素は以下のとおりです。

  • 事例ベースで書く(2〜3つ)
  • 具体的な数値を入れる
  • 課題・アプローチ・結果を書く

それぞれ説明します。

 

事例ベースで書く(2〜3つ)

自己PRとして、「〇〇ができます」や「〇〇な経験があります」では、説得力にかけるため、具体的な事例ベースで、どういうプロセスをもって、自分はこういうところを意識して活動したということを、記載することで説得力を持たせるようにします

また、事例の記載方法として、下記のように見出しをつけて、具体的な達成内容を記載すると、事例内容に興味を持ってもらうことができます。 

 

例えば、

■エリア講演会の活用事例

 「重点施設における採用率〇〇%達成」

■新規発売の薬剤で高い成果を創出した事例

 「〇〇領域の□□売上げ全国△位」

 

具体的な数値を入れる

具体的な数値を用いずに、「高い売上げを得た」や「多くの施設で採用に至った」と記載したところで、やはりインパクトに欠けるため、上記のように見出しに具体的な数値を記載するとともに、事例の内容にも「○施設中○施設に採用」や、「〇〇%売上げ増に貢献した」等を記載することで、より具体性を持たせることができます。

 

課題・アプローチ・結果を書く

自己PRにおいて重要になるのが、アプローチです。自身で考えたアプローチとなるため、その人独自に工夫した点となるため、採用担当者が重視して見ている点となります。

アプローチとして、理解しやすい記載方法として、「課題・アプローチ・結果」の順に書くことです。

どんな課題があったから、このアプローチを選択したのか、そして結果どうなったのかが時系列として記載があるため、理解しやすく、アプローチにもフォーカスがあたりやすいです。

また、結論については見出しに書いてあるため、結論は何か、そして説明という構成にもなっているため、非常に読み手としてはわかりやす構成となっています。

 

終わりに

以上が職務経歴書の書き方となりますが、記載前に自身の経験を棚卸しておくことが非常に重要となります。また、自分が当たり前にやっていることが、独自のアプローチであることもありますので、棚卸しは時間をかけてやることをおすすめします

また、自身で強みや弱みがわからない場合には、自分自身で考えず、プロに相談してしまうのが早い場合もあります。多くの人はプロに力を借りており、そこで差がついてしまっていることもあります

無料で相談を受けているところもありますので、気になる方は下記を参考にしてください。

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良い転職活動となりますように願っております。

 

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MRから転職をおすすめする理由

MRからの転職先を考えた場合に、最も多く挙がるのは、MRから他社MRへの転職です。年収の増額が期待できますし、転職することのハードルも高くないため、選択されることが多いです。

一方で、私がおすすめしているのは、MRから転職(他業種)です。

MRをこれからも続けていきたいという方も、MRの将来性や営業が辛い等の理由で転職を考えている方も、他業種転職することが将来性という部分で、選択すべき転職先だと考えております。

 

その理由を今回はまとめましたので、順に見ていきましょう。

他業種



 

MRの将来性が不透明

不透明

MR職において、一番不安であるのが、MRそのものの将来性が不透明であるということです。

例えば、MRからの他社MRは、年収の増額が期待できたり、オンコロジーや希少疾患等を担当することでMRとしての価値は増加していくかもしれないですが、そもそもMR職が不要(少数で良い)となったら、その価値を活かすことができません

そのため、投資で置き換えると、今後が不透明なMRに、すべての資産を全振りすることで、かなりのリスクを負っているということです。

MRへの転職ではなく、他業種への転職することで、リスクヘッジするという意味でも、おすすめしています。

 

では、改めて、MRの現状を詳しく見ていきましょう。

 

年々減少しているMR数

下記記事にて、具体的にグラフを用いて説明をしていますが、昨今、各社が大型の早期退職を募っているのはご存知ですよね。製薬会社の方向性から、MRの絶対数を減らそうとしている状況であるのは、確実だと言えます

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さらに、MR数全体を見ても、直近10年間で最もMR数が多かった2013年から2019年にかけて、8500人程度MRが減少しています

ここ数年の状況からしても、これからMR数の減少は大幅にとは言わないまでも、減っていく傾向にはあるということです。

 

環境変化による適正MR数の変化

追い打ちをかけるように、コロナウイルスの大流行がありました。

コロナウイルスによって、強制的に新しい情報提供のスタイルを選択せざるを得ない環境に置かれた製薬会社は、早急にオンライン面談やWebを介した情報提供に力を入れていきました

また、情報提供側(製薬会社)だけではなく、受けての医師側においても、(本来であればオンライン等の受け入れが低いにも関わらず)想定以上のスピードで、新たな情報提供の形を受け入れていっている状況です。

このような環境変化によって、これまでのMR数が不要となってきており、MR数の減少に拍車をかけるのではと、危惧しています。

 

安全性情報の収集にMRは不要か

本来、MRの役割として、安全性情報の収集が役割とあったわけですが、上記同様に環境変化によって、オンラインでの報告システムの導入が進み、その面においてもMR数の確保の必要がなくなってきているということも、将来性において不安を残すこととなっています。

 

製薬企業に営業職以外の枠は非常に少ない

少ない

他業種への転職をおすすめする理由として、社内におけるMR職以外の枠の少なさがあります。今後、MR職が現状より不要になったとした場合に、社内に別の職種で受け皿があるのであれば、将来は安泰だと思いますが、実際は、MR職以外の枠は非常に少なく、社内異動で対応できるとは思えません。

そのため、やはり早期退職を募るという選択を取るしかないのではと思っています。

その際に、他社MRへ移ればと考えた方もいるのでは、と思いますが、各社が同じ状況で、MRを採用するとなると、かなり優秀なMRでなければ採用してもらえないのではないでしょうか。

現に、新卒採用を薬学卒に絞る企業などが出ていることからも、MRの少数先鋭化は進むと考えられます。

そういった早期退職を迫られる年齢や状況になる前に、他業種への転職をすることで、リスクヘッジになると思われます。

 

自分の市場価値の向上を意識して

向上

次の他業種への転職をおすすめする理由として、自分の市場価値を高めておく必要があるということです。

MRをの市場価値は、MR間においてはある程度の評価を得られますが、転職市場においては、それほど高くないというのが現状です。

というのも、他の営業職と比べて、リテラシーの高いお客(医師)に価格の交渉も伴わない営業となると、他の営業職に比べるとスキル面が不足することがあります。さらに、高年収ということになると、採用しづらくなってしまいます。

 

市場価値の向上のポイント

自身の市場価値は、基本的には掛け合わせにより希少性を上げていくということが、価値向上に寄与しています。

つまり、「MR経験×〇〇」が自分に何があるかです。

採用側として、「MR経験×マーケティング経験×英語」となってくると、マーケティング職や企画職にもグローバルに使える人材となります。

このように自分の市場価値を上げるためにも、「MR×他職種」の経験が活きてくると考えており、他業種転職をおすすめしています。

一度、現状における市場価値を知りたいという方は、以下で無料で診断することができますので、気になる方はどうぞ。

 

