元MRの転職考察

MRから他業種(マーケティング関連)に転職を成功させた経験から、転職活動に役立つ情報を中心に発信しています。

未経験からMRへの転職を目指す場合にあると良いスキル・経験

「MRって高収入で、医薬品の営業なんですよね」とMRに興味のある方へ、ぜひMRへの転職をおすすめします

それは、なぜか。

 

通常の営業職の仕事をこなせているのなら、十分にMRでやっていけるからです。

しかも、200万〜300万円程度の年収の増額も期待できて

 

では、MRを目指すのに必要なスキル・経験はというと、下記があれば十分です。

  • 営業経験があること
  • 自動車運転免許があること

(自動車運転免許があれば転職できている事例もありますよ)

今回は、未経験からMR転職を目指すのに必要なスキル・経験について説明していきます。

 

この記事の対象者

  • MRに転職をしたいと思っている
  • MRになるための必要なスキルを知りたい
  • 年収を上げたい方

 

それでは見ていきましょう。

 

スキル・経験

 

MRへの転職において医療知識はなくても良い

MRは、医療に携わることになるため、必要となるのが医療知識です。医療制度から疾患知識まで、幅広い知識が求められます。

ただし、それはMRになってからの話です。

未経験からのMR転職においては、正直、医療経験はさほど重要視されていません。もちろんあるにこしたことはないですが、未経験でのMR転職においては、多くの方が他業界からの転職者であるため、医療知識というのは二の次であることが多いです。

医療知識においては、MRとなってから、現場でいやという程学ぶ機会もありますし、入社後に「MR認定試験」を受けることになるため、その際に体系的に学ぶ機会があるため、採用条件にはならないです。

逆に、MRからMRといったステップアップにおける際には、医療知識やどういった領域におけるMR経験があるかなどが重要となってきますが、未経験の方においては、医療知識は求められないので安心してください。

 

医療知識がないにしても、志望動機については、医療に関連した職種であるため、何かしら医療貢献したいと思ったキッカケみたいなものがあれば、良いと思いますので、過去の経験を絡めて考えてみると良いでしょう。

 

医療知識は必須じゃないにしても、バックグラウンドとして理系出身者のほうが優遇される?

 

文系出身でも大きな問題はない

文系

医療知識にも関連したことですが、自身の学歴が文系出身であっても問題はありません

これも、理系のほうが医療知識の習得が早いかな、という印象はありますが、MRの半数程度が文系出身ということもあり、出身は大きく問題にはなりません。

出身でいくと、学歴のほうが影響は大きいです。

(これは、MRに限った話ではなく、転職においても学歴が良いと書類が通りやすいなどはあります)

 

出身が文系・理系に関わらず、MRに入社後に医療関連知識を学ぶことが、「かなりの抵抗があるよ」という場合には、入社後がつらいかもしれませんので、他の職種を選択したほうが良いかもしれません。

 

でも同じ営業職で転職を検討するのであれば、MRが良いのではと考えています。

 

MRは他の営業職よりも簡単かもしれない

簡単

MRは他の営業職と比べて、簡単だなと思うところがあります。

理由としては3つあります。

  1. リテラシーの高い医師に対する営業である
  2. ルールに縛られている
  3. 価格の交渉がない

リテラシーの高い医師に対する営業である

MRは、医師という限られた方を主な営業対象となります。他の営業職においては、業界にもよりますが、個人〜企業というように、様々な方へを対象とすることがあります。

しかも、その方のリテラシー(品格という意味で)も様々であり、非常識な要求を受けることもあるように思います。

一方で、MRはにおいては、医師という社会的にも地位の高い方を対象に営業するため、非常識な要求は多くありません(多少ありますが)。

そういった面においては、他の営業職よりも仕事はしやすいのではと思います

 

ルールに縛られている

昨今、製薬業界においては、接待禁止や贈与物に対するルール等が大きく変わり、どんどんと厳しくなってきています。

これまでそれを武器として営業してきた方にとっては、やりにくくなったと感じるかもしれませんが、私はルールによって自分自身を守ることができるようになったと考えています。

まず他の業界においては、接待や贈与物に対するルールが製薬業界ほどにルールを設けている業界はないため、逆にいうと接待等を求められることが多い状況があります。

製薬業界においては、一昔前まではMRは個人に接待用の予算がかなり与えられており、使い切らなければいけないという時代がありました。

そのため、MRは接待が激しい、体育会系の印象が非常に強かったかと思います。

現状のMRにおいては、接待をするにも簡単にはできないルールが設けられており、頻繁に実施することができません。

MRを目指している方の中にも、「お酒があまり飲めない」「接待多いのは嫌だ」「体育会系のノリは苦手」という方がいらっしゃると思いますが、安心してMRに転職してもらっても良い環境になってきました

ルールによって自分自身の身を守ることができるので、これまで以上にMRが魅力的になってきたかなと感じます。

 

価格の交渉がない

これはMRの特徴の1つとなりますが、価格の交渉がありません。

MRが価格の交渉をしない代わりに、MS(医薬品卸)が価格交渉を担っています

通常、営業職といえば、価格交渉までを含めて営業力と言われると思いますが、価格交渉があることがMRからすると、他の営業は大変だなと思います。

製品の情報等から医薬品が採用になったら、あとはMSさんに価格や納入はお任せとなるので、自身の役割がはっきりしていて、非常に働きやすいです

 

これら3つの要素からもMRは他の営業職よりも難しくないなと感じます。

 

では、ここまで聞いて必要なスキル・経験って、という話ですが、他の営業職よりも簡単だということは、これまで営業経験があれば、即戦力となるのではということです。

 

MRへの転職において、営業経験や販売経験があれば進みやすい

進みやすい

MRへの未経験からの転職におけるスキル・経験として、やはり営業経験があることが望ましいと考えています。

やはり、MRにおいてもベースとなるのは営業であり、営業経験があることで活躍することが期待できます。

あとは、販売経験もMRに活かせる経験であると考えています。

MRは医薬品の特徴をプレゼンし、医師(患者)にとってメリットを感じてもらうことで使用してもらうことができますが、何か製品を販売する経験があれば、そういった点に活かせるため、販売経験もMRに向いている経験と言えます。

 

最後に、MRへの転職に悩んでいる方に、年収の面ではかなりおすすめだと言いたいです。

 

年収増額に対してのMRへの転職ハードルは低い

ハードル

MRへの転職で最も良い点は、何を言っても高い年収と手厚い福利厚生です。

通常の営業職やサラリーマンと比較して、200〜300万円(大手になればもっと)ぐらいの年収アップが期待できるため、MRに転職することで大きく人生が変わると言っても言い過ぎではないと思っています。

世間の平均年収ぐらいしかもらっていないから、もっと高年収になりたい等思っているのであれば、MRは最適な選択ではないでしょうか。

 

他に年収をあげようと思った場合には、特殊な資格が必要であったり、入社までのハードルが高いなどあるため、年収対ハードルは最も効率が良い選択であるように思います。

MRに必要な資格は、自動車運転免許だけですからね。

 

あなたの現在の市場価値とMRの平均年収800〜1000万円とどれぐらい差があるか比較してみてください。十分な転職へのモチベーションになると思います。

市場価値の判定は、こちらがおすすめです。

 

まとめ

MRの転職において、実はこれといったスキル・経験は必要ありません。それにも関わらず、高い年収が期待できるため、転職希望者が多いという実態があります。

そのため、そういった意味でハードルが高くなってしまっていることを考えると、転職エージェントを利用して、対策をした上でMRへの転職活動を進めることが重要になります。

MRの求人は、流動的に変わってきているので、MRへの転職を希望されているのであれば、転職サイト等に登録し情報を収集しておいてください。

より良い転職ができるように祈っております!

 

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MRに転職で未経験でも年収アップが期待できる!MRへの転職のポイントまとめ

未経験からMR(メディカル・リプレゼンタティブ)への転職を検討している方向けに、MRへの転職のポイントをまとめました。

どんな仕事で、どんな人物が向いているのか、転職のポイント等、MRへの転職に必要な情報はこちらの記事にすべて入れていますので、この記事を読むことで、すべて網羅することができます。

 

私は、大手製薬メーカーでMRをし、その後マーケティング関わる職種に転職した経歴を持っています。実際にMR経験もあるため、必要とされるスキルや仕事の特徴等も、実際と乖離なく紹介することができると考えています。

 

この記事の対象者

  • MRに興味がある
  • 年収を200万円上げたい
  • MRに転職したいけど、悩んでいる

 

では、見ていきましょう。

 

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営業マン

 

 

未経験でもできるMRの仕事とは

MRとはメディカル・リプレゼンタティブの略称で、医薬情報担当者を指します。

主に、自身の担当エリアの医師に対して自社医薬品や関連の医療情報の情報提供が仕事になります。それに伴い、自社医薬品の普及・発展を目的として、営業の側面があり、目標売上に対してしっかりと数字を上げていくということも重要な役割です。

 

MRの特徴は、「医薬品の情報提供」と「自社医薬品の営業」の2軸で役割を担っています。

医薬品の情報提供は、MRの独自性がある点で、情報提供するのが「保険商材」や「金融商品」ではなく医療に直結した情報です。

 

「自分が提供した情報で、患者さんの人生に影響を与えたいと思いますか?」

 

この質問に対して、どう思いましたか?

 

やりがいがあるなー、と思いましたか?

 

重いなー、と思いましたか?

