元MRの転職考察

MRから他業種(マーケティング関連)に転職を成功させた経験から、転職活動に役立つ情報を中心に発信しています。

MRが転職後に活かせるスキル

MRから他業種転職を考えている時に、転職後に活かせるスキルって何があると思いますか?

ぱっと浮かぶところだと、プレゼンスキルですかね?

MRを通してどういったスキルが身についているか、転職活動における自己PRにも重要ですし、実際に転職後に強みだなと感じたスキルがありましたので、今回はそのあたりをまとめていこうかと思っています。

今回この記事を読むことで、転職活動における自身の強みを明確にすることができ、MRの強みを把握することでよりスムーズに転職先の選定にも役に立つと考えております。

 

私は、MRからマーケティング関連の職種に転職した経験を持っています。その中で実際に経験したことから、使えると感じた情報をまとめていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

 

では早速見ていきましょう。

活躍

 

 

MRの転職時に活かせるスキルは大きく2つに分かれる

活かせるスキル

MRの転職時に活かせるスキルにおいては、「営業的スキル」「MR独自スキル」の2つに分かれると考えています。

MRは、営業という側面と、医療業界で対医師をクライアントとした特殊性があります。そのため、営業としての共通したスキルと、MRの独自スキルの2つに集約されます。

それぞれのスキルの中でも、自身で強みと感じる部分があれば、それを活かすことができる職種も後半に紹介しているので、転職先の検討の参考にしてもらればと思います。

 

営業的スキル

営業

営業的スキルは、MRの営業の側面にフォーカスを当てたスキルとなりますが、他業種の営業とも共通して身につくスキルだと考えています。逆にいうと、他の営業にもスライドして使用できるスキルとも言い換えることができます。

主には、下記が営業的スキルに分類されます。

  • プレゼンテーション力
  • 情報収集能力
  • コミュニケーション力

 

プレゼンテーション力

プレゼンテーション力は、短時間の情報提供や説明会等を通して、いずれのMRでも身についているであろうスキルだと思います。

これだけ定期的にプレゼンする職種も多くないですし、質疑応答まで想定して力を入れる説明会も中にはありますよね。そう考えると、「プレゼンする力」と「プレゼンを構成する論理的思考」という点も、このプレゼンテーション能力に含まれており、他の営業職よりも秀でた部分とも考えられます

実際に、私の周りのMRからの転職してきたメンバーを見ると、いずれもプレゼンが上手で、逆に他の職種から転職してきた方を見ると、プレゼンの進め方やストーリーの立て方があまり上手ではないなと感じます

こういった点からも、転職後も十分に活かせるスキルと思います。

 

情報収集能力

情報収集能力においても、他の職種よりも強い部分だと考えています。

MRの情報収集というと、「医師から直接ニーズの把握」、「看護師・スタッフからの状況把握」、「薬剤師からの処方状況や使い方等の状況把握」、そして「MSやMRからの横の情報共有」といったように多肢に渡ります。

考えている以上に、かなり情報のやり取りをしており、情報戦である特徴があります。

このような状況下で仕事をしていても、実際には情報収集能力が身についているという実感はないかもしれませんが、多方面から情報を集めて、それに対する打ち手を考えてきた経験はかなり身になっていると思います

 

コミュニケーション力

営業的スキルの3つ目としては、コミュニケーション力です。

これは言わずもがなだと思いますが、MRは様々な職種(医師、看護師、スタッフ等)のいろいろな人とやりとりすることが必要な職種です。

そのため、多種多様なタイプの方と、適切にコミュニケーションを取ることで、どんな方ともそつなく関係構築ができるのではないでしょうか。

医師の中には、気難しい方や言い方が悪いですが変わった方も多く、そういった方とも相手の所作からタイミングを見て採用の依頼をするなど、本来は難しいのではと思います。

ただ、知らずしらずのうちに、スムーズにできるようになっており、コミュニケーション力が身についていますよね。

まあ最初から誰とでもコミュニケーションを取れますよという方が、MRには多いと思いますが、私は後天的に身についたタイプでした。

 

では、続けて、MRI独自スキルを確認します。

 

MR独自スキル

独自

MR独自スキルとは、他職種では得られない、MR経験から得られるスキルと考えています。

主に下記2つです。

  • 医薬品・ヘルスケアの知識
  • 医師に対する営業経験

 