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人生において1職種で終わるのか

人生

ここまで挙げてきたMRから他業種転職をおすすめする理由は、現実的なものを紹介しましたが、最後の理由は、人生論となります。

人生において、仕事が多くの時間を占めており、どういう人生だったのかを決める要素に大きく影響していると思います。

その際に、MR職のみで終わって良いのかと、疑問に思わないでしょうか。もちろん、MRを天職だと考えている方にとっては良いことですが、MRが辛い、就活では第一志望ではなかったなど、本望ではない方も多いと思っています

そういった方にとって、MRのみの経験で終わってしまっても良いのか、チャレンジする機会があるのであれば、逃さず行動に移すことで後悔しないのではと思います。

結婚や子どもなど、しがらみが多くなると、容易にチャレンジができなくなりますので、チャンスを逃さないようにしましょう。

 

まとめ

この記事をご覧になっている方々は、何かしらキャリアに悩みを抱えている方ではと思っています。転職の云々の前に、一度自分がどうしたいのかといった点を考えてみると、自ずと答えが見えてくることがあります

(自分では難しいという方には、求人の紹介のないキャリア相談を実施しているポジウィルキャリアがおすすめです。45分無料で相談に乗ってもらえます。)

現状の環境から変化することには、体力が必要となるため、どうしても後回しにしてしまうこともあるため、この記事を読んだ方の背中を少しでも押すことができれば、これを書いた意味があったのかと思います。

 

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MRから転職後の実態は?実生活への影響は大きい

MRから転職をした実例として、その後の実態というのが、転職を検討している方にとって非常に重要であると考えています。

私は、約3年前にMRから転職を実施し、希望職種であったマーケティングに関わる仕事に転職することができました。転職してから3年が経ち、想像していたものからギャップがあったのか等をまとめることで、転職に悩んでいる方の参考になればと思っています。

各セクションで紹介していますので、気になるところから確認してください。

実態



 

年収

年収

まず最も気になるところかと思いますが、結論からいうと入社時から150万円の増額となりました

入社時からの社内的なグレードでいくと、転職時から3グレード上がっており、その度に50万円ずつ上がっていったという状況です。ただし、未経験職種ということで、実際には入社時に100万円程年収が下がっている事実があるものの、3年で+50万円まで増額しているの、入社後の上がりまで考えると、選択に間違いはなかったと感じています。

他業種転職においては、年収が下がってしまうこともありますが、早期に転職を決断することで、転職後の年収増の可能性もあるため、転職時点での年収が下がることよりもその後の伸びが期待できるかどうかが重要です。

 

世帯年収のセクションで紹介しますが、MRと異なり全国転勤がないため、世帯年収が下がるリスクを排除できたということも、年収という部分では大きいと思われます。

 

世帯年収

自分の転職が世帯年収に影響してくるとはどういうことかというと、私の全国転勤がなくなったことにより、妻が安定して仕事ができるということです。

妻も正社員で働いている状況で、私が転勤するとなった場合には、辞めなければならない(単身赴任の場合でも、育児のため時短や辞める等の影響あり)こともあるため、転勤がないということは、世帯年収への影響が大きいということが実感しました。

MRを続けることで、自身の年収が高く維持することができることは間違いないですが、世帯年収としては、長期的に見ると、高くなる可能性があると考えられます。

 

家庭環境

家庭

家庭環境においては、かなり個人的な話で申しわけないですが、

私は妻・子ども二人の家族構成で、第一子が生まれるというタイミングで、転職を決意しました。家族との将来を考えた際に、私がいつか単身赴任となり、家族との接点が減ってしまうということはどうしても避けたいと、転職するという決断をしました

現状、もちろん転勤もないですし、講演会・接待がないというだけで、家族と過ごす時間もしっかり取ることができていますし、自分の時間も確保できるため、家庭環境においてはいうことない状況です。

今後、さらに子どもが大きくなり、転勤がないことがどれほど良いか身にしみてくるのではと考えています。

 

 

仕事内容・環境の変化

仕事

仕事内容については、MRから内勤職に変わったため、これまで、得意先に行くまでに、雑談内容や情報提供内容等を考えるのが、私個人としては憂鬱なことが多かったため、それが全くなくなったというのは、ストレスがかなり減ったように思います。

一方で、MRの時よりも自身に任せられる裁量が大きく、かつ影響する範囲が広いため、責任を感じることが多く、その部分については、MRよりもプレッシャーを感じることがあります。ですが、そのプレッシャーを楽しめているため、現状においてはそれほど負担ではありません。

また、MRの方によく言われるのが、ずっとデスクワークは無理だということです。確かに、MR時にはデスクワークは限られた時間ですることが多く、そこのギャップは大きいかなと思います。

ただ、車の運転時間が長いこともあったため、それに比べると、肩や腰にダメージは少ないと感じていますし、職場環境としても在宅ワークが推奨されているため、適度に息抜きもしやすくカフェや家、どこでも仕事をすることは可能です。

 

仕事内容や環境においては、転職先で様々と思いますが、私自身においては最良な環境を選ぶことができたと現状は感じています。

 

身についたスキル

スキル

転職前

転職前にあったスキルは、ざっくりと”コミュニケーション力””プレゼンテーション力”ぐらいだったかなと思います。MRだと特に必要なスキルになりますが、これだけでは、転職市場においては、弱いなと言う感じですかね。

転職活動時

スキルが弱かったため、転職活動中にもさらにスキルを身につける必要があったため、ベーススキルとして、”ロジカルシンキング”を学びました。職務経歴書や面接等にも影響するため、転職エージェントの推奨もあり、ロジカルシンキングを初歩から学びました。

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転職後

転職後に身についたと感じるスキルは、”分析力””プレゼン資料作成””(更に)プレゼンテーション力””思考力”といったところでしょうか。いずれもMR時代では身につかなかったスキルというように感じます。

分析力は、マーケティングに関わるため言わずもがなですが、プレゼン資料作成については、MR時代はできあがった資料を活用するだけでしたが、0→1を生み出すことをしておらず、現職においては0→1の資料作成力が身についたように思います。

プレゼンについては、MRよりも社内外にプレゼンする機会が多く、また対象の方も様々(社長もある)であるため、プレゼン力についても伸びたと感じています。

思考力については、自分が足りていなかったということもありますが、「なぜこれをするのか」「なぜそう思ったのか」について徹底的に考えるため、なんとなくという考えはなく、そういった思考力が身につく環境であるため、これも転職後の環境として非常に良かったと思っています。

 

転職において、自己成長ができるかという点は、見落としがちですが非常に重要な要素であるため、その点も押さえることがてきており、満足度としても非常に高いです。

 

まとめ

以上、私個人から見た転職後の状況ですが、現状においては最適な選択をできたという印象です。ただ、この転職先を選択するまでに、かなり時間をかけて選定をしたため、その時間がなければこうはなっていなかったのかもしれないと思うと、転職前の検討期間が非常に重要であると振り返ってみて、さらに感じました。

特に、最良な転職先を選択するためには、優秀な転職エージェントやキャリアコンサルティングが重要と振り返ってみて気づきました。

転職をしたい=キャリアを考えるきっかけになるため、一度専門の方に無料相談をするだけでも開けてくることがあると思います。私自身も転職時に、自分の棚卸しと自分の実力の底上げをしたことで、今の現状があります。