 

医薬品の種類によっては、本当に人生に影響を与えます。

この薬剤を採用させる・使える状況ににある医療機関がどうかで、その患者さんがその治療を受けられるかどうかが決まってくるようなこともあるので、MRの役割は大きいです。

この点においては、本当に他の営業職とは大きく異なる点になりますので、やりがいにつながったり、年収が高い理由にもなっていると思います。

 

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転職先のMRが所属する会社(製薬メーカー)の種類

会社

 

製薬会社には、業態や取り扱う医薬品によって、大きく3つに分けられます。

  • 先発医薬品を主に扱う先発メーカー
  • 後発医薬品(ジェネリック)を扱うジェネリックメーカー
  • MRの派遣業務を行うCSO会社

 

先発品メーカー

主に製薬業界の主体となる会社で、主に新薬を取り扱っています新薬に携われる機会が多くMRとしての経験も多く積めます。ただし、先発メーカーにも大小があり、入社以来新薬に触れることができないような会社もあります

 

新薬となると、医師側にとっても新しい情報となるため、深い知識を身に着けて情報提供をする必要があります。

 

転職先としても最も人気であり、未経験での入社のハードルは高い傾向があります

  • 担当エリア:比較的狭い(取扱の薬剤数が少ないやベンチャーの場合は広い)
  • MR数:かなり多い
  • 年収:年収は高く、入社後の増額も期待できる30代には1000万を超える

コメント

MRとして働くのであれば先発品メーカーを選択することを推奨します。専門的知識が身につくことや高年収、そして働きがいという点において先発品メーカーが一番です。

私は、先発品メーカーのMRとして働いていましたが、次のステップ(転職)をすることになっても、ある程度のネームバリューがあるため、評価も高いケースが多いです。

 

後発品メーカー

ジェネリック医薬品を主体とした製薬会社で、先発医薬品の特許切れした薬剤を低価格で販売しています

既に市場にある医薬品の情報提供となるため、あまり深い知識を必要とされる場面は少ないと言えます。

 

転職先としては、先発品メーカーよりも難易度は下がるため、未経験でのMRを志望する方にとっては、狙いやすい製薬会社です

  • 担当エリア:広い
  • MR数:先発メーカーよりは少ない
  • 年収:先発メーカーより低く、600〜800万

コメント

他業種からの転職において、先発メーカーへのステップアップとしての選択であれば、後発品メーカーへの転職もありだと思います。

 

CSO(コントラクトMR)

製薬会社に対してMRを派遣することを事業としている会社です。よくある派遣会社と混同されていることも多いですが、MRを2〜3年という期間限定でレンタルしている事業で、短期間での成果を求められることも多いため優秀な方が多い印象です。

 

プロジェクトによって派遣される製薬会社も異なり、扱う医薬品の領域が変わるケースも多いため、様々な経験・知識を身につけることができます

 

転職先としては、未経験の採用をしていることもあり、比較的ハードルは低いです

  • 担当エリア:プロジェクトによる
  • MR数:多くない
  • 年収:先発メーカーより低く、600〜1000万

コメント

医薬品知識や様々な会社の経験を積めることは、非常に成長スピードも早く、業界知識も身につくため、未経験の方がMRを目指す場合には、おすすめの転職先です。

 

未経験でもMRへの転職に向いている人物像・スキル

人物像

MRに向いている人物像やスキルは、以下のものが挙げられます。どれかひとつ欠けても大きく支障はないですが、全て揃っていると、抜群の成果を上げられると思います。

 

それではひとつずつ説明します。

  • コミュニケーションが得意
  • ガッツがある
  • 一定の勉強意欲がある
  • メカニズムを理解するのが好き
  • 自己管理能力が高い

コミュニケーションが得意

MRは医師に対しての情報提供が主な仕事ではありますが、看護師やスタッフ、薬剤師、MSさん等の様々な方とコミュニケーションを取る機会が多いです。

そのため、いろいろなタイプの方を相手に臆することなくコミュニケーションが取れることが非常に重要です。慣れもあるため、人と話すことが嫌いでなければ、うまくコミュニケーションを取っていけるようになるとは思います。

 

ガッツがある

これは営業に共通したことですが、特に医薬品においては、すぐに成果につながらないことが多く、足繁く得意先に通い、繰り返しの医薬品の情報提供をすることで、採用や処方につながっていきます。

また、競合薬剤が採用になった場合においても、くじけずに訪問し続けることも必要ですので、ガッツがあるという点も重要な要素です。

 

一定の勉強意欲がある

どうしても薬や疾患については、勉強が必要になりますし、新しい情報を取り入れて情報提供が必要な場面が多いため、最低限の勉強意欲がなければ、医師から信頼を勝ち得るMRとして不足してしまう要素かと思います。

特に、病院担当になると、より学術的な話題も増えてくるため、全く勉強はしたくないということであれば、MRを選択するのはおすすめしません。

 

メカニズムを理解するのが好き

機械のシステムや何かの原理、また薬の作用機序、病気の原因の理解等、そういったメカニズムを理解することが好きな方は、勉強することに抵抗はあまりないように思います。

解明されていない部分もありますが、基本的には、病気も薬剤もメカニズムがあるため、それらを理解することで医師との話に深みも出るため、こういったことに興味がある方は、楽しく勉強することができます。

 

自己管理能力が高い

実は、これが意外と最も大事な要素で、MRは基本的に誰かに管理されることなく、自分で訪問スケジュール等を決めます。自分でサボろうと思うと、いくらでもサボれてしまいます

そのため、自己管理能力がないと、担当先への十分な訪問ができず、実績が伸びず苦しむことになってしまいます。

 

 

これら人物像・スキルは、なくても十分に通用している方がいるのも事実ですので、当てはまらないからといって諦める必要はないかなと思っています。

 

自分のキャラや得意な要素があれば、それがヒットして評価されているMRを多く見たことがありますので、MRに興味があれば、十分にチャレンジする価値はあると思います。

 

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未経験からMRへの転職のメリット・デメリット

メリットデメリット

MRへの転職を進めるにおいて、メリットとデメリットを理解しておく必要があります。MRのメリットよりも、デメリットがどれくらい受け入れられるかによって、MRに転職するかどうかを決めると良いかと思います。

 

メリット

  • 年収が高い
  • 製薬業界での経験が積める
  • 医療知識が身につく
  • 福利厚生が手厚い

デメリット

  • 全国転勤がある
  • MRからの社内の発展性が低い
  • 数字のプレッシャーがある

 

MRのメリット

最も大きなメリットとしては、やはり「高い年収」です。営業職の中でもかなり高い部類に入ります。

 

しかも年収が高いだけではなく、福利厚生(営業手当てや住宅手当等)もかなり手厚いため、実際の手取りはもっと多い場合もありますので、現職の年収がに不安がある場合や高い年収を稼ぎたいと思っている方には、かなりのメリットです。

 

また、製薬業界そのものが高年収であるため、MRとしてこの業界に入るということも、実は利点としてあったりします。

 

後ほど紹介しますが、MRの将来性が不安ということも昨今言われておりますが、一度MRで製薬業界もしくはヘルスケア業界に入ることで、キャリアとしての発展性を得られるため、MRを目指すことは悪くない選択だと私は考えています。

 

MRのデメリット

ここまでMRの良さを話しましたが、このデメリットを受け入れられない場合は、MRに転職することはおすすめしません。

 

まず第一に、全国転勤があるということです。MRの転勤については、以下の記事で詳しく触れています。

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MRは全国転勤がベースとなっているため、会社の指示に従って全国どこでも転勤がつきものです。結婚していても、子供がいても転勤は避けられないため、全国転勤が難しいと感じる方は、MRの選択をやめたほうがよいかもしれません。

 

ただ、全国転勤がないMRもありますので、そちらの選択を検討しても良いかもしれません。詳細は上記記事に記載しています。

 

あとは、社内の発展性が低いという点ですが、MRからのキャリアチェンジがしにくいということです。製薬会社内においては、MR以外の本社機能に関わる業務や学術担当等ありますが、社内異動が難しい傾向にあります

 

これは人によってデメリットと感じるのか感じないのかは、個人差ありそうですが、私はデメリットと感じるため、挙げさせていただきました。

 

最後にMRの将来性についてです。

 

MRの将来性

雲行き

MRの将来性については、昨今製薬会社の早期退職を募ることなどが話題となっていました。そのような点からMRの不要論等が定期的に言われたりしています。

実際に、ピーク時に比べてMRの数がどんどんと減ってきている傾向があります(以下記事参考)。

 

製薬会社の動向を見ていると、ある一定数を減らし、MRの質向上を図っている様子がうかがえました。

 

MRが不要ということではなく、MRを適切な数にしていくという流れであるため、MRが不要になることはないと考えています。

 

また、製薬会社の所属MRを減らし、コントラクトMRを起用していくという流れもあるかと思いますので、コントラクトMRの需要もしばらくはなくならないため、コントラクトMRからMRを目指すということも問題ないです。

 

将来性という意味では、安定感はあるとは言えますが、しっかりと残っていくMRとなる必要性はあると言えますね。

 

まとめ

自身の経験上、MRは高年収であり、周りの友人と比較しても外車に乗ったり生活水準は高かったです。また、医師というリテラシーの高い方とお付き合いできることも、普段の生活では接しない部分でもあるため、勉強になったと感じています。

 

現状は、MRから転職し、他業種についていますが、MR経験があったからこその今があるため、「現状を変えたい」「年収を上げたい」という方にとっては最良の選択になると思います。

 

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転職サイト・転職エージェントのおすすめの使い方【転職スタンス別】

転職を進めていく上で、複数の転職サイトやエージェントを活用しつつ転職を進めていくことが多いと思いますが、サイト自体も数が多く活用方法がよくわからないですよね。

転職サイト等によって特徴としているポイントが異なっていますが、大きくは転職に対するスタンスによって使い分けをすることができます。逆に、ご自身が目指すところと異なった活用方法をするとに、期待するサポートや転職先の紹介を受けられないこともありますので、自身の転職スタンスと転職サイトの活用のポイントを理解しておく必要があります。

 

今回は、具体的な転職サイトのおすすめではなく、自身のスタンスによる転職サイトやエージェントのおすすめの活用方法を紹介します

 

