元MRの転職考察

MRから他業種(マーケティング関連)に転職を成功させた経験から、転職活動に役立つ情報を中心に発信しています。

MRから転職をおすすめする理由【自分の市場価値】

私は、MRから現在ではマーケティングに関わる他業種に転職しており、MRの頃と比べて、仕事や家庭と共に充実した日々を送れています。自分自身の考えとして、やはりMRから早期に転職して良かったと思うことが多くあります

今回は、MRから転職を勧める理由についてお話しできればと思います。

 

MRという仕事を決して否定しているわけではなく、MRとしてのやりがいや面白さも多くあると思いますが、いち転職経験者の考えとして聞いてもらえれば嬉しいです。

勧める

 

MRから転職をおすすめするのは、市場価値を高めるため

価値が低い

私が転職をしようと考えた際に、最初に驚いたことに市場価値の低さがありました。

 

職務経歴書の作成や自己PRのために、自身の経験や営業成績を棚卸しをしましたが、自分でいうのもおこがましいですが、営業成績も良く、海外研修等にも抜擢される経験がありました。

そのため、ある程度の自信を持って、高い給与水準を保ったまま他業種に転職が叶うと思っていましたが、実際には現在の年収を維持しての転職は難しく、MR自体の転職市場における価値の低さを目の当たりにしました

 

MRは、医薬品の情報を取り扱うことや製薬業界という特殊性から、年収が高く設定されており、自身の市場価値(=年収)は高いものだと錯覚している部分がありました。

その製薬業界から外に視点をおくと、営業職ということ以外には特に独自性は少なく、さらに、他の営業職と違い、商品の価格交渉に関わらないという部分においても、他の営業職にアドバンテージがあるとは言えない状況であると気づきました。

 

もちろん、エリア波及を考えた施策経験や医療知識といった独自性も少なからずあると思いますが、医療に関連しない完全な他業種においては価値は低いため、私は製薬業界を出ないという選択をしています。

 

こういった理由によりいち早く転職を経験し、自分の市場価値を知り、他業種にて市場価値を上げる努力をすべきだと考えています。

 

MRの転職をおすすめするのは、幅広くスキルを身につけるため

スキル

先述した内容と重複する部分もありますが、MRによって身に付くスキルは、転職市場の価値向上にあまり影響しないことが多いです。

身に付くと考えられるスキルには、主に下記が挙げられます。

  • コミュニケーション力(対人スキル、質問力等)
  • プレゼンテーション力
  • 医療知識

MRにおいて、コミュニケーション力やプレゼンテーション力はMRから転職してくる同僚を見ると、他の業種から転職してくる方よりも、そういったスキルは高いと感じます。

 

一方で、ロジカルな思考やイチから何かを考えること、またofficeスキル(パワーポイントやエクセル等)が不足していると感じます。これは、ベースとして必要なスキルと考えていますので、転職前にある程度底上げしておく必要があります。

(私も転職先が決まった後にはなりますが、エクセルスキル向上のためにアビバに通った経験があります。)

 

MR経験だけでは、身につかないスキルも多いため、他業種の経験や自身で何かを身につける努力をしなければ市場価値の向上をすることは難しいです。

 

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また転職において、年収が上がる/下がりにくくするために必要なスキルもあります。それらのスキルについては、下記の記事でまとめていますので、ご参考にしてみてください。

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MRから転職をおすすめする理由として、全国転勤が人生設計に対する影響が大きすぎること

影響

MRにおいてつきものの転勤についてですが、転勤がもたらす人生設計における影響は非常に大きいものです。

 

昨今、テレワーク・リモートワークが進みつつある環境下で、居住地に縛られないスタイルに変化が見られています。そんな中で、MRにおいてはこの先十数年は居住地が選べない働き方が続くと考えられます。

 

居住地が選べない働き方に対する対価として、高水準の福利厚生や家賃補助、年収等があると思いますが、それでペイできるほど人生設計における影響は少なくないように私は考えております。

そもそも居住地を選べない仕事ということに、疑問を持たずにMRに就職をしましたが、自分に選択肢がなく全国どこでも転勤があることは、自分の人生の選択を会社に委ねすぎているということも気になりますね。

 

可能であれば、結婚や子供が生まれる等のイベントのような、転勤の影響が大きく出る前に、転勤のない業種への転職をすることが非常に重要と思います。

 

MRからマーケティング職等への発展

マーケティング

MRにおいては、将来的な職務の発展として、マーケティング・企画職等の本社業務への異動が花形として考えられますが、非常に狭き門です(社内評価が高いだけでなく、グローバル製品がメインとなるため、英語のスキルも必須となってきています)。

 

多くのMRは、定年までMRでいることが多く、MRの将来的な発展にはあまり期待できません。もちろん、社内にて他職種にチャレンジすることも可能とは思いますが、大企業であり、MRの総数が多い製薬企業においては、社内で他職種に異動することにはハードルが高いため、社外への転職のほうがハードルが低いケースはあると考えられます。

 

MRとして、人生を全うするとの考えであれば、全く問題はないですが、もし少しでも他業種に興味がある場合には、早めの行動が自分を救うことになりますので、先延ばしにせずにアクションを起こすことをおすすめします。

 

pikopikopun.hatenablog.com

 

転職して実感したこと

優秀

転職して実感したことは、非常に優秀な方が多いということです。MRにも優秀な方はたくさんいらっしゃいますが、MRとして触れることのないロジカルな思考やマーケティング、また分析スキルといったことに秀でた方と接することも多く、MRという狭い業界の中では触れることのない世界があることに気付かされました。

 

また、実務上においては、MRはみなし労働であるため、自分のかかっている工数を意識することはほとんどないと思います。自分が出した成果に対してどれだけの工数がかかっていて、利益率がどの程度なのか、自分の生産性を意識することで、そういった意味での貢献性ということも、転職して実感したことです。

 

終わりに

多方面から転職を勧める理由を紹介しましたが、一つでも当てはまることや気になることがあるのであれば、今が人生の転換点となるかもしれません。転職サイトや転職エージェントから情報を得るなど行動を起こしてみてください。

 

転職をしないという結論に至ったとしても、そこで得られたものは、決してマイナスとなるものではなく、人生経験としてプラスに働くと思います。

この記事が少しでも、あなたの人生の一助となれば嬉しいです。

参考リンク

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