おすすめは求人を紹介しないことを特徴とするキャリアコンサルティングのポジウィルキャリアです。求人を紹介しないことで、転職ありきの求人ありきのアドバイス等にならないため、キャリアに悩んでいるのであれば、こちらで無料相談をしてみてはいかがでしょうか。

 

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MRから転職する時に失敗する転職先の選び方

MRから転職する場合において、転職先の選び方で失敗してしまい、転職後に結局MRに戻ってしまったという事例を時々耳にします。

人生一大決心をして、転職をするという方も多い中で、転職には失敗したくないと思いますよね。今回は、MRから転職する際の転職先の選び方で、失敗する要素をまとめましたので、参考になれば嬉しいです。

 

私自身は、内資製薬業界のMRから、他業種のマーケティング関連の仕事に転職を成功させました。その際の経験から紹介させていただきます。

 

MRから転職する際に、失敗する転職先の選び方の要素は、大きく5つあります。

この5つを逆に意識することで、転職先選定に失敗することはないです。

1つずつしっかりと確認してみてください。

 

失敗

会社規模・ネームバリュー

会社規模

転職先選定の基準として、私は、会社のネームバリューや会社規模を気にしていました。もともと所属していた会社規模も大きいこともあり、規模等も基準の1つとしていました。

 

会社規模に囚われてしまう

これは私も含め、MRの多くの方も囚われてしまい選び方を失敗してしまうところなのかなと考えています。というのも、製薬会社の多くは、他の業界に比べても大企業の括りとなる企業が多く、そのため転職先としても同様の条件を求めてしまうということがあります。

実際には、製薬会社のような大手企業は少なく、中小企業が大半を占めているということを認識しておくことが必要です。

転職時に規模感が小さく感じてしまうことで、選択肢から遠ざけてしまうということは、機会損失となるため、それだけでは判断しないようにして欲しいと考えています。

 

聞いたことのない会社名

これも会社規模と通ずるところがありますが、世の中の多くは、表立って会社名が出ていることは少なく、転職先の候補として挙がってきた会社名が聞いたことがない場合がほとんどの可能性もあります

業界内においてメジャーな企業であったり、BtoB(企業を顧客としたビジネス)を主力とする会社としている場合など、普段触れることが少ない会社においても、企業として資本力がしっかりしており、有用な転職先となることもあります

会社名を知らない場合においても、情報収集し、どういった事業か自分の興味のあるものか等で判断することが重要となります。

 

職務内容

内容

希望の職務内容を花形のものばかりに絞ってしまうということも、やりがちな失敗する選び方です。

例えば、マーケティング職や企画職、広報等の花形の人気職種のみで、転職先を探してしまうケースです。このような花形の業種に絞ってしまうと、競争も激しくかつ求人も少ないため、転職先がない・選択肢がないという状況に陥ってしまいます

もちろん、転職の目的(やりたいこと)が、これら職種ということであれば、全く問題がないですが、なんとなく憧れているや響きが良いという理由だけで、職種を絞ってしまうことは避けたほうが良いでしょう。

例えば、一概にマーケティングといっても、データ分析か製品導入関連、リサーチ担当等で実際の職務は多肢に渡るため、採用枠がどれかという点も確認が必要です。

また、マーケティングを専門にしているBtoBも会社もあるため、そちらを目指すということもあるため、選択肢を狭めず、かつ情報を多く集めておくと良いです。

 

自分でどんな転職先があるのか知らないと選択肢として出てこないうこともあるため、どんな転職先があるかについて、下記の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。

mr-source.com

 

年収

年収

年収については、直接生活に関わってくる部分であるため、転職先選びにおいて重要な要素となります。

表面的な年収に惑わされる

影響の大きい部分であるため、表面的な金額に左右されてしまうというケースも多く耳にします。

年収を優先するがために、現職の延長線上のような職務や、かなりハードワークで残業代も含めたも年収であったなど、入社後に後悔しないように表面的な年収以外にも詳細を把握しておきましょう。

入社後の年収の変化も考慮に入れる

また、求人情報に載っている平均年収や入社時の予想年収等はあくまで参考情報ということです。

もちろん、採用となった際のオファーにおいても、想定年収通りのオファーが来るということもありますが、入社時にはその年収で入れたとしても、それが何年等の条件がついていないか、入社後も挙がっていく環境であるのかも考慮に入れておく必要があります。

その会社は年功序列のような入社年数の影響を受けるのか、それとも実力重視か、はたまた入社時には高く提示されるが、その後伸びにくいのか等、会社によっての特徴もあるため、これらは転職エージェント等から得ておきたい情報となります。

 

 

また、転職する際に、年収を下げないようにする、また年収が上がるスキルも重要です。MR経験✕スキルや経験といったことが、自己価値を高めることになるため、転職を急いでいない場合には、しっかりと自身のスキルの底上げに時間を割くことも大事です。 

mr-source.com

 

エージェントの話のみを鵜呑みにする

エージェント

これは転職エージェントの話に騙されるなという話ではなく、転職に対する軸が曖昧なまま具体的な活動をしないほうが良いということです。

漠然と転職したいという気持ちがある場合に、転職サイトや転職エージェントを活用するということは、全く悪いことではなく、それらの中で自分の考えをまとめていくという使い方に適していると考えています。

ただ、その中で軸が定まる前に、とりあえず受けてみるというような具体的な活動に移さない方が良いです。

曖昧な状況で面接等を受けても、自分自身の姿勢が積極的でなかったり、志望動機が弱くなる等に影響が出るため、良い結果を生まないことも多いです。さらに、もしとりあえず受けてみたところで採用が決まってしまったときに、転職してしまい入社後にギャップでさらに転職を重ねるということに繋がりかねないです。

そういった意味でも、転職エージェントの話のみを鵜呑みにせず、自分でも調べて、自分の意志で決定するということを心に留めておくようにしてください。

 

転職サイトや転職エージェントの活用方法はこちらをご確認ください。 

pikopikopun.hatenablog.com

 

ゴールを見誤る

見誤る

これは、転職がゴールになってしまっており、転職先の選び方を失敗しているケースです。 

当初は、転職先として「〇〇がしたい」と意気込み、転職活動を始めたものの、うまく活動が進まず、疲弊してしまうこともあるかと思います。

その時に、希望業種を広げることや条件を緩和させていくこともあると思いますが、そこまでは目的のために必要なことであれば、選択せざる負えないこともあります。

しかしながら、それを繰り返していくうちに、自分が何をしたかったのかということを忘れてしまい、転職することが目的となってしまっている方を目にすることがあります。

MRを続けることがつらい、精神的に持たないので、とにかく早く転職したいといった緊急性がある場合を除いては、ゴールとするところを見誤らずに、転職活動を続けてもらいたいと思います。