活用

 

転職スタンスの考え方

スタンス

転職スタンスは、自身の転職の目的によって異なっており、「MRで他社に転職し、今よりも年収を上げたい」や、「MRから他業種にチャレンジしたい」など、個々に転職に求めることは違います。

そのため、転職スタンスを理解することによって、転職サイト・転職エージェントの活用の仕方がわかるようになります。

 

転職スタンスは、大きく2つに分類することができます。

 

それは、”キャリアアップ””キャリアチェンジ”です。

いずれも言葉のとおりですが、説明すると以下のとおりです。

 

  • キャリアアップ:特定の分野においてより専門性や経歴を高め、ハイポジションを狙うことで年収を高めることを目的とするスタンス
  • キャリアチェンジ:主に現状とは異なる業種に対し、これまでの経験したことを活かし、発展させることを目指すスタンス

 

自身の転職のスタンスはどちらに当てはまるでしょうか。

 

転職サイトと転職エージェントの違い

違い

では、活用方法の前に、具体的に転職サイトと転職エージェントについて、どのような特徴があるか見ていきましょう。

 

転職サイト

転職サイトは、「リクナビ」や「マイナビ」などの聞き慣れたものが多くあり、就職活動時にも利用したことのあるサイトかと思います。同様の運営会社によって、転職用のサイトも運用されております。

主なメリットは、”膨大な求人情報”から自分自身で好きなように探し、応募することができるところです。

ただ、登録情報(学歴や会社名、転職回数等)により求人の表示にコントロールをかけられている場合があり、期待する情報にアクセスできない場合もあるようです。

また、書類選考の通過率を上げることや面接対策等を期待する場合には、転職エージェントを利用することをおすすめします。

 

転職エージェント

転職エージェントは、「リクナビエージェント」や「マイナビエージェント」等があり、キャリアコンサルタントが要望にあった求人情報を紹介してくれます。

主なメリットは、求人情報を紹介するだけではなく、転職への要望を整理し、適した求人を紹介してくれます。また、応募書類の準備や対策等のフォローも実施してくれるため、個人で応募するよりも採用率が高くなることが期待できます

一方で、キャリアコンサルタントのタイプによって、紹介求人に差がある可能性があるため、希望求人が漏れてしまう可能性があります

 

転職サイトと転職エージェントの特徴がわかったかと思いますが、ここまでの説明を踏まえて転職スタンスによる活用方法を説明していきます。

 

転職スタンスによる活用方法

キャリア



転職スタンスについては、”キャリアアップ”と”キャリアチェンジ”の2種類と紹介しましたが、改めてそれぞれの目的と、目的に合わせて活用方法を確認して行きたいと思います。

 

キャリアアップの場合

まず、キャリアアップにおいては、現職の延長線上であり、より現状よりも専門性を高めたり、高待遇のポジションを狙っていくということが目的になります。また、専門性を高めるという面においては、オンコロジー専任MRやバイオベンチャー等、具体的なポジションを狙うというようなより具体性の高い求人を探すということもあるかと思います。

そのため、転職自体を急ぐ必要もなく高待遇の案件を漏らさずにチェックしていくことと、新規で登録があった際に紹介してもらうことが必要になってきます

 

上記から、広く探すということではなく、絞った求人を逃さず狙っていくということになるため、転職エージェントの活用がメインであると考えられます。

さらに、キャリアアップを目指すため、現状よりも上のポジションを目指すことも多く、十分に対策を練ることも必要であるため、転職エージェントのサポートを受けつつ進めていくことが適しています。

また、転職エージェントによって紹介のある求人が異なる場合があるので、複数のエージェントを活用することで、漏れを減らすことができるため、複数箇所に登録しておくことがおすすめです

 

キャリアチェンジの場合

キャリアチェンジにおいては、現職以外の業種に転職を目指すため、希望に沿って幅広く探していく必要があります。また、キャリアチェンジの中でも、これから具体的な業種を考える場合と具体的な希望業種がある場合とで、活用方法が異なってきます

 

既に具体的な希望職種がある場合

既に具体的な希望業種がある場合には、転職エージェントの活用が適しています。

転職エージェントにおいては、幅広い求人情報というよりか相性の良い求人を紹介してくれるため、具体的な希望業種がない場合は、相性という面での偏った求人の紹介を受けてしまうリスクがあります

そのため、具体的な希望業種がある場合に活用する方が良いです。

希望業種が定まっていれば、それに対して適した求人を紹介を受けられ、かつ合格率を上げるためのサポートもあるため、転職エージェントを十分に活用することで、希望職種への転職を叶えることができます

 

具体的な希望職種がない場合

具体的な希望業種がない場合は、転職サイトの活用が適しています。

具体的に業種が定まっていないため、幅広い求人情報を見て、これまでのキャリアから応募可能な業種が把握し、自分がどういったものに興味があるかなどを確認する必要があります。その中から、興味があるものは、より詳細に情報をもらっていくような活用方法が良いと思います。

また、具体的に希望業種が定まってきた場合には、そこから転職エージェントを活用しても良いです。

 

まとめ

転職活動において、個人ではなかなか情報の入手が難しいため、うまく転職サイトと転職エージェントを使って、有利に転職活動を進めて行く必要があります。

また、人気の求人はすぐに埋まってしまうことも多くありますので、人気求人を取り逃がさないように、現在の自身の転職スタンスを確認し、 活用方法に合わせて早期に情報をもらえる環境を整え、転職活動を始めましょう。

 

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MR早期退職の各社の状況と転職市場への影響-【まとめ】

昨今製薬企業におけるMRの大型の早期退職を募るというニュースが業界をざわつかせておりましたが、その現状をまとめることにしました。

というのも、MRの早期退職者が転職市場に流れ込んだ際に、私がMRの転職のタイミングとして推奨している20代〜30代初めの方へどの程度影響しているのかが気になったためです。

MRからの転職を悩んでいる方の参考にと、この記事を書いておりますので、何か一つでも得るものがあれば嬉しいです。

 

検討

 

MRの早期退職によるMR数の減少

MR認定センターより毎年、「MR白書」といったMRの実態についてまとめた資料が公開されています。2020年度版の情報を参考にまとめてみると、直近10年においてMR数がピークを示していたのは、2013年の65,752人でした。

そこから、6年をかけて毎年減少を続けていまして、2019年にはピーク時から約8500人減少しています。直近10年間において、最もMR数が減っている状況です。

総MR数の推移

これら背景には、薬価の引き下げや後発品普及の国の推進等、製薬会社の収益に対するネガティブな要素が多くあったことが影響していると思われます。

このような状況を見る限り、今後MRが増えていくということはあまり考えられないため、現MRへの負担は大きくなることが容易に想像がつきます。

では、実際の採用状況を見てみましょう。

 

新卒・中途のMRの採用状況

採用状況については、まず新卒者においては、2019年度に採用を実施した製薬会社は、42.5%で、最もMR数が多かった2013年度においては49.5%と、新卒採用においても実施している企業が減少していました

続いて、中途採用者では、2019年度に採用を実施した製薬会社は、65.0%で実施されており、同じく2013年度においては61.9%と、中途採用を実施している製薬会社が増えている状況が見られています。

いずれも採用の実施状況のみで、MRの採用人数までは詳細わからないですが、中途採用を実施している企業が増えていることから、転職市場に流れた優秀なMRを採用するという意向があると考えられます。

早期退職を募りつつも、優秀なMRを採用し、少数精鋭化されてきている(していく)ことが将来的にはなってくると言えると思われます。実際に、第一三共においては、MRの新卒採用を薬学卒(6年制)のみに絞るなど、実際の採用の場面においても影響が出てきています。

 

また、コントラクトMRの総数は、MRの総数が減っている状況にも関わらず、コントラクトMRの総数は減っていないことも面白い結果でした。

  • 2013年度(MR数のピーク年):3,957人
  • 2019年度:3,917人

コントラクトMRの総数を減らしていないのは、製薬会社側がMRの雇用数を減らし、必要であればコントラクトMRを使用するという形が、さらに増えていくという傾向を見越しての判断からかもしれません。

 

採用状況を見ると、より現所属MRには厳しい時代が近づいていることを匂わせるデータとなっていました。

 

MRの早期退職の各社の状況(MR以外も含む)

製薬会社

2017年〜2019年度に実施された早期退職のあった企業をまとめました(MR以外も含む。

アステラス製薬

  • 年度:2018年
  • 対象者:-
  • 対象年齢:-
  • 退職希望者数(募集枠):約700人(600人)
  • 退職金等:-

エーザイ

  • 年度:2019年
  • 対象者:勤続5年以上の社員
  • 対象年齢:45歳以上
  • 退職希望者数(募集枠):約300人(約100人)
  • 退職金等:割増退職金(平均2200万円)

協和キリン

  • 年度:2019年
  • 対象者:勤続5年以上の社員(生産本部に所属する社員を除く)
  • 対象年齢:45歳以上
  • 退職希望者数(募集枠):296人(定めず)
  • 退職金等:割増退職金(平均1700万円)、再就職支援

大正製薬

  • 年度:2018年
  • 対象者:勤続10年以上の社員
  • 対象年齢:40歳以上
  • 退職希望者数(募集枠):948人(定めず)
  • 退職金等:割増退職金(平均1300万円)、再就職支援

大日本住友製薬

  • 年度:2017年
  • 対象者:生産本部所属で、勤続5年以上の社員
  • 対象年齢:45歳以上
  • 退職希望者数(募集枠):86人(定めず)
  • 退職金等:特別退職金、再就職支援

武田薬品

  • 年度:2020年
  • 対象者:国内ビジネス部門の社員(主にMRや事務職などで、研究開発(R&D)や生産部門は含まない)
  • 対象年齢:30歳以上
  • 退職希望者数(募集枠):-(-)
  • 退職金等:-、再就職支援