医薬品・ヘルスケアの知識

MRとして、医薬品の情報提供をすることで、関連した医薬品やヘルスケアの知識が身についています。医療関係者以外で、こういった知識を活かしたり身につけたりすることも少ないため、これはMRの独自スキルと言えると考えています。

また、医療制度といった部分にも大きく関わっているため、幅広い医療知識という面では、ヘルスケア業界においては多方面で活かすことができるスキルです

また、実臨床における医療知識というのは、情報として得られづらい部分になりますので、直接医療関係者から得られる情報を持っているというのは、強みとして活かせる知識というように思います

 

医師に対する営業経験

医師に対する営業経験は、MRでしか経験できないことだと思います。MRの方は、重々理解されていることですが、医者って一癖も二癖もある方が多いです(すいません、普通な方もいますが)。

ただこの医師の特徴というのは、MRとして接してみないとわからないことが多く、医薬品のプロモーションやマーケティングといったことにおいては、現場を知らないと機能しないことが多いです。

医師の特徴を知ることは、実際に営業をしてみないことにはなかなか伝わらないことも多く、MR独自の経験・スキルではないかと考えています

 

ここまで紹介したようにMRの経験から得られるスキルは、「営業的スキル」と「MR独自スキル」の2つに分類されることがご理解いただけたかなと思います。

それぞれのスキルを活かせる職種として、MRからの転職先として多いもの紹介します。

 

営業的スキルが活かせる主なMRの転職先

営業的スキルが活かせる職種は、下記が挙げられます。

営業全般は、価格交渉以外の部分では十分に活かせるところです。

広告代理店においては、製薬会社等のクライアントからニーズを汲み取り、情報媒体を作成していくため、「コミュニケーション力」「情報収集能力」を活かスことができます。特に、他社とコンペによって案件を取っていくこともあるため、そういった部分では「プレゼンテーション力」で、かなり差がついてきます。

医療系コンサルティングファームについては、3つとも活かせることができますし、特に「論理的思考力」がコンサルには非常に重要となるため、それの素養が論理的なプレゼン構築や情報提供等で身についていると考えています。

pikopikopun.hatenablog.com

  

MR独自スキルが活かせる主なMRの転職先

MR独自スキルは、主にプロモーションやマーケティング関連で活かすことができると考えています。主には下記職種が挙げられます。

医師向けの情報提供メディアというと、エムスリーやケアネット等のプロモーションを意識したメディアとなりますが、現場感やMR独自の視点により、効果的なプロモーションを考えることができます。

また、医療系マーケティングリサーチ会社は、医療に特化したリサーチとなるため、医療知識や現場感ということが重要となるため、MR経験を活かすことができます。

 

医師との独自コミュニケーションの面では、下記が当てはまります。

  • CRA(臨床開発モニター)

CRAにおいては、医療関係者とのコミュニケーションが必要となるため、MR経験により問題なくやり取りができることになりますし、医療知識という面も活かすことができます。

 

MR独自スキルを活かした転職先については、実際にMRからの転職者が多く、活躍しているケースが多く見受けられます

また、MRの独自スキルを活かすことにもなるため、他業種転職の中でも、年収も下がりにくく、その面でも人気の職種となります

 

まとめ

MRが転職後に活かせるスキルとしてまとめましたが、上記は実際にMRからの転職者を見た際に多くの方で身についているなと感じたスキルです。

これら以外にも、あなた独自に身についているスキルがあると思いますので、「上記のスキル×自分の独自スキル」で、よりあなた自身の市場価値が上がってきます

そのためにも、あなた自身の独自スキルをしっかりと棚卸しすることが非常に重要です。転職市場における自身の価値向上のためにしっかりと自己分析を進めてください。

 

もし、自身で強みの分析が難しいという場合には、キャリアコンサルティングに相談することもおすすめしています。私自身も、自分では気づかない視点で強みを見つけるキッカケにもなりましたし、転職先選定を明確にすることもできました。

転職求人を紹介しない、キャリア相談に特化したサービスを展開しているポジウィルキャリアで、45分の無料相談を実施しているので、無料部分だけを活用するのもありです。不安がある場合には、活用してみてください。

 

関連記事

pikopikopun.hatenablog.com

pikopikopun.hatenablog.com

pikopikopun.hatenablog.com