まとめ

転職活動は、どうしても情報不足で自分だけで進めることが難しいため、転職の専門家の力を借りざるを得ませんが、自分で情報を集めることも非常に重要です。

最終的な判断を下すことも、自分自身であるため、転職先選びには、しっかりとした判断基準を持たなければ失敗する恐れがあります。

また、転職活動は、想像以上に体力を消耗するので、判断があいまいとなってしまう場面も出てくるかも知れませんが、その際には今回の記事を読み返していただき、今一度自分にとっての転職の目的を鑑みることで、転職先の選び方を失敗することなく、転職活動を続けることができると思います。

転職に悩んでいる方に、良い結果が得られるように願っております。

 

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MRの転職が難しい5つの理由

昨今のMRの早期退職を募る製薬会社増えてきており、MRから転職を希望する方が増えてきています(関連記事情報は下記にまとめています)。

その上で、MRから他業種への転職において、私自身がMRからの転職を経験したなかで、特に難しくさせているなという要素をまとめました。これは、転職を希望している多くのMRの方に当てはまることだと思います。

また、それぞれの理由において、取り得る対応も併せてまとめておりますので、参考になれば嬉しいです。

pikopikopun.hatenablog.com

 

 

MRの転職が難しい理由

難しい

MRからの転職、特に他業種への転職は、実際に転職活動をしてみると、思っている以上に厳しいと感じることが多くありました。では、他業種転職において、なぜMRは難しくなってしまうのか。

それは下記要素に対して、現実と理想に大きくギャップがあるからです。

 

年収の高さ

MRの転職において、一番に挙げられる要素として、現職における年収の高さです。

ご存知の通り、「MR=年収が高い」というイメージの通り、上位にランクインすることも多い職種となります。

転職活動を開始するとなった場合に、「年収のボーダーを現状より下がらないこと」とする場合が多いと思います。現状の生活水準が下がらないようと考えると必然的にそうならざるを得ないです。

ただ、他業種となった場合に、その条件を叶えることは、一部を除いて難しいことがほとんどです。

それは、製薬企業の年収水準が高すぎるということが一番の原因です。他業種への転職として、製薬企業への転職であった場合には、難しくないケースも見られますが、製薬企業以外への他業種転職となった場合には、業界そのものの年収水準が高くないことばかりです。

業界水準そのものが高くない環境において、MRの高い年収での採用はほとんどできないと言っても過言ではありません。

 

年齢

これまで経験したことのない他業種への転職の場合に、採用率に最も影響が大きい要素となります 。

未経験採用における転職は、基本的には新卒>第二新卒>20代」というように、採用率が高くなる傾向があります。というのも、転職後のキャリア構築を考えた場合には、20代後半に差し掛かるほど難しくなるため、なるべくキャリアの早期で採用をしたいと採用企業側の意図もあるからです。

全くの未経験といっても、製薬業界の知識が活かせることや営業経験が活かせるような業種で合った場合には、多少年齢が上がっても考慮されることはありますが、経験上、未経験の業種では30歳までというのがボーダーとなってきていると感じました。 

 

スキル

MRが身につけているスキルという面も転職を難しくさせる要素と考えられます。

MRで身につくスキルについては、物理的なスキル(例:英語、プログラミング等)とういうよりかは、測りづらいコミュニケーション能力やエリア戦略等のスキルが多いと認識しています。

これらスキルは、他業種への転職において、アピールポイントとして訴求しづらい部分もあるため(職務経歴書や自己PR次第ではあるが)、他の転職希望者と十分に差別化をしないと採用率が下がってしまう可能性があります。

 

仕事の自由度

MR(営業)職においては、仕事の自由度が高く、自分の裁量が多い働き方をしている場合がほとんどだと思われます。

一方で、他業種となると、 どうしてもMRと比較して自由度が下がるということが多いため、これまでの働き方からのギャップで受け入れ難いとなっている場合も散見されます。

実際に、デスクワーク等も必然的に多くなることも考えられるため、それに耐えられないので、このままMRが自分に合っていると仰る方もよく見かけます

 

自己評価

これはMRに限らず転職を経験していない方に多く見受けられますが、自己評価が高いということです。

MRという職業は年収が高いという側面があるため、転職市場においても評価が高いという認識になっているため、自分にはこういう他業種を狙えるのではと理想が高くなっているケースです。

前で紹介したスキルに重複する部分もありますが、自己評価は高いものの、それに伴うスキルがアピールしづらかったり、評価されにくかったりなどするため、転職市場においての自己評価とのギャップが生まれてしまうことがあります。

ひとまず、現状の市場価値を把握しておくことが、ギャップを埋めることにつながりますので、ミイダスで一度現状を確認しておくことをおすすめしています。

これまでの転職データ等から年収ベースで市場価値を出してくれるので、相場観がつかみやすく、担当者がついて話をする必要もなく、無料で気軽に現状を知ることができるので、転職をするか悩んでいる段階でも使用しやすいです。

 

 

5つの要素について、説明してきましたが、自分の経験や他のMRさんを見ていて、本当に当てはまる方が多いなと感じています。

ただ、これらの要素においても、解決策はあると考えておりますので、続けて紹介します。

 

MRの転職が難しい要素に対する解決策

解決

難しくさせる下記要素について、年齢以外においては、自分自身の転職経験でも解決策が取れたと感じているため、まとめて紹介します。

 

MRから他業種への転職を難しくさせる理由

  • 年収が高い
  • 年齢
  • スキル
  • 仕事の自由度
  • 自己評価

 

MR以上の年収を狙える他業種

年収が高いことがネックとなり転職できないという方においては、MR以上の年収を狙える他業種を選択してみるのもありだと考えています。

狙える業種については、コンサルティング会社、医療系ベンチャー企業が挙げられます。

コンサルティング会社

コンサルティング会社については、未経験での場合では、500〜700万円の年収ぐらいでスタートとなりますが、1つ上がれば700〜1000万円ぐらいを狙うことができます。これも年功序列ではなく、若手でMRを超える年収を目指すことは容易です。

さらに、今後のキャリアとしても、ポストコンサル(コンサル会社からの次のステップ)として、製薬会社の本社のマーケティング職・企画職へのステップアップなども多くあるため、長期的なキャリアとしてもかなり魅力的です。

ただ、入社へのハードルも高いため、時間をかけて対策は必要となります。詳細は別記事でまとめております。

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医療系ベンチャー企業

医療系ベンチャー企業においては、これからの発展性として、MR以上の年収を狙える業種と考えています。特に、ストックオプション(自社株を一定の価格で買える権利)を給与と別で付与しているところなどでは、企業の伸び方次第ではかなり上を目指せます。

医療系ベンチャー企業の代表格としては、やはりエムスリーは外すことはできません。既にベンチャーの域を超えていますが、現状においても高い年収水準であるため、MRからの転職希望が多い理由の1つです。

 

スキルは見せ方と自己分析

MRにおいて、スキルを評価してもらうことが難しいですが、職務経歴書や面接時のアピールの仕方で、十分に補填できる部分もあると考えております。

MRの職務経歴書において、アピールしがちな要素として、営業実績があると思いますが、ここにおいては、いずれのMRも記載しているため差別化は難しいとケースが多いです。

そのため、高い結果を出したプロセスにおいて、自分が考え、実施した施策等を深堀りし、それとスキルを絡めて自己PRとして職務経歴書に盛り込むことで、ある程度は差別化を図ることができます。