中外製薬

  • 年度:2019年
  • 対象者:社員およびシニア社員
  • 対象年齢:45歳以上
  • 退職希望者数(募集枠):172人(定めず)
  • 退職金等:割増退職金(72ヶ月)、再就職支援

鳥居薬品

  • 年度:2020年
  • 対象者:コーポレート部門及び営業部門で勤続年数が満2年以上の社員、技術部門は勤続2年以上
  • 対象年齢:技術部門50歳以上、営業部門設定なし
  • 退職希望者数(募集枠):281人(-)
  • 退職金等:退職加算金、再就職支援

 

MRの早期退職による転職市場への影響

雲行き

上記のまとめの通り、ここ3年でかなりの人材が転職市場に流出していることがわかりますが、多くは年齢層が高く設定されているため、大型の早期退職による20代〜30代初めのMRの転職には大きく影響はないと考えられます。

一方で、こういった環境下により、将来性に不安を持ったMRが、転職を実施しているケースも多く見られるため、そういう面ではMRの転職市場の流出は多く、影響は大きいため、これからさらに市場環境が厳しくなる前の転職活動が良い言えると思います。

また、MRからMRへの転職においては、経験豊富なMRも転職市場にかなりの数が流入しているため、若手においては厳しい状況がうかがえますので、なるべく20代のうちに、他業種に転職を検討しておくべきです。

 

終わりに

データ上からもMR数が減少しており、さらに製薬会社を取り巻く環境もこれからより一層厳しくなることを想定すると、今後も定期的に早期退職を募ることは容易に想像がつきます。

自身が早期退職の対象者となった場合に、MR経験のみでの30代以上になってくると、他業種への転職は非常に厳しく、他社MRへの転職も狭き門です。

そうなる前に、転職を視野に入れて、情報収集することが重要ですので、一度転職サイトや転職エージェントに相談し、現状を把握しておいてはいかがでしょうか。

参考リンク

おすすめの転職サイト
リクナビNEXT

おすすめの転職エージェント
dodaエージェントサービス
リクルートエージェント
パソナキャリアの転職エージェント

ハイキャリア限定の転職サイト
ハイクラス限定の転職サイト「CAREERCARVER」

※いずれにも登録して、サポートの程度・担当の相性、求人の有無でメイン先を検討することが失敗しないポイントです。

 

転職に向けてのおすすめ記事 

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【エリアマーケティング】MRのエリア戦略

現在マーケティングに近しいところで仕事をしているわけですが、自身がMRだったときの活動を、現在のマーケティングに当てはめてみると、理にかなった部分もあったなと思いました。

どのようなエリアの戦略を立ててますか?

 

マーケティング戦略



そもそもMRって、担当エリアの市場性の把握や動向、そして戦略を担っているわけで、そのエリアのエリアマネージャーであるということです。他のエリアの担当者よりもそのエリアの状況に詳しく、根本とする患者数の動向等も把握している必要があります。

その上で、自社製品がどのように普及・発展させていくのかを考えてつつ、自身で実行していくわけで、そう考えるととてもやり甲斐がありますが、負担も大きいと言えますね。

 

 

エリアの成長サイクル

エリア戦略

具体的に成長サイクルを見ていくと、成長サイクルというのは、どのように担当エリアの実績を伸ばしていくかのサイクルを指しています。第一段階は種まき、第二段階は拡大、第三段階は安定というステップがあり、そのステップが停滞している段階に入ると担当者を変えて、テコ入れをするというものです。

  • 第一段階:種まき
  • 第二段階:拡大
  • 大三段階:安定

第一段階の「種まき」は、着任してから1年をかけて、関係性の構築やエリアの特性等をしっかり把握しつつ、自社品拡大に向けての種まきの期間となります。この期間は、大きく実績が伸びないため、この先半〜1年後先の実績拡大のための我慢の時期になります。

第二段階の「拡大」は、蒔いておいた種の成長の兆しを見逃さずに拡大させていくステップかつ、成長したものは回収する段階に入ります。この時期を迎えることができれば、評価も得られ楽しいMR生活を送ることができます。

第三段階の「安定」とは、成長が自分という影響のみならずしても、成長し続ける環境や関係を作っていく段階となります。これは、自分が担当しているから得られているという状況を企業や製品にしっかりと昇華されていく

 

具体的なエリア戦略

プラン

  • 戦略①ボリュームゾーンの選択
  • 戦略②最適な活動資源の配分
  • 戦略③効果測定⇔実行の繰り返し

戦略①ボリュームゾーンの選択(市場の大きさの確認)

まずはターゲットとする疾患患者さんの診療患者が多い施設もしくは医師(or対象治療薬が多い)を選定していきます。主にはパレートの法則(2:8)に従い、上位のから累積で順に並べ、対象とする施設・医師を選定していきます

その際の注意点として、自身と施設・医師の関係性等を加味して、市場性のある対象を抜いてしまわないようにしましょう(機会損失になります)

また、目標とする自社製品のシェア目標があると思いますが、具体的にどの施設でどれぐらいのシェアを取り、エリアとして目標シェアを達成することができるかというところまで落とし込みまでが、ボリュームゾーンの選択となります。

これらをより具体的に落とし込むことによって、戦略②での資源配分等も変わってくるため、非常に重要となります。

目標シェアについて最大の目標と直近2−3年の目標と分けて考える必要がありますが、最大の目標を取れるボリュームゾーンの選択が非常に重要です。目先の目標で、対象患者を絞ってしまい、長期的に見ると、その対象患者では目標シェアに到達しませんということも往々にしてあります。

 

戦略②最適な活動資源の配分

戦略①において、ターゲット先が決まりましたが、次にその先に当てられる自身の活動資源を配分していきます。すべて一定の活動量を当てる必要はないため、強弱を決めていくという形になります。

具体的には、月単位での設計となるかと思いますが、月の営業日が16〜18日で1日○件でと総資源を分配していていき、バッファも計算に入れながら、必要な資源を計算していきます。

また、自身の活動資源とは別に、講演会等の営業所単位での活動資源があると思いますが、自身の活動だけではアクションに不足する部分があると想定される場合には、それも半年〜年間での活動資源として配分しておくと、より良いです。

 

戦略③効果測定⇔実行の繰り返し

ここからは、PDCAをしっかり回していくステップになります。実際に戦略②で決めた活動資源を当てていくわけですが、活動して終わりでは、あまり意味がないため、実際の活動の効果検証をすることが重要です。

効果検証は、2ヶ月に1回が良いと考えております。その理由としては3つです。

  1. 1回のアクションではなかなか効果を判定できるほどのリアクションを得られないこと(複数回で効いてくることも多い)
  2. アクションの頻度も重要であるため、間隔を空けすぎずに3〜4回のアクションを当てられる期間であること
  3. 購買行動のプロセス(AIDMA)において、活動と実績との一定のずれがあると考えるため

上記理由から2ヶ月に1回、検証を実施し、新たに活動資源を分配しての繰り返しで、戦略を練っていきます。

その際に、本社の指示もおりてくると思いますが、私の場合は、自分の市場とマッチしていない場合は、無視することが多くありましたが、うまく絡めてできるとより評価も高く得られるので、無視せずそこも含めた戦略を立てられるとより良いと思います。

 

終わりに

以上が私がMRのときの戦略となります。

少し抽象的な事柄も多く申し訳ないですが、しゃかりきにとにかく活動という方も若手の方には多く見られるので、一度自分がエリアマネージャーだと意識して戦略を立ててみると、普段とは違う楽しみ方ができるのかなと思ったので、共有してみました。

ご参考になりましたら嬉しいです。

 

【MRの転勤事情】転勤は多いが、回避方法もある

私がMRから転職しようと思った最大の理由として、転勤の多さがありました。MRに興味がある方やMRとして今後どうしていこうかと悩んでいる方に向けて、転勤の状況を紹介します。 

結論から先に述べますが、転勤は定期的にあり、全国どこでも行く可能性があると考えておくのが良いと思います。

その分、福利厚生が厚く、年収も高いということを差し引いて、自分がどこまで転勤に耐えられるか、を考える必要があります。

また、全国転勤を避ける方法はあるのかについても、後半で紹介しています。

全国


 

 

MRの転勤の状況

状況

転勤は大手の製薬メーカーであれば100%あると考えてもらったほうがよいです。しかも、全国転勤です。日本の隅から隅まで、医療機関があるところにはMRを配置しているケースが多いです。離島担当といった人もいますが、これは逆に希望している人もいますよね(奄美大島とか好きな先輩が希望で行ってました)。

 

転勤頻度

転勤の頻度は、だいたい5〜10年が相場として多く、もちろん極端に短いケースや長いケースもまあまあありますが、基本は5〜10年の間に転勤があるなと感じるケースがほとんどです。

これぐらいの転勤の頻度として設定されている理由は、主にエリアの成長曲線という面が大きいと考えています。成長曲線という言い方をしましたが、どのような成長サイクルであるかといったほうが正しいかもしれません。

どのように市場成長をさせていくかということかになりますが、それが5〜10年のスパンであるということになります。詳しくは別記事で紹介します。

転勤のエリア

転勤先のエリアは、支店管轄内で異動する場合と、無作為に異動していく場合の大きく2つに当てはまります。

支店管轄内で異動する場合は、優秀で支店外に出したくないMR問題があり支店外に出せないMRの2種類が見受けられます。優秀なMRというのは、支店の実績貢献性が高いため、支店内の市場の高いエリアに担当を点々と持つケースがよくあります。逆に問題があるMRは、支店内で問題解決を図られることが多いかつ他の支店があまり受け入れてくれないというこもあるため、改善やほとぼりが冷めるまでは支店内での転勤に収まることが多く見られます。

