前回のMRは節税しよう、投資しようの第二弾です。
MRはそれなりに年収が多い部類に入る職業と思いますが、節税しながら投資をすることで、早期リタイヤを目指すことを目的としております。
節税ができる方法として、住宅ローン減