自分自身で難しい場合には、転職エージェントと詰めていくことも検討してください。

 

また、転職において、年収が下がりにくい/上がるスキルもあるため、それらを重点的に底上げしておくことも重要になります。

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MR以上に自由度・裁量がある場合も

仕事の自由度については、選択する業種や企業によって、実はかなり自由度が高い場合もあります。営業車を使って自由にどこにでもとまではいかないものの、在宅勤務が自由に選択できたり、フレックス制で始業・終業のタイミングが自由に選択できる企業もあります

しっかりと企業情報を得ることによって、自身の働き方にあった転職先を見つけることも可能だと思います。

 

自己評価との乖離は早めに埋めておく

自己評価と市場価値におけるギャップは、早期に埋めておく必要があると考えております。これは転職の有無に関わらず、市場価値を理解しておくことで、自分のスキルアップを意識することもできますし、他業種に関わらず、同業種における自分の位置づけも把握できるため、一度は市場価値を調べておくと良い思います。

市場価値を調べる方法としては、転職エージェントに相談することやネットで自分に近しいポジションの転職事例を見る、もしくは先程紹介したミイダスでこれまでの転職データを元に評価を得る等がありますので、ご自身にあった方法で調べてみてください。

 

 

 

終わりに

他業種への転職を目指した経験から、より早い年齢で始められたという点が転職を成功させた一番の理由と考えております。

年齢という要素のみは、なかなか対策がとりづらく、指標として数量的にわかってしまう部分でもあるため、転職を検討されている場合には、なるべく早く動き出すことが良い結果を得る始めの一歩となります。

この記事があなたの良い選択の一助となりましたら嬉しいです。

 

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転職サイト・転職エージェントのおすすめの使い方【転職スタンス別】

転職を進めていく上で、複数の転職サイトやエージェントを活用しつつ転職を進めていくことが多いと思いますが、サイト自体も数が多く活用方法がよくわからないですよね。

転職サイト等によって特徴としているポイントが異なっていますが、大きくは転職に対するスタンスによって使い分けをすることができます。逆に、ご自身が目指すところと異なった活用方法をするとに、期待するサポートや転職先の紹介を受けられないこともありますので、自身の転職スタンスと転職サイトの活用のポイントを理解しておく必要があります。

 

今回は、具体的な転職サイトのおすすめではなく、自身のスタンスによる転職サイトやエージェントのおすすめの活用方法を紹介します

 

活用

 

転職スタンスの考え方

スタンス

転職スタンスは、自身の転職の目的によって異なっており、「MRで他社に転職し、今よりも年収を上げたい」や、「MRから他業種にチャレンジしたい」など、個々に転職に求めることは違います。

そのため、転職スタンスを理解することによって、転職サイト・転職エージェントの活用の仕方がわかるようになります。

 

転職スタンスは、大きく2つに分類することができます。

 

それは、”キャリアアップ””キャリアチェンジ”です。

いずれも言葉のとおりですが、説明すると以下のとおりです。

 

  • キャリアアップ:特定の分野においてより専門性や経歴を高め、ハイポジションを狙うことで年収を高めることを目的とするスタンス
  • キャリアチェンジ:主に現状とは異なる業種に対し、これまでの経験したことを活かし、発展させることを目指すスタンス

 

自身の転職のスタンスはどちらに当てはまるでしょうか。

 

転職サイトと転職エージェントの違い

違い

では、活用方法の前に、具体的に転職サイトと転職エージェントについて、どのような特徴があるか見ていきましょう。

 

転職サイト

転職サイトは、「リクナビ」や「マイナビ」などの聞き慣れたものが多くあり、就職活動時にも利用したことのあるサイトかと思います。同様の運営会社によって、転職用のサイトも運用されております。

主なメリットは、”膨大な求人情報”から自分自身で好きなように探し、応募することができるところです。

ただ、登録情報(学歴や会社名、転職回数等)により求人の表示にコントロールをかけられている場合があり、期待する情報にアクセスできない場合もあるようです。

また、書類選考の通過率を上げることや面接対策等を期待する場合には、転職エージェントを利用することをおすすめします。

 

転職エージェント

転職エージェントは、「リクナビエージェント」や「マイナビエージェント」等があり、キャリアコンサルタントが要望にあった求人情報を紹介してくれます。

主なメリットは、求人情報を紹介するだけではなく、転職への要望を整理し、適した求人を紹介してくれます。また、応募書類の準備や対策等のフォローも実施してくれるため、個人で応募するよりも採用率が高くなることが期待できます

一方で、キャリアコンサルタントのタイプによって、紹介求人に差がある可能性があるため、希望求人が漏れてしまう可能性があります

 

転職サイトと転職エージェントの特徴がわかったかと思いますが、ここまでの説明を踏まえて転職スタンスによる活用方法を説明していきます。

 

転職スタンスによる活用方法

キャリア



転職スタンスについては、”キャリアアップ”と”キャリアチェンジ”の2種類と紹介しましたが、改めてそれぞれの目的と、目的に合わせて活用方法を確認して行きたいと思います。

 

キャリアアップの場合

まず、キャリアアップにおいては、現職の延長線上であり、より現状よりも専門性を高めたり、高待遇のポジションを狙っていくということが目的になります。また、専門性を高めるという面においては、オンコロジー専任MRやバイオベンチャー等、具体的なポジションを狙うというようなより具体性の高い求人を探すということもあるかと思います。

そのため、転職自体を急ぐ必要もなく高待遇の案件を漏らさずにチェックしていくことと、新規で登録があった際に紹介してもらうことが必要になってきます

 

上記から、広く探すということではなく、絞った求人を逃さず狙っていくということになるため、転職エージェントの活用がメインであると考えられます。

さらに、キャリアアップを目指すため、現状よりも上のポジションを目指すことも多く、十分に対策を練ることも必要であるため、転職エージェントのサポートを受けつつ進めていくことが適しています。

また、転職エージェントによって紹介のある求人が異なる場合があるので、複数のエージェントを活用することで、漏れを減らすことができるため、複数箇所に登録しておくことがおすすめです

 

キャリアチェンジの場合

キャリアチェンジにおいては、現職以外の業種に転職を目指すため、希望に沿って幅広く探していく必要があります。また、キャリアチェンジの中でも、これから具体的な業種を考える場合と具体的な希望業種がある場合とで、活用方法が異なってきます

 

既に具体的な希望職種がある場合

既に具体的な希望業種がある場合には、転職エージェントの活用が適しています。

転職エージェントにおいては、幅広い求人情報というよりか相性の良い求人を紹介してくれるため、具体的な希望業種がない場合は、相性という面での偏った求人の紹介を受けてしまうリスクがあります

そのため、具体的な希望業種がある場合に活用する方が良いです。

希望業種が定まっていれば、それに対して適した求人を紹介を受けられ、かつ合格率を上げるためのサポートもあるため、転職エージェントを十分に活用することで、希望職種への転職を叶えることができます

 