無作為に異動する場合は、最もMRに多い転勤のパターンです。縁もゆかりも無いところに突然、「転勤です、行ってください」となるケースですね。自分の出身地や大学等も考慮されず、全く予期しないエリアに行くことも往々にしてあります。

 

転勤先の希望は通るか

転勤先の希望は基本的には通りません。これはMRとしての宿命であり、受け入れる必要があります。

 

転勤の出世への影響

転勤の出世への影響は、あります。転勤を拒むことが正直可能です。転勤を拒むことによって、人事が一部変わることも目にしたことがあります。ただ、もちろん拒むことでかなりの人に影響が出るため、心象も良くないですし、出世へにマイナスに働くことになります。

MRの出世には、上司が大きく関わってくるため、使いにくい(転勤を嫌がる)人は出世させづらいということは言うまでもないことだと思います。

 

 

MRの転勤のライフプランに与える影響

ライフプラン

転勤はライフプランに大きく影響してきますが、ネガティブな要素だけでなく、ポジティブな要素もあると思っています。それぞれまとめました。

 

ポジティブな面

  1. 担当エリアのマンネリ化から脱せられる
  2. 実績をリセットできる
  3. いろいろな土地に詳しくなる
  4. 全国的に社内(外)のネットワークが広がる
  5. 出会いも多い

個人的には、1〜2が仕事上は助かるなと感じるところで、やはり長期的に同じエリアを担当していると、マンネリ化してくる部分もあるし、どうしても状況が固まってきていまい苦しい状況に陥ることがあるので、一定期間で担当先が変わることが本当に助けられます。

同様に理由で、実績をリセットできるということも大きな部分です。MRの方は経験あると思いますが、明らかに貧乏くじを引いたなと感じるエリアや担当先があるので、そういった場合も転勤することで逃れることもできます。

3〜5については、言わずもがなですね。

 

ネガティブな面 

  1. 毎回1からのスタートとなる
  2. 家族がいる場合には、負担が大きい
  3. 引っ越しが多く安定しない
  4. 単身赴任となる可能性が大きい
  5. ライフプランが立てにくい

ライフプランへのネガティブな影響度としては、2,3,4が特に大きいです。結婚相手は転勤を受け入れてくれるのか、子どもがいる場合は転校等させるのか、奥さんが仕事しているのなら辞めるのか、問題は尽きないと思います。

5については、転勤のタイミングも個人で決まられるわけではないため、全く人生設計を立てることができないです。そのあたりも覚悟して、MRを選ぶ・MRを続けるという選択をしなければならないです。

私は、転勤が人生の妨げになると確信したため、転職することを決めました。人それぞれだと思いますが、先のことは何も考えていないという方は、これを機会に改めて長期目線でライフプランを考えてみてください。

転職については、下記記事に触れていますので、ご参考になれば幸いです。

 

mr-source.com

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結局、MRは転勤を楽しめるか

楽しむ

結局は転勤を楽しめるかだと思います。MR経験が長くなってきている人を見ると、転勤を楽しんでいるように見えます。新しい土地での出会いやお店等の散策をすごく楽しんでいます。土地によって人柄や文化の違いも感じることができるため、人生にいい刺激をもたらしてくれるスパイスにもなります。

自分自身が転勤を楽しめるのか、そして自分の周囲の人(家族・恋人)はどう考えているかを聞いてみてください。 

 

転勤がないMR

選択

ここまで転勤ありきのMRを話してきましたが、選択肢は少ないものの転勤のないMRもあります。下記に挙げられるものが、転勤がないこと場合のあるMR例になります。それぞれ簡単に紹介しますので、参考になれば嬉しいです。

 

コントラクトMR

言い方を変えれば、派遣型のMRです。IQVAやアボット等のメーカーがこれに当てはまりますが、コントラクトMRがすべて転勤がないというと、そうではありません。メーカーによっては全国転勤をベースとしているところもありますし、一方でエリア固定での採用をしているところもあります。

色々なメーカーを経験することができるため、自己成長としては大きいと思います。

ただ、コントラクトMRの場合には、別の問題があると考えています。それは、キャリア的なものです。コントラクトMRは、製薬企業からの依頼を元に派遣するビジネスであるため、希望するMR条件に合致したMRを派遣する必要があります。自分に独自の経験があったり(例:オンコロジー、希少疾患)、実績が豊富である場合には、積極的にアサインされる可能性がありますが、アサインがない期間が多いと首切りのリスクもあるということです。さらに、今後のキャリアとして、大手製薬メーカーに比べると不明瞭であったり、狭き門だったりします。

 

地域固定型MR

上記コントラクトMRとは別に、大手製薬メーカーの中にも地域固定型MRで採用されているケースを目にします。女性に多い印象ですが、地域を固定してMRとして働くことができています。ただ、通常よりも年収が低い場合や何かしらの条件がついていることが多いように思われます。

 

ベンチャーの製薬メーカー

ベンチャーの製薬メーカーにおいては、少数先鋭であるため、エリア固定で優秀な人材を確保しているケースがあります。また、少数であるため広範囲のエリアを担当するため、エリア固定にしているということもあります。

 

いずれも、いつまでもエリア固定で行けるのかといったところが約束されているわけではないと思いますので、よくよく調べて見る必要があります。

まとめ

 MRは転勤がつきものであり、冒頭にも述べたように、転勤があるからこその福利厚生がしっかりしている部分もあります。そのため、エリア限定することには一長一短があるのかなと思います。

また、今転勤することが苦でないとしても、5年後は?10年後は?15年後は?と仮定した場合に、ライフプランが描けるのかどうかを見直してください。

 

 

ポジティブ・チェンジを読んで人生が変わる

日頃、仕事をしていて、この人ほんと明るくてポジティブだから、一緒に働いていて楽しい!って感じる人いますよね。

自分の行動も前向きにして、積極的になりたい!と考えている方も多いと思います。

 

自分も変われるかもと思って、その度に、本を読んだり、ネットで検索したりしてないですか?

大丈夫です。

そのやり方で、変われます。

私も一冊の本で、ポジティブ・チェンジでマインドセットが変わりました。

 

変わる

 

ポジティブ・チェンジの前に、ポジティブな人ってどういう人ですか

ポジティブな人

始めに確認ですが、どういう人をポジティブな人だと思いますか?

ポジティブで明るい人だったり、求心力がある人、そういう人物像は、自分の中で理想としてありますよね。

では、実際に自分がなりたい人物像に近づこうと思った場合に、「ポジティブな人になるぞー」というイメージでは、どうすれば良いのか全くわからないです。

あいまいなイメージでは、どんな人でも理想に近づくことはできません。

 

そのために、まずやることとしては、理想像の深掘りです。

 

自分の考えるポジティブな人とは、どんな人なのか。

明るくて、弱音を言わない人

明るいってどういう風に?

  • 笑顔が多い
  • 声が大きい
  • 誰にでも気さく

弱音を言わないって?

  • 愚痴を言わない
  • 前向きな発言しかしない
  • 肯定的な意見が多い

 

というようにどんどん深掘りをしていくことで、より具体的な人物像がする行動がわかります。

そうすることで、自分と理想像との乖離している部分が明確となります。

 

まず、自分の理想に具体性をもたせましょう。

 

ポジティブ・チェンジを読んだり、ネットからの情報で変われる人と変われない人

本で変われる

具体性のある理想像が見えてきたところで、どうすればそうなれるのかを、考えて行きたいと思います。

そこで大抵の人がするのが、「ポジティブ 思考」「ポジティブシンキング」とか、検索して出てきた記事を読んだり、本を買ってみたりしますよね。

 

そこまでは万人が同じ行動を起こすと思います。

 

そこで自分を変えられる人/変えられない人がでてきます。

自分を変えられる人は、検索して1つ読んだだけで、本も一冊で、結果が出てきます。

自分を変えらられない人は、いくら読んでも効果が見られない場合がほとんどです。

実際には、後者が多いので、こういった本は売上も高く、山ほどいろんな方が出版しています。

 

これは英語などの勉強や、プログラミングなど、何もかも共通して言えることです。

いずれにおいても、本やネット情報が溢れかえっているにもも関わらず、英語がペラペラの人が多いかと言うと、そうではないです

 

大多数の方が、英語を勉強して、仕事で困らないようにしたい!と思っているのに、単語を覚えたり、文法を覚えたりで終わっています。

英語を話すことが目的ならば、英語を話さないと話せるようにはなりません

 

掛け算ができるようになるために、教科書を読んだだけだった人はいないと思います。例題をたくさん解いたり、九九を覚えたり、何度もできるようになるまで、行動を起こしていたと思います。

 

理想とする人物像になるためにも同じことが言えます。

ポジティブな人になりたい、理想像に近づきたい!と思っているのに、理想に近づくための方法の情報収集で終わっています

理想像になるために必要な具体的な人物像が、分かっているのに、なぜ行動に移していないのか。

 

何かを変えるために必要なことは、アクションを起こすこと

アクション

「全ての始まりは、アクションを起こすこと」です。

何かを変えたいと考えた場合、普段やっていることを急に変えることはできません。変えるためには、意識してアクションすることしかないです。それも1回や2回ではなく、自然と身につくまで繰り返しする必要があります。

 

哲学者・心理学者ウィリアム・ジェームズの言葉に

心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

があります。

松井秀喜が座右の銘としている言葉ですが、これからもわかるように、

「心が変われば行動が変わる。」

この初動である行動が変化のスタートとなります

 

心に変えたいという衝動を持っているのであれば、あとは行動に移すだけです。

 

私はこの一冊(ポジティブ・チェンジ)で十分でした

1冊の本

これらのことを、私は一冊の本から学びました。

学んだことのほんの一部しか紹介できていないですが、悩んでいた時に、この本と出会い行動に移すことができました。

それはメンタリストDaiGoの「ポジティブチェンジ」です。

書籍のタイトルは、あまり興味を引くものではなかったですが、脳科学的にも論理立てて説明がしているため、非常に実行に移しやすかったです。

 

