転職を進めていく上で、複数の転職サイトやエージェントを活用しつつ転職を進めていくことが多いと思いますが、サイト自体も数が多く活用方法がよくわからないですよね。
転職サイト等によって特徴としているポイントが異なっていますが、大きくは転職に対するスタンスによって使い分けをすることができます。逆に、ご自身が目指すところと異なった活用方法をするとに、期待するサポートや転職先の紹介を受けられないこともありますので、自身の転職スタンスと転職サイトの活用のポイントを理解しておく必要があります。
今回は、具体的な転職サイトのおすすめではなく、自身のスタンスによる転職サイトやエージェントのおすすめの活用方法を紹介します。
転職スタンスの考え方
転職スタンスは、自身の転職の目的によって異なっており、「MRで他社に転職し、今よりも年収を上げたい」や、「MRから他業種にチャレンジしたい」など、個々に転職に求めることは違います。
そのため、転職スタンスを理解することによって、転職サイト・転職エージェントの活用の仕方がわかるようになります。
転職スタンスは、大きく2つに分類することができます。
それは、”キャリアアップ”と”キャリアチェンジ”です。
いずれも言葉のとおりですが、説明すると以下のとおりです。
- キャリアアップ:特定の分野においてより専門性や経歴を高め、ハイポジションを狙うことで年収を高めることを目的とするスタンス
- キャリアチェンジ:主に現状とは異なる業種に対し、これまでの経験したことを活かし、発展させることを目指すスタンス
自身の転職のスタンスはどちらに当てはまるでしょうか。
転職サイトと転職エージェントの違い
では、活用方法の前に、具体的に転職サイトと転職エージェントについて、どのような特徴があるか見ていきましょう。
転職サイト
転職サイトは、「リクナビ」や「マイナビ」などの聞き慣れたものが多くあり、就職活動時にも利用したことのあるサイトかと思います。同様の運営会社によって、転職用のサイトも運用されております。
主なメリットは、”膨大な求人情報”から自分自身で好きなように探し、応募することができるところです。
ただ、登録情報(学歴や会社名、転職回数等)により求人の表示にコントロールをかけられている場合があり、期待する情報にアクセスできない場合もあるようです。
また、書類選考の通過率を上げることや面接対策等を期待する場合には、転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェント
転職エージェントは、「リクナビエージェント」や「マイナビエージェント」等があり、キャリアコンサルタントが要望にあった求人情報を紹介してくれます。
主なメリットは、求人情報を紹介するだけではなく、転職への要望を整理し、適した求人を紹介してくれます。また、応募書類の準備や対策等のフォローも実施してくれるため、個人で応募するよりも採用率が高くなることが期待できます。
一方で、キャリアコンサルタントのタイプによって、紹介求人に差がある可能性があるため、希望求人が漏れてしまう可能性があります。
転職サイトと転職エージェントの特徴がわかったかと思いますが、ここまでの説明を踏まえて転職スタンスによる活用方法を説明していきます。
転職スタンスによる活用方法
転職スタンスについては、”キャリアアップ”と”キャリアチェンジ”の2種類と紹介しましたが、改めてそれぞれの目的と、目的に合わせて活用方法を確認して行きたいと思います。
キャリアアップの場合
まず、キャリアアップにおいては、現職の延長線上であり、より現状よりも専門性を高めたり、高待遇のポジションを狙っていくということが目的になります。また、専門性を高めるという面においては、オンコロジー専任MRやバイオベンチャー等、具体的なポジションを狙うというようなより具体性の高い求人を探すということもあるかと思います。
そのため、転職自体を急ぐ必要もなく、高待遇の案件を漏らさずにチェックしていくことと、新規で登録があった際に紹介してもらうことが必要になってきます。
上記から、広く探すということではなく、絞った求人を逃さず狙っていくということになるため、転職エージェントの活用がメインであると考えられます。
さらに、キャリアアップを目指すため、現状よりも上のポジションを目指すことも多く、十分に対策を練ることも必要であるため、転職エージェントのサポートを受けつつ進めていくことが適しています。
また、転職エージェントによって紹介のある求人が異なる場合があるので、複数のエージェントを活用することで、漏れを減らすことができるため、複数箇所に登録しておくことがおすすめです。
キャリアチェンジの場合
キャリアチェンジにおいては、現職以外の業種に転職を目指すため、希望に沿って幅広く探していく必要があります。また、キャリアチェンジの中でも、これから具体的な業種を考える場合と具体的な希望業種がある場合とで、活用方法が異なってきます。
既に具体的な希望職種がある場合
既に具体的な希望業種がある場合には、転職エージェントの活用が適しています。
転職エージェントにおいては、幅広い求人情報というよりか相性の良い求人を紹介してくれるため、具体的な希望業種がない場合は、相性という面での偏った求人の紹介を受けてしまうリスクがあります。
そのため、具体的な希望業種がある場合に活用する方が良いです。
希望業種が定まっていれば、それに対して適した求人を紹介を受けられ、かつ合格率を上げるためのサポートもあるため、転職エージェントを十分に活用することで、希望職種への転職を叶えることができます。
具体的な希望職種がない場合
具体的な希望業種がない場合は、転職サイトの活用が適しています。
具体的に業種が定まっていないため、幅広い求人情報を見て、これまでのキャリアから応募可能な業種が把握し、自分がどういったものに興味があるかなどを確認する必要があります。その中から、興味があるものは、より詳細に情報をもらっていくような活用方法が良いと思います。
また、具体的に希望業種が定まってきた場合には、そこから転職エージェントを活用しても良いです。
まとめ
転職活動において、個人ではなかなか情報の入手が難しいため、うまく転職サイトと転職エージェントを使って、有利に転職活動を進めて行く必要があります。
また、人気の求人はすぐに埋まってしまうことも多くありますので、人気求人を取り逃がさないように、現在の自身の転職スタンスを確認し、 活用方法に合わせて早期に情報をもらえる環境を整え、転職活動を始めましょう。
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