具体的な希望職種がない場合

具体的な希望業種がない場合は、転職サイトの活用が適しています。

具体的に業種が定まっていないため、幅広い求人情報を見て、これまでのキャリアから応募可能な業種が把握し、自分がどういったものに興味があるかなどを確認する必要があります。その中から、興味があるものは、より詳細に情報をもらっていくような活用方法が良いと思います。

また、具体的に希望業種が定まってきた場合には、そこから転職エージェントを活用しても良いです。

 

まとめ

転職活動において、個人ではなかなか情報の入手が難しいため、うまく転職サイトと転職エージェントを使って、有利に転職活動を進めて行く必要があります。

また、人気の求人はすぐに埋まってしまうことも多くありますので、人気求人を取り逃がさないように、現在の自身の転職スタンスを確認し、 活用方法に合わせて早期に情報をもらえる環境を整え、転職活動を始めましょう。

 

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【MRを辞めたいけど、辞められない理由10選】1つでも当てはまったらMRから転職すべき

私は、MRを何度も辞めたいと思ったことがあります。

でも実際には、転職すると決めるまでに2年経っていました。その2年間、MRから転職をしたいと思うこともありましたが、その度にMRを辞めない(辞められない)理由があり、思いとどまらせていました。

 

ただ、今転職をしてから振り返ってみると、転職するには覚悟や体力が必要になるので、勇気のない自分は、辞めない理由を探していたような気がします

 

自分のようなMRの方も多いのではと思い、これから挙げていく「MRを辞めない理由」に一つでも当てはまる場合は、決断を先延ばしにしているだけかもしれません。

それでは、チェックしていきましょう。

 

辞める

 

MRを辞めたいけど、辞められない理由-5選-

理由

A.年収

1つ目のMRを辞めない理由は、「年収が高い」です。

MRにとって一番の良い点は、年収の高さです。年収が高いことを理由にMRを選択している方も多いと思います。比較的、若くから年収が高く、同じタイミングに入社した友人と比較しても、高年収であることが自分の中のステータスになっていたりします

 

そのため、MRを辞めることで年収が下がってしまうリスクを負いたくないし、この年収での生活水準を維持するために、MRを辞めない理由としているケースは多いと思います。

 

さらに家族がいると、特に重要な点ですよね。

 

B.人脈

2つ目の理由は、「これまで培ってきた人脈」です。

これまでお世話になった先輩や上司がここまで育ててくれたり、支えてくれたことに感謝しているので、転職するような恩を仇で返すようなことはできないという話も多く聞きます。

 

私も、新卒時に教育担当だった先輩や、付き合いの長い同僚等、勤続年数が増えるほど横のつながりが多くなり、関係性も深くなり、お世話になった人が多くいたなと思います。

 

このつながりを切りたくないなと思うことは、MRを辞めない十分な理由だと思います。

 

C.環境の変化

3つ目の理由は、「現状の環境を変えたくない」です。MRを辞める(転職する)ということは、環境が変わることがつきものですので、現状の環境を変えたくないというように考える方も多いと思います。

 

MRに限らず、現状の環境が変わることには、大きくリスクがつきまといますし、変化は精神的にも疲弊させられることもあります。環境が変わらないことを望むのは、脳科学的にも、動物は安定を除く生き物であり、脳は変化を望まないと言われているため、当たり前の思考です。

 

D.自己否定

4つ目の理由は、「自分にできることがわからない」です。MR以外の経験もないし、特別な実績やスキルがあるわけではないので、現職以外でできることが思いつかないと考えている方もいるのかなと思います。

 

私も、MR以外の仕事を経験したことがあるわけもでないですし、どんな仕事が自分に向いているとかがわからないので、MRを辞めてまでチャレンジすることはないと考えていました。

 

E.他業種を知らない

5つ目の理由は、「どういう仕事をしたいのかわからない」です。4つ目と共通する部分もありますが、これも理由として多いと思います。

MRを辞めて、転職先の候補に検討がつかず、MRを辞めたいと思ったとしても、辞めて何をしたいのか、どういう先であれば転職可能なのか、未知のことが多すぎるために、現状維持を選択するパターンです。 

 

 

何個当てはまりましたか?1つでも当てはまりましたか?

ひとつでも当てはまったらMRから転職すべきだと思います。その理由をそれぞれ説明します。

 

 

MRを辞めたいけど、辞められない理由から見る転職すべべきポイント

選択

A.年収を選んだ方は

「年収が高いこと」をMRを辞めない理由として選んだあなたは、 年収が下がらない場合には、MRを辞めて転職したいと思いますか?

年収が下がってしまうことのみを懸念しているのであれば、選択肢は限られますが、年収が同等程度になる可能性のある転職先はあるので、一度調べてみるのが良いと思います。

例えばコンサルとかは、年収が下がらない転職先のひとつです。

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また、私は、MRは年収が高く設定されているのは、不利益を被っている分高く設定されているのではと考えています

例えば、転勤があることで、家族の生活に制限をかけてしまう可能性や、単身赴任になって家族と疎遠になってしまうことなどが挙げられます。

 

私は、かなりのリスクを負って高い年収を維持しているということに気づいてから、年収のみに執着することをやめました。自分にとっての「人生においての価値」を考え直してみると、年収以外にも重要な点があるかもしれません

自分にとって重要なことの棚卸しをした上で、改めて検討してみてください。

 

シンプルに自身のスキルアップをすることで、年収が下がることを抑制することもできます。今すぐ転職を考えないにしても、スキルとして身につけておくべきものも下記にまとめています。

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B.人脈を選んだ方は

「これまで培ってきた人脈」をMRを辞めない理由として選んだあなたは、そのつながりは辞めてしまうことで切れてしまうものですか?また、あなたが辞めたいと考えた時に、MR以外でも応援してくれますか?

 

人とのつながりは非常に重要である分、しがらみを生んでしまうこともあります。これからの人生において、上司・先輩・同僚等がどれだけ助けてくれるかと考えた時に、結局は決定権を持っているのは自分で、責任を負うのも自分であるということは認識しておく必要があります

 

MRを辞めない理由に、これまでお世話になった人に悪いと考えているのであれば、それは決定を人に任せてしまっているのかもしれません。

決定を先延ばしにせず、今一度、自分自身がどうしたいのかを検討してみてください。

 

C.環境の変化を選んだ方は

「環境の変化を避けたい」をMRを辞めない理由として選んだあなたは、MRは今後環境の変化の繰り返しであるということに気づいていないかもしれません。

 

MRは、5〜10年のスパンで転勤があり、落ち着くことはほぼありません。営業所や上司が変わることで、会社が変わると感じるほどに変化があるとよく耳にすると思いますが、長期的に考えると、MRを続けることの方が変化が多いということを知っておくべきかもしれません

 

長期目線で人生設計を考えてみた時に、必要な変化であるのか、天秤にかけてみると良いと思います。

下記書籍では、変化について、脳科学的に説明をしてくれています。タイトルは胡散臭いですが、私の人生を変えた一冊です。ご参考に。

 