著者であるDaiGoが実際に行動に起こしていることも記載されており、結果が伴っている点も信頼のおけるポイントでした。

 

最後に

本当に行動に起こせている人は少なく、日々悩みを抱えていたり、あと一歩を踏み出せずにいる方がかなり多いです。

成功している人や著名人においても、元々は悩みを持っていた方ばかりです。ただ、その人たちに共通して言えることは、行動に移しているということです。

最初の行動を起こせるかで、人生は大きく変わるといっても過言ではないと、私は考えています。

1歩踏み出せないのなら、半歩でもその半分でも、進むことで景色は変わりますよ。

転職の必須スキルはロジカルシンキング

転職活動において、どういったスキルが必要か、

エクセル、プレゼン力、分析力、営業力でしょうか。

それらも必要ですが、転職活動の必須スキルは「ロジカルシンキング」です。

ロジカルシンキングを身につけることで、全てのスキルがベースアップし、かつ転職活動における職務経歴書の作成や面接などにおいても、通過率がぐっと上がること間違いありません

転職に活用するロジカルシンキングを紹介します。

 

この記事を読み、他の人とロジカルシンキングによって差別化し、より良い転職活動にしましょう。

 

 

転職の必須スキルであるロジカルシンキングができていない例

ロジカルシンキング

  • 自分の説明にブラックボックスがある
  • 自分の結論が途中で迷子になっている
  • プレゼン資料のストーリー作成に時間がかかっている
  • 報告を起承転結でしている

自分の説明にブラックボックスがある

これは話をしていてよく感じる部分で、当人では気づきにくいものです。

AだからCですよねという話をした場合に、そのロジックは両者にとって共通のものなのかということを確認せずに進めると、そこにブラックボックスができます。

両者においてのバックグラウンドが異なる場合になどには多く見られますが、それに限らず話が飛躍していてわからないと感じる場合には、ブラックボックスがあると考えられます。

通常であれば、3段論法として、A=B、B=CということはA=Cですよねといったロジックをが存在しますが、A=Cから話を始めてしまうと、話が通じなくなってしまうことが想定されます。

バックグラウンドが同じ人ばかりと話していると、ロジックが抜けに気づかずブラックボックスを作ってしまっていることがあるので注意です

 

自分の結論が途中で迷子になっている

結論から伝えることを意識し、理由をそれぞれ説明していくと、気づくと結論が異なっていることありますよね。

これは結論ファーストを意識するがあまり、それに伴う構成を立てておらず、結論が変わってしまうケースです。ロジカルシンキングは、ピラミッドストラクチャーやロジックツリーにあるように、結論だけでなく、結論を導き出した要素もしっかりとロジックが存在します

これらを意識してロジックを構成すれば、結論にも重みが増します。

 

プレゼン資料のストーリー作成に時間がかかっている

これについては、一つ前の要素と重なる部分がありますが、プレゼンについては、伝えたいこと(結論)をファーストで考えます。

伝えたいことをより効果的に伝えるために、必要な要素を分解していくことで、プレゼンのストーリー構成の枠組みはスムーズに作ることができます

ストーリー作成に時間がかかっているということは、伝えたいことが不明瞭であるか、ロジック的に組み立てができていない可能性があります。

 

報告を起承転結でしている

ビジネスにおいて、一部を除いて、起承転結で報告することはないです。

これはよく言われていることですが、結論を伝えてから、それに関する附帯情報を話すということは、徹底するべきです。こういった点からもロジカルかどうかの判断材料とされており、面接官だけでなく、その前の転職エージェントにおいても見られていると思っていた方が良いでしょう。

 

 

それでは転職活動へのロジカルシンキングの活かし方について紹介します。

 

転職スキルは、職務経歴書の構成においても影響している

職務経歴書

職務経歴書の作成において、フレームワークやロジカルな構成は非常に重要です、

自分の成功事例やアピールポイントなどを記載しているかと思いますが、普通につらつらと書いているだけでは、数多くの経歴書を見ている人事担当者に情報が伝わらないです。

パッと見から理解しやす構成とするために、ロジカルシンキングが役に立ちます。

例えば、営業として自分の担当先で売り上げを伸ばしましたという事例の場合、

3Cなどを利用し、市場・競合・自社での環境を明記することで、どういった状況で売り上げを伸ばしたのかがわかります。かつ、そういった環境だからこそ、そのプロセスを踏んだというステップにも結びつくため、フレームワークを利用した経歴書の記載方法はおすすめです。

そもそもフレームワークとは、ロジカルシンキングにおける思考の抜け漏れ(MECE)を防ぐために使用されるものです。そのため、経歴書作成においてもフレームワークを使用することで、読み手にとってもブラックボックスを作らないので、成功事例として納得感も高くなります。

 

転職の必須スキルを用いて、志望理由をより深い内容にするためにやること

志望理由

志望動機には、グルーピングとロジックツリーを使用して作成することがおすすめです。

志望動機は、自身のキャリアとを関連して作成することで納得感が高くなり、伝わりやすいものとなりますが、実際には「職場環境を変えたいから」「年収を上げたいから」「キャリアとして経験を積みたいから」など理由として弱いものが挙げられると思います。

もちろん、こういった理由では、書類で落とされることになります。

そこで、グルーピングとロジックツリーを使用し、志望動機を詰めていく方法です。

転職を希望する先の事業内容を箇条書きし、さらにそこからロジックツリーで深掘りしていきます。これら作成時にはMECEを気にせず、どんどん書きたしていき、ある程度出揃ってから、再度グルーピングし直します。

合わせて、自分の強みやキャリアにおいても同様の方法でロジックツリーを作成し、深掘りをしていくことで強みとなっていることの裏付け・理由を明確にします。

そして、企業で作成したロジックツリーと自分のロジックツリーとで紐づけられる部分を関連づけて志望動機を作成することで、納得度の高い志望動機となるとともに、それらに対して質問された場合においても、浅い回答にならず、回答にも深みがでます。

これら工程においては、So What? / Why So? を意識して実施することで、スムーズに進むかと思います。

 

転職スキルは面接でも活躍、結論ファースト+理由は3つ用意しておく

面接

さて、ここまで書類面におけるロジカルシンキングの話をしてきましたが、最後に面接時の活用方法です。

面接においては、「結論ファースト+理由は3つ用意しとく」です。

冒頭でも述べたように、結論から話をすることは当たり前ですが、結論の納得性を高めるために、理由を3つ用意することがポイントとなります。

3つ全てを伝える必要はないですが、事前に準備できる質問においては、Why So?に対して答えられるように常に3つ程度用意しておくことがおすすめです。

なぜ3つなのかについては、複数理由があるほど結論の納得度が高まるという要素と、複数になった場合は3つ程度に集約されるということから、3つを推奨しています。

また、3つ用意していることで、質問の仕方が多少違っていても対応できることからもおすすめです。

 

転職スキルは転職活動に限らず、ビジネスに必須

ビジネス

転職活動において、なぜロジカルシンキングが活用できるかというと、ビジネスではロジカルシンキングが必須だからです。その必須であるからこそ、経歴書や面接で見られています。

ロジカルシンキングを体系的に学び、日々の業務においても意識することで、仕事の質が向上することも間違いないです。

 

体系的に学ぶのであれば、こちらの書籍がおすすめです。

伝えるということや思考を整理する技術、論理的に構成する技術など、これを読めばロジカルシンキングを学ぶことができます。

一度もロジカルシンキングについて学んだことがない方は、読んでみるべきだと思います。

 

次に、ピラミッドストラクチャーをベースとして学ぶ書籍としてはこちらです。

こちらはコンサル出身者などが推薦書籍としてよく挙げられているのをよくみるものです。

 

上記2冊については、分厚い書籍であるため、時間もないし、簡単に読みたいという方は、こちらがおすすめです。

3分程度で読めるように各ブロックに分けて、ロジカルシンキングの事例を紹介しています。簡単に学びたいという方は良いかと思いますが、物足りないと感じる場合は、上記2冊が良いかと思います。

コンサル志望の方などは、上記2冊は必読ですね。

 

最後に、思考のトレーニングがしたいということであれば、こちらの書籍がおすすめです。

コンサルの面接に使用されるフェルミ推定やケース面接の対策に用いられるものです。ロジカルシンキングのMECEやロジックツリー等を身につけるには、実際に思考の上で活用しないと身につかないため、ぜひ1日1問解くなどして、練習してみてください。

 

まとめ

ロジカルシンキングはビジネスの必須スキルといっても過言ではありません。そのため、転職活動においても、そこを見られていることも多いです。

しっかりと身につけ、自信を持って、転職活動に向かっていただければと思います。

 

 

 

その転職エージェントの選び方は大丈夫?利用時の注意

転職エージェントの利用時に注意したいことを、自身の転職経験とエージェントの方から聞いた話から紹介します。

まず、転職時には、絶対にエージェントを利用した方が良いです。ただし、なりゆきに任せて、しっかり検討せずに利用すると転職に失敗します

エージェントにも社内評価があり、営業的要素があるので、しっかり見極めて利用した方が良いです。

 

エージェント
 

 

転職エージェントは、転職が成功した方の想定年収からフィーが発生する

フィー

転職エージェントのフィーが入るシステムからお話しすると、基本的には紹介者がその会社に入社して1年経った段階で、想定年収の20〜40%程度がフィーとして担当者につきます。

言い換えれば、エージェントは、複数の求職者を自身の商品として、各社に売り込んでいき、採用となった時点で初めて想定年収という商品価値がつきます。そして、入社から1年後に売上が入ってくるというシステムです。

エージェントは社内評価を得るために、手持ちの商品を増やし、売れ残りがないようにどんどん売っていくというのが理想となります。

 

