元MRの転職考察

MRから他業種(マーケティング関連)に転職を成功させた経験から、転職活動に役立つ情報を中心に発信しています。

焦りは禁物!MRの転職で焦ることで起きる3つの弊害

MRからの転職活動において、どうしても焦ってしまう場面は多くありますよね。

「採用先がなかなか決まらない」「選考が重なり余裕もなくなる」「手持ちの転職先が減っていく」等、嫌でも焦らせる要素が揃っているの転職というものです

その焦りから起きる弊害が、かなり厄介ですので、そうならないためにも意識しておくことが必要です。

今回は、焦ることによる弊害がどんなものかを知ることで、自分が焦ってしまっているのではと気づくことができること、また、これから転職活動を考えている方がそういったことにならないように、記事を書きました。

 

私は、MRから転職し、第一希望のマーケティングに関わる仕事に転職した経験を持っています。MRからの他業種転職の成功体験から、MRから転職を希望する方向けに記事を書いています。

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弊害
 

 

転職に対する焦りから準備をないがしろにする

準備

これは意外と多いと思っています。特にMRで。

なぜかというと、MRという職種についている方は、基本的に優秀な方が多く、それなりに仕事もこなしている方が多いです。そのため、簡単な準備である程度できてしまうため、事前準備をないがしろにされやすい傾向があるかなと思っています。

それが焦る環境におかれてしまうとどうなるかというと、さらに準備を怠ってしまうことになってしまいます。

転職における職務経歴書や面接の準備は、本当に重要で、ぶっつけ本番では良い結果を生みません。

簡単に転職が可能な先においては、それなりの仕事でそれなりの年収しか期待できません。一方でハードルが高く、競争が激しい先では、多くのリターンが期待できます。

転職は早くすることが重要ではなく、より希望にあった会社に転職することが目的ですので、どっしりと腰を据えて準備をし、焦らずに進めることが重要です。

 

焦りが表面に出てしまう

焦る

焦りが表面にでることについては、就職活動時に経験したことがあると思いますが、内定が出ると、他にもどんどんと内定が出るといったものです。

この現象は、転職活動にも言えるもので、転職がしたいがために前のめりになり過ぎたり、なかなか決まらず焦ってくると、それを人事が読み取ってしまいます。

さらに、面接の環境において最も重要と言えるのが、自信を持って話せているかということです。どんなに良い人材で、受け答えが素晴らしいとしても、自信があるのとないのとでは、結果に大きく差が生まれてきます。

ヒトはコミュニケーションの情報処理において、視覚情報4割、聴覚情報5割、言語情報1割で認識しています。上記のように、受け答えが素晴らしい=言語情報のみでは、残りの9割が焦っているいたり、自信のない表情であった場合、よい結果が得られないのは必然であると言えます。

 

希望年収よりも低いオファーを受ける

安い

これが最も多い弊害です。転職活動に時間をかけて、一生懸命頑張ってきたことにより、当初考えていた目的や目標を見失ってしまい、転職ができることが目的にすり替わってしまっているケースです。

行動経済学でいうサンクコスト効果ですね。

サンクコスト効果とは、ざっくりいうと、これまで時間もお金もかけてきたのだから、それを取り戻さないと結果を出さないとと、撤退する(やめる)という判断が取れないことを指します。

まさに、転職活動に時間をかけてきて、かなりの労力をかけてきたのだから、転職というゴールを叶えるまではやめられない状態になっているということです。

これによって、目標としていた年収から大きく下がっていたとしても、とにかく転職しなければとなってしまい、結果、大幅に年収を下げて転職してしまうという状況に陥ってしまいます。

目標年収および現状の市場価値による年収を把握しておくことでも、オファーの年収が適切かを知ることもできますので、ひとまず現状の年収を把握しておきましょう。

 

焦らない対策方法

解決

対策方法はいたってシンプルです。活動を開始するまでにしっかりと時間を掛けて準備をするということです。

始めから本腰を入れて転職活動を始めると、転職市場に対する情報も持っていない、自分の市場価値も知らない、希望職種や希望年収もあいまいだとなってしまうと、転職活動が始まるとトントンと話が進んでしまい、自分の軸が決まる前に選択に迫られてしまうことになってしまいますし、何となく受けてしまい良い結果が得られないということも往々にしてあります。

本腰を入れて転職活動をする前から、常に転職サイトや転職エージェントを利用し、情報を取りつつ、また自分の市場価値を知りながら、しっかり地固めをしておく必要があります

 

年収が高い人の転職活動の仕方

年収高い

年収が高い人の転職活動の仕方を聞いたことがありますが、その人は常に転職活動をしていると言っていました。

現職で成果を残しつつ、常に優良求人を探しており、現職にも転職に対しても同じ比重をおいていました。

つまり、どちらにおいても適度のプレッシャーをかけているということです。

プレッシャーが高すぎても、高いパフォーマンスを出すことはできないため、どちらにおいてもバランス良くウエイトを置くことにより、どちらも高いパフォーマンスを出すことができると、まさに焦る環境を作らないということだと思いました。

 

転職活動においては、「始めます」とするものではなく、常に環境を読みつつ進めていくことが、より良い転職活動の環境づくりとして重要だということがこのことからもよくわかりました。

 

まとめ

転職活動は、長期化するほど体力を消耗します。ただ、焦って進めることでは良い結果を生みません。

転職を成功させるポイントは、「常に転職を意識し、情報を取っておく」「自分の市場価値を知り、それを上げるためにも現職の成果も出す」が重要です

転職活動を始めていて、焦りを感じる状況の方は、今一度転職の目的を考え直してみてください。

また、これから転職活動を始めようと考えている方は、まずはしっかりと情報を取り、自分の転職の目的を明確にしておいてください。 

 

今後のキャリアについて、悩んでいる方は、一度キャリアコンサルティングに相談してみることで、かなり明瞭になると思います。

現状、まだ具体的に進めるつもりがない場合や、求人を紹介されるのもちょっと抵抗があるという方は、無料で求人紹介なしで45分キャリアについて相談してみるのがオススメです。

 

以上、参考になれば嬉しいです!

転職の進め方については、下記にまとめています。

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