D.自己否定

「自分にできることがわからない」をMRを辞めない理由として選んだあなたは、自分を棚卸し(自己分析)する必要があるかもしれません。

MRをしていると、高収入であるため、自分の市場価値を測り損なっているケースが見られます。一度、ざっくりしたものではなく、具体的にMRとして身についたスキルは何かを棚卸しすることで、自分にできることがわかるかもしれませんし、それに合った仕事を選択することもできるかもしれません

逆に、興味のある仕事に対して何が不足しているかがわかるため、これから身につけることで選択肢に幅をもたせることができるかもしれません。

 

自己分析のおすすめはこちら。Webテストで自分の強みを見える化してくれます。

 

E.他業種を知らない

「どういう仕事をしたいのかわからない」をMRを辞めない理由として選んだあなたは、この中の理由として、一番辞めることが近いかもしれません。

他業種を知らないことは当たり前で、周囲の人に聞いても限られた情報しか持っていないことが多いと思います。

他業種の候補を考える際には、自分が何に興味があるのかを知ることと、情報を多く得ることが重要です。転職サイトに登録することで、かなりの情報を得ることができるので、いろいろな情報を得ることで見えてくるものがあるかもしれません

自分から転職先を検討してみても良いですし、一度提案してもらうのも現実的に検討するきっかけとなるため良いと思います。 

他業種については、こちらにまとめていますので、参考になれば嬉しいです。

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終わりに

私自身の場合は、すべて当てはまっていましたが、年収については、年収よりも将来的に単身赴任になってしまうことや、人生設計を立てにくい安定しない全国転勤の方がネックであったため、その点は問題にならなかったです。

また、転職エージェントと自己分析することで、マーケティングに興味があるということがわかり、それに必要なスキルを身につけるために、時間をかけて勉強することもできました。

現状を漠然と不安に思っていても、ただ不安が募るだけです。ネックとなっていることがあるのであれば、ひとつひとつ深堀りしていくことで、どういったアクションを取るべきかわかってきます。

さて、あなたはどうでしょうか?MRを辞めたいと思っていますか?

 

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ケース面接の対策方法

コンサルへの転職を検討されており、対策をお探しの方向けへの記事になっています。

今回は、コンサルへの転職において、避けては通れないケース面接についてお話しします。これができないことには始まらないのではと言っても過言ではないぐらい、いずれのコンサルティングファームでも実施されています。

また、対策をして面接に臨むことが当たり前になったことで、ケース面接をすると言わずに、普通の面接形式でケース面接がしれっと始まるようなこともあり、対策をせずに挑むということは考えられません。

本記事は、ケース面接の基本となるフェルミ推定から対策について、私が実際にやっていた対策や経験も踏まえて、紹介していきます。

 

コンサルへの転職を希望していない方も、ェルミ推定やケース面接については、ロジカルシンキングのトレーニングとして面白いので、読んでみて損はないと考えています。

では、早速内容に入っていきましょう。

 

ケース面接

 

 

ケース面接の対策の前に、フェルミ推定とケース面接とは?

フェルミ推定

コンサルティングファームへの転職を考えて、初めてフェルミ推定やケース面接を知ったという方も多いと思いますので、まずどういったものなのかについてお話します。

フェルミ推定

実際に調査することが難しい数量を論理的に概算することです。これはフェルミという物理学者が、爆弾の実験中に離れた場所で紙切れを落として、それが飛ばされた距離から爆弾の威力を推定したことが有名な話で、その人の由来によりフェルミ推定と呼ばれています。

面接の場ではどのように活用されているかというと、以下の例題のようなものを質問し、対象者の論理的思考力を図ることを目的に使用されています。この中には、実際に聞かれたものも含まれています

  • 日本に立っている電信柱は何本?
  • 都内のマンホールの数は何個?
  • 東京駅でのタクシーの利用者数は?
  • 向かいのビルに使用されているコンクリートの重さは?

普通に聞かれると、「えっ?」となるようなものばかりで、フェルミ推定を意識していないことには、対応することは難しいと思います。

しっかりと考え方を学ぶことで、スムーズに解くことができるようになります。

また、あくまで概算することが目的であり、推計された数値にはあまり執着する必要はありません(明らかに外れた数値には問題ありますが)。

例題の1つ目については、後ほど紹介するので、読み飛ばさず、5分程度で一度解いてみてください。

 

ケース面接

ケース面接は、フェルミ推定の応用となったもので、よりビジネスに寄せたものと考えていただければと思います。フェルミ推定によってモデル*を立てたものから、ビジネスの課題を解決するというように、フェルミ推定とケース面接はどちらの対策も必要となります。

*モデルについては、後述します。

では、例題としては、以下のようなものが挙げられます。

  • あるクリーニング屋の売上を3倍にする方法を考えてください。
  • 近所に大型スーパーができ、商店街の売上が下がっています。改善策を考えてください。
  • あおり運転をなくすための対策を考えてください。
  • 優秀な人材を採用するために、どのような対応が有効か考えてください。

上2つのように、売上などの拡大や減少のようなビジネスに関することから、社会問題についてなど様々なテーマがあり、本人のバックグラウンドに沿った内容で出されるケースも多いです。

製薬会社に務めていたということであれば、

「〇〇という薬剤を導入しようと考えているが、導入についてどう考えるか」

のように聞かれることもある(実際に友人であった)ので、準備をしていないと答えるのは容易でないです。

 

ケース面接を採用している企業

ケース面接を採用している企業として、筆頭に挙がるのは、コンサルティング会社です。コンサルティングファームの面接といえば、ケース面接が当たり前というようなぐらい浸透しています。

コンサルティングファームに入社するために、ベースとして必要なスキルにロジカルシンキング(論理的思考)があるため、それを測るためにケース面接を実施しているということですね。

コンサルティングファーム以外で、MRから転職先として多い会社でいうと、エムスリーとかエムスリーマーケティングでケース面接を採用しています。これは、エムスリーの立ち上げメンバーがコンサル出身(マッキンゼー)であり、ロジカルシンキングを重要視しているからだと思われます。

 

フェルミ推計とケース面接の対策・解き方

解き方

対策についてですが、先ほど挙げたような問題を繰り返し繰り返し実施しながら、思考パターンを体に身に着けていくことが重要になります。

では、どのように考えていくのか、基本となるフェルミ推定の例題を用いて解説していきます。

 

日本に立っている電信柱の数は?