エージェントにとって売れる人材というのは、力を入れずして売れていくため、積極的に欲しいということは容易に想像できます。

しかし、売れる人材は、それほど市場に多くいるわけでもないので、各企業にとってニーズの高い人材を用意(マッチング)することで、市場価値を高めていきます。

 

その中で、エージェントよっていくつかのパターンに分けられます。

人材の扱い方のパターンは大きく3つ

  • 採用の可能性が高い案件への誘導
  • 若干下駄を履かせて届きそうな案件への紹介
  • 時間をかけてチャレンジ案件を目指す

 

採用の可能性が高い案件への誘導

これは比較的多いパターンだと私は考えています。経歴や資格等から採用の可能性の高いところから案内を開始する、あまり無理をしないパターンです。

あまり付加価値をつけず、可能性の高いところにマッチングさせるので、時間もかからず、1番ローコストで利益を出すことができます。

求職者としては、「転職する」という目的を達することができますが、大きな年収アップなどはあまり望めないパターンです。

注:求職者の方の経歴や資格に市場的価値があり、それにより、良い案件にマッチングできた際には、その限りではありません。

 

若干下駄を履かせて届きそうな案件への紹介

エージェントと求職者とがwin winとなるパターンです。

実際に求職者の希望としても、「年収を上げたい」や「人気職種への希望」などが多く、ある程度の対策をして今より上の企業に転職を目指したいと思っています。

このパターンにおいては、求職者の経歴等をしっかり棚卸しして、使えるスキルや成功事例のプロセスから再現性はあるかなど、いろいろな部分で深掘りを実施します。

その上で、希望する職種に不足している部分を、面談や推薦図書等で補ってスキルアップして行きます。

こういった過程を踏むため、1つ目のパターンより時間がかかるため、エージェントの負担も大きいと言えます。

(これ読んだいてくださいと、丸投げのこともありますが)

 

時間をかけてチャレンジ案件を目指す

このパターンについては、高年収な職種やそもそも転職先として難易度が高いところを狙う場合に当てはまります(独自の対策が必要な場合など)。

例えば、コンサルがわかりやすい事例だと思います。コンサルは、転職先としての難易度も高く、かつケース面接対策やweb試験対策など、対策すべきことが多いです。

このパターンについては、他案件に比べて、成功率も低いため、最低限のベースがないと、「ここを目指すのは難しいかもしれない」と足切りを受けることもあります。

 

自分を担当しているエージェントは、どのパターンで転職活動をサポートしてくれていますか?改めて振り返ってみてください。

 

これらの紹介した3パターンについて、エージェントにとって利益率がいいのはどのパターンでしょうか。

 

それは、かける時間と想定年収がポイントになります。

 

相談前に自分の転職市場における価値(想定年収)を把握しておくことで、エージェントからの紹介に妥当性があるのかを判断することもできつので、事前に調べておくと良いでしょう。

無料で調べるなら、ミイダスを利用すると簡単にわかるのでおすすめです。 

時間をかけるほど、利益は下がる

時間

当たり前のことですが、求職者一人当たりにかける時間によって利益が変わります。

例えば、

  • 想定年収500万円、フィー30%、工数15時間
  • 想定年収1000万円、フィー30%、工数30時間

いずれも10万/時間です。

 

つまり高年収の求職者においても、工数がかかると利益は低くなってしまいます。

これは個人の見解ですが、想定年収によってかけられる時間が変わってくるように思います。

自分のペースで進められているか、時間を割いてくれているかを、確認した方が良いでしょう。

 

1日選考会の案内は、エージェントとしてはチャンス

1日

コンサルファームなどは、1日選考会などを頻繁に実施していますが、これはエージェントにとって、非常に効率の良い機会です。

というのも、1回につき多数の求職者を紹介できますし、1面接ごとのフィードバックやその都度対策を必要としないため、工数が少なく済みます。つまり、利益率が高く保つことができます。

もちろん、1日選考会に向けてしっかりと対策をしてくれていれば、それは問題ないですが、「1日選考会を実施していますよ」というエントリーを促すメールや案内だけをもらい、それだけで応募すると、ただの商品として取り扱われているかもしれないので注意してください。

 

コンサル転職の記事については、こちらをご覧ください。

pikopikopun.hatenablog.com

良し悪しの見分け方は、時間のかけ方でわかる

エージェントの良し悪しとして、ここまでお話してきたように、どれだけ時間をかけてくれているかが、一つの指標になると思います。もちろん、他の判断要素として、情報を持っているか・対策が的を得ているか・レスポンスが早いかなどもありますが、時間という部分は、わかりやすい判断材料かと思います。

自分に価値を見出してくれているのか、ただの商品として扱われているのか、エージェントの対応から見極めましょう。

 

転職フィーを後出しで支払うよりも、適切な価格を事前に支払うことで、最良のサポートを受けることもできます。

例えば、ポジウィルキャリアであれば、年収150万アップの事例もあり、45分の無料面談でキャリア相談が可能ですので、一度キャリアに不安がある場合には相談してみることをおすすめします。

※求人を紹介するサービスではないのが特徴で、求人ありきの進め方にはならないため、純粋にキャリアについてサポートを受けるということに非常に向いています。

 

 

 

最後に、転職エージェントは使うべき

ここまで、エージェントに対しての注意をお伝えしてきましたが、本当に良いエージェントは、最高の転職活動のサポートをしてくれます。

転職活動の主役は自身なので、努力は必要です。それをしっかりとした情報に基づき、正しい方向に導いてくれるエージェントに出会えるように祈っています。

 

MRはおすすめの職業_元MRだから言えること

昨今、大型リストラや規制等でMR(医薬情報担当者)に不穏な空気が流れていますが、MRの将来性はないのか、選択すべき職業ではないのかをお話しします。

MRを志望して転職活動中の方には、ぜひ読んでもらいたい記事です。

 

早速結論ですが、

「医療業界であること」「給与が良い」この2点から選択するに値する職業だと言えます。

 

 

MRについてあまり知らない方は、こちらで仕事内容は紹介しています。  

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MRをおすすめするのはMR像が変わってきたから

像



MRは接待や先生との付き合いが多いことから、ハードな営業職というイメージがあります。

そういった側面から、今までは

  • 体育会系
  • 盛り上げ役
  • ガツガツ
  • お酒が飲める

というMR像で、向いている人もこんなタイプだと言われていました(大学とかの就職支援の人も、そう思ってる人はまだ多そう)。

 

こういったMRが結果を出していた時代もありましたが、

最近では、接待の規制や厚労省からのガイドライン等から、そういった働き方からのシフトが求められています。

今までのような働き方では、結果を出すことができなくなってきています。

 

このような背景から、製薬会社としても、採用の基準は変わってきているようです。

もちろん、営業職らしい要素も重要ですが、

  • ひた向き
  • ロジカル
  • 情報収集能力

など継続した活動を続けられるか、ニーズにあった的確な情報を提供できるか、というところが重要になってきます。

 

ちなみに、私は、

  • 体育会系ではない
  • 盛り上げるような主役的なポジションではない
  • ガツガツしてない
  • お酒は飲めない

ですが、表彰を受けるぐらい評価されたこともありました(自分らしい営業スタイルを見つければ全く問題ないです)。

 

このようなMR像の変化がある中、従来のMR像で就職活動を進めるのは危険ですし、自分とは合わないと考えるのはもったいないです。

 

MRがおすすめポイント:他職種と比べてハードではない

比較



仕事のハードさに関しては、正直、直属の上司次第で同じ会社だとしても大きく変わります。

先輩に「転勤したら違う会社やと思え」と、よく言われたので、確かになと感じるところです。

ただ、私がMRと他の仕事の両方を経験して言えることとして、「時間の自由がある」、「自分のペースで仕事ができる」ことからも、"全然ハードじゃないよね"と感じます。拘束時間も短いですし。 

しかも、ご存知の通り年収も高いため、仕事量という観点から見ても、間違いなく時給単価は高いです。

 

仕事のハードさと年収という要素からも、就職活動において、選択肢の1つになるかと思います。

 

MRがおすすめなのは年収が高い、製薬業界に転職することの重要性

年収高い



仕事の選択において、年収は結構ウェイトの大きい要素です。

その点から、MRという選択肢が出てきたという方も多いと思います。

それは間違いではないですが、転職・就活において年収を主題と考えた場合、業界というくくりを意識した方が良いです。

年収 業界」などで調べてもらえばわかることですが、業界によって年収のベースラインが異なります。

MRが属する医療業界というのは、年収が高い部類に入ります。

どの業界に入るのかで、大方の年収は決まってくるため、職種の年収に加えて、業界の年収も意識しておくべきです。

 

参考に年収の高い業界TOP3は、

  1. 総合商社
  2. コンサル
  3. 金融

が高いです。

 

これらに比べるとMRから業界に入るハードルは低いです。年収の高い業界を検討されていれば、おすすめです。

 

医療業界は参入障壁が高い

障壁



医療業界の良さは先程お伝えした通りですが、私が1番感じている利点は、医療業界への参入という部分です。

というのも医療業界は、専門的な医療知識が必要であったり、医師・看護師など専門資格が必要なケースが多いです。

そのため、医療業界へのビジネス展開において、それらがバリアとなり、新規参入が難しいと言われています。

 

MRという形で医療業界に入り、その後のステップを考えるというのは、非常に良いキャリアです。

そういった観点からも、MRは選択すべき職業と言えます。

 

最後に

各社製薬会社で早期退職を募っているという流れがありますが、一定数すると落ち着きます。

現状だけに惑わされることなく、長期的な目線でより良い選択をしてください。

 

関連記事

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MRの仕事について、包み隠さず話します。

製薬会社のホームページでいろいろ書いてあるけど「具体的にどんな仕事か?年収が高いというけど実際ってどうなの?転勤の頻度って多い?」
などの疑問に、元MRがお答えします。

 

 

 

私は新卒で製薬会社に入社し、6年間MRをしてきました。現在は転職し別の仕事をしています。

経験者として、より踏み込んだお話ができるかと思いますので、皆さんの疑問にも解決できるようにいろいろと紹介します。

 

 MRとは

MRと医師


MRとは、Medical Representative(メディカル リプレゼンタティブ)の略で、医薬情報担当者という意味です。自社製品及びそれに関連する周辺情報を適切に提供したり、情報の収集を担っています。

 

かっこよく言うと、

医療の専門家である医師に対して、薬については対等な立場でより良い治療の選択ができるように情報の提供を行い、チーム医療の一員として患者さんに貢献する。

 

平たく言えば、

製薬会社の営業担当者であり、自社製品を採用・処方してもらうために、薬剤の情報提供に加えて、先生の様々な要望を満たすために尽くす。

 

実際に、私がMRになるまでは、後者のイメージでした。皆さんのイメージはどうなんでしょうか。

ゴリゴリに接待をしたり、ゴルフしたり、ドロドロの営業職、、、をイメージしている方は多いように思います。

MRの経験から言うと、前者のようなチーム医療の一員として、というような一面は少なからずあります。希少疾病やがんの治療薬などに携わるMRではそういうケースも多く、非常にやりがいがありますよね。

 

一方で、後者のような働き方をしているMRは非常に多いと思います。

私がMRをしていた時も後者の働き方がほとんどで、接待やゴルフをかなりしていました。(価格の交渉ができないため、その部分は他の営業職よりはドロドロではないのかも)

 

「MRって、やっぱりドロドロの営業なんだな」と思った方、実は昨今、だいぶ事情が変わってきています。

  

医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドラインの施行

このガイドラインが2019年4月から厚生労働省から施行されました。

ガイドラインについての詳細は、ググって確認してもらえればと思いますが、

要するに「適正な情報提供はこんなです」「他製品を誹謗中傷するような内容の情報提供はやめましょう」「極端な誤解を生むような表現はやめましょう」といったことが書かれています。

また、そういったことが守れているか確認する部署を設置してください、ということが決められているため、各社対応にバタバタしていますね。

 

このガイドラインが施行される前から、製薬業界においても自主規制で、少しずつ規制が引かれてきていましたが、本ガイドラインは厚労省から発行されているため、今までとは重みが違います。

 

 しかも、病院にMRの活動をチェックし、厚労省に報告している医師がいるため、ドロドロの営業はしにくくなったできなくなっています。

 

このような環境の変化により、MRの働き方は大きく変わってきています。

(職種として、MRを選択すべき理由については、こちらの記事で紹介しています)

 

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MRの仕事(やるべきこと)

タスク

 

  • 自社製品に関する情報提供
  • 担当エリアのマーケティング
  • 割当てられた予算売上の達成

 

自社製品に関する情報提供

これが日々のメインタスクです。

先生に面会などでお会いし、自社製品やその領域に関する情報を先生に提供します。

例えば、「投与4週あたりから優位に効果が見られています」などのような話をパンフレットを用いて説明します。

他には、通常の面会以外に説明会というお昼休みなどの時間を借りて、プレゼンをすることもあります。

 

普段の面談で使用するツールとしては、紙媒体がほとんどで、iPadなどを支給するメーカーも増えてきているため、それらを用いるケースも増えてきています。

 

このように、メインタスクである薬の情報提供を日々するわけですが、情報提供ばかりができるのかというと、そういうわけには行きません。

人と人の付き合いであるため、毎回宣伝(薬の話)ばかり聞きたくないと思う方が大半です(たまに、しっかり学術的な情報提供を求める先生もいる)。

そのため、医療情勢の話や趣味の話など、様々な話題を織り交ぜることも必須です。面会前に今日はどういう話題から入ろうかなと頭を悩ませるMRも多いように思います。

安易に話題のニュースの話などすると、複数のMRと1日に面会する先生の場合は、その話は他社MRと複数回した後だったりします、、、経験あり。

 

このような雑談スキルは、開業医担当に比べて、病院担当のMRにおいては、そこまで求められていないように思います。

 

情報提供については、 月あたりの各製品の情報提供回数などが割当てられているケースもあるため、いかに効率よく訪問し、情報提供するかもポイントになります。

 

担当エリアのマーケティング

担当エリアの自社製品の普及・浸透の責任があるため、マーケティングプランが必要です。

どのような薬剤のポジショニングを目指し、どれぐらいのシェアを取るのかなどのゴールに対して、どこの施設で採用してもらい、持ち患者数からどれぐらいの患者さんに処方してもらえるかなどのプランを立てます。

 

もちろん、本社から「この薬剤はセカンドラインで使用してもらうポジションを取り、目標は〇〇%を目指します」といった指示が来ます。

この指示を担当エリアに落とし込み、より適したプランを立て実行できるかが、そのエリアのMRの腕の見せ所ですね。

 

エリアマーケティングについては、こちらで紹介しています。

 

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割当られた予算売上の達成

これに関しては、完全に営業です。

月あたりに達成すべき売上が割当てられており、半期毎もしくは1年通して達成率が見られます。これが自分の評価に直結するため、MRは達成すべくいろいろな策を講じます。

上司においても営業所・支店の予算達成のために、各MRに数字をやってこーいとなるわけです。

この数字がよければ、ボーナスはガッポガポです。

しかし、常々予算の達成のために、自社の薬剤が処方されるように日々活動していても、そろそろ締めがくるけど数字が足りてないとなるケースは多くあります。そんな時には、薬剤の購入元である病院の薬剤部や薬局などに追加の注文をお願いしに行きます。

通称「詰め」です。

大口先などに「今月〜本注文いただけないでしょうか」とお願いに回って、足りない分を補填していきます。薬剤師さんも月末などにMRがくると、詰めできたかと思う先生も多くいると思いますが、各社ざわざわと詰めてますね。

これをせずに目標が足りていないと、後々上司に「つめ」られます。 

 

(MRの1日のスケジュールについては、別記事でもっと詳しく書きたいと思うので、気になる方はそちらを確認してください。)

 

転勤の頻度

転勤

 

人生設計において、転勤の頻度は非常に重要なポイントですが、MRは転勤の頻度は高いです。転勤の頻度は人によってもばらつきがありますが、3年〜5年程度で転勤があることが多いです(中には10年ぐらい転勤がない人も)。

他の営業職の方の転勤頻度を知らないですが、MRは特に多い方に思います。

異動先のエリアについては、製薬会社はかなり多く営業所があり、いろいろなところに行くので、地方から都市部までどこに行くのかはわかりません。

地方かつ遠いエリアの担当になった場合には、1週間ホテル住まいで週末のみ家に帰るといったような方もいます(ホテル代などで稼げる場合も、、、)。

 

世帯を持っている人にとっては、転勤のタイミングで単身赴任となるケースも多く、一人楽しめる方と辛い方と分かれますね。全く家族に会えないのかというと、そういうことはなく、単身赴任の場合は月1〜2回程度、帰省費用が会社から出るところも多いため、心配はいらないです。

 

ちなみに、コントラクトMRや地域固定のMRも中にはあるので、MRをしたいが転勤は難しいとお考えの方は、この選択も要検討ですね。

MRの転勤事情は、こちらで詳しく紹介しています。

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MRの年収はいくらもらえるのか

給与

 

お待ちかねの、年収についてです。

はじめにお伝えすると、MRは仕事内容の割に年収は高いです。具体的になぜ高くなるのかをお話しします。

 

  1. 基本給
  2. MR手当(ないところも)
  3. 賞与
  4. 営業日当
  5. 住宅手当

 

1.基本給

MRの「基本給」に関してはそれほど高いわけではなく、「MR手当」を加えて若干高いかなという程度です。ただし、役職やグレードが上がるにつれて基本給もトントンと上がるので、結果としてボーナスも上げってくるため、年収も上がりやすいという感じです。

 

2.MR手当

 MR手当については、ない会社もあるようですが、基本給に2、3万円のってくることが多いように思います。

 

3.賞与【年2〜3回】

 MRは賞与が高いケースが多いです。賞与1回あたりは、基本給の2〜3ヶ月分で、それにインセンティブが乗っかってきます。成績が良ければ+100万ぐらい上乗せになるため、賞与だけでもかなり年収の底上げとなります。

そのため、賞与に影響の大きい予算達成に必死になるというわけです。

 

4.営業日当

営業日当については、MRにとって非常に重要な収入源です。

なぜかというと、営業日あたり2000円〜5000円程度もらえます。会議等の内勤日を除くと月当たり15営業日だとすると、

15日 × 3000円 =  45,000円/月
45,000円 × 12ヶ月 = 540,000円/年

しかも、大概の会社さんでは、給与とは別口座への振込で対応しているところがほとんどです。「奥さんには、この口座のことは黙ってる」というのもMRあるあるですね。

これを見て、奥さんにばれたことに対する責任は持てませんので、お気をつけください。

 

5.住宅手当

実は、これが一番大きかったりします。

転勤ありきの仕事であるため、会社から家賃補助として住宅手当があります。家賃に対して、1〜3割が自己負担となり、あとは会社が負担してくれるというものです。住む地域により、上限等が決められていることはありますが、かなり月々の固定費を抑えることができるのでありがたい制度です。

東京で家賃10万円のところに住んでいた場合、

【家賃補助なし】
100,000円 × 12ヶ月 = 1,200,000円/年
【家賃補助あり】
100,000円 × 0.3 × 12ヶ月 = 360,000円/年

年間で84万円も差が出てきます。

実際に使用できるお金がこれだけ変わってくるので、MRは余裕のある生活ができるというのも頷けます。

 

MRについて、あまり詳しく書いてあるサイトがなかったので、書いてみましたが、疑問解消になりましたでしょうか。

他にもMRについて書いていきますので、気になった方はご覧ください。