フェルミ推定の基本の考え方は、下記のとおりです。

  1. 仮説を立てる
  2. モデルを作る
  3. 値を自分が想定できる数量まで落とす
  4. モデルを解く

例題を用いて順番に説明していきます。

 

1.仮説を立てる

まず、日本の電信柱がどういったところにあり、どいうところに集中しているかなど仮説を立てます。電信柱は、送電を目的としているため、人口が密集しているところ(都会)で多く、人口が密集していないところ(田舎)では少ないですね。

それを踏まえて、都会では50㎡に1本ぐらいで、田舎では3倍ぐらい距離があり150㎡に1本ぐらいと仮定します。都会と田舎の構成比は1:9ぐらいです。

上記より、面積当たりの本数と都会・田舎の本数で概算できると仮説が立てられます。

 

2.モデルを作る

仮説を元にモデルを作成していきますが、推計したい数量を因数分解していくようなモデルになることが多いです。

今回であれば、このようなモデルができます。

日本の電信柱の本数 = 都会の本数 + 田舎の本数

 

3.値を自分が想定できる数量まで落とす

順番が前後しましたが、どれだけの電信柱があるのか推定するには、ある程度の確度で判断できる自分の周囲で想定できる具体的な数量までレベルを落としていきます。

この際に、ここの想定が概算になり過ぎると、最終的に概算する日本の電信柱の本数が、概算の概算になるため、どんどん離れた数値となってしまうため注意が必要です。自分が想定できる数量まで落とすことは、推計にも根拠を説明する要素としても重要なポイントです。

  • 都会では50㎡に1本ぐらい
  • 田舎では3倍ぐらい距離があり150㎡に1本ぐらい

 

4.モデルを解く 

都会の本数 = 日本の面積(K㎡) × 1K㎡あたりの電信柱の数 × 都会の割合

田舎の本数 = 日本の面積(K㎡) × 1K㎡あたりの電信柱の数 × 田舎の割合

 

都会の本数 

= 日本の面積約380,000K㎡ × 都会400本/1K㎡ × 0.1% = 15,200,000本

田舎の本数

= 日本の面積約380,000K㎡ × 田舎44本/1K㎡ × 0.9% = 15,048,000本

 

日本の電信柱の本数 

= 15,200,000 + 15,048,000 =30,148,000本 

 

というように概算ができました。途中日本の面積が出てきましたが、ある程度の基礎情報は、練習をしつつ覚えていきましょう

(日本の総人口、東京の人口、日本の面積等)

モデルについては、あくまで一例であり、様々なアプローチがあります。いずれも正解があるということではなく、仮説やモデルに抜けもれ(MECE)がないか、論理的に筋が通っているかが重要となります。

また、モデルの立て方がケース面接の目的によって、最適なモデルを選択することが重要となっていきます。

 

ケース面接はモデルのクリティカルな要素から打ち手を考える

ケース面接においては、「売上を増やす方法は?」や「いじめを減らす方法は?」みたいな打ち手を求められることが多いですが、いずれにおいてもフェルミ推定の考え方をベースとして進めることができます。

例えば、例題にあった下記がお題であった場合、フェルミ推定と同様に売上を構成する要素を抜けもれなく、仮説を立てていきます。

例題から考えてみましょう。

あるクリーニング屋の売上を3倍にする方法を考えてください。

クリーニング屋の売上を構成するのは、ざっくり下記の2つです。

  • 客数
  • 客単価

客数は、クリーニング屋を利用できるエリア内の住民と客層(店舗利用可能な層:年代、世帯状況、職業状況等)と時間帯(営業時間:午前、午後、夕方)によって、客単価は、クリーニングの品数(持ち込み数)と種類(シャツ、スーツ、着物、布団等)の掛け合わせで概算できそうです。

また、客数や客単価に影響する要素として、1ヶ月の売上と仮定した場合には、季節性や天気といったところも影響してくるため、それもざっくり晴れと雨の割合を係数として入れておいても良いかもしれません。

というような項目を仮説検討し、モデルを作っていきます。

モデルは客数×客単価で、そこからそれぞれを上記のようにブレイクダウンしていくことで、より売上に影響する要素を書き出していけるので、打ち手を考える際に論理的に要素を検討しており、アイデアベースのような回答にはなりません。

さらに、抜け漏れなく要素を出すことで、見落としていた影響のあるトリガーとなるものや、それぞれがどの程度売上に影響しているかも、ある程度想定できるため、売上を3倍にするクリティカルな要素に打ち手を検討することができます。

解き方自体はわかってきたと思いますが、実際に評価されているのは結果(打ち手)ではありません(考え方の柔軟性を見られることはありますが)。

 

ケース面接で評価されるポイントは

打ち手自体が新たなサービスであり、とても優れたものであっても、アイデアベースであっては評価は高くありません

ケース面接においては、打ち手を導き出した論理的に整理された思考経路と、テーマに合ったモデルを構築できていたかというところが重要になってきます。

実際に面接では、打ち手に対して、なぜそう思ったのかを繰り返し深堀りされ、論理的に考えられた打ち手かどうかを検証されます。

先程紹介したように要素をブレイクダウンしていく、ロジックツリーのように検討することで、抜け漏れなく論理的に検討することができます。

また、モデルについては、売上を検討するのにおいて、必要な要素がモデルに組み込まれているかも重要な要素となります。

極端に、客単価がすべてと決めつけて、客単価のみをあげるモデルであった場合は、客数はどうですか?といったように不足した点を指摘を受け、倫理的思考に抜けがあったと判断されてしまいます。

そのような抜け漏れがないモデルを作りには、論理的思考に加えて、仮説段階で、より顧客目線(クリーニング屋)で検討することができるかも、論理的思考に加えて重要なポイントと考えられます。

 

ケース面接の対策の具体的な方法

対策

具体的な対策方法は、数問を時間をかけてロジックツリーでブレイクダウンしていくことです。本来は、決められた10〜15分や会話の中で行われることが多いですが、トレーニングとしては、思考に漏れがないように、書き出しながらロジックツリーを作っていくことが良いと思います。

数問は時間をかけて行い、論理的思考に慣れてきたと感じたら、一度時間を決めて取り組んでみるというのを繰り返して練習することで、だんだんと論理的に考える癖がついてきます。

私の場合は、これで抜け漏れなく考えられているか不安だったので、例題とその解き方がまとめてある書籍を使って、練習をしていました。解き方には正解はないものの、周りに抜け漏れを指摘してくれる人もいなかったため、解き方が乗っていることで、自分に抜けている要素等を確認することができました

参考に使用した書籍を紹介します。私はいずれもKindleで購入し、朝2問してから仕事に行き、仕事が終わってから振り返るというような使い方をしていました。

 

実際に外資系コンサルティングファームで出された問題を使って、戦略系コンサルタントの模範解答例を段階的に解説してくれています。前半にフェルミ推定系の問題10問と後半にビジネス系ケース10問があるため、しっかりと学ぶことができます。

 

これはフェルミ推定に特化しており、東大生が1000問を解いてわかった「パターン」や「解法ステップ」を詳しく説明してくれています。計30問で、例題15問と練習問題15問が交互に入っており、例題と同じパターンで解ける問題が次に来ているため、パターンを身に着けるのに向いています。

 

一つ前の書籍と同じシリーズで、具体的にケース問題に当てはまるパターンを掲載しており、それを丁寧に解説しているため、こちらもパターン化することで、どのような問題であってもスムーズに解けるようになります。

また、実際の面接経験から、面接の流れに沿ってケース面接を紹介してくれているので、具体的にイメージすることができるため、その点もおすすめです。

上記に加えて、例題9問とそれに対応した練習問題9問が入っています(いずれも解説付き)。

 

終わりに

コンサルティングファームへの転職はハードルが高く、対策にも多くの時間をかけなければならなく、心折れそうなこともあるかもしれませんが、年収や自己成長、キャリアの自己価値が高まることなど、投資に対して得られることは非常に多くあります。

ぜひ、コンサルティングファームへの転職を成功させ、自身のキャリアを発展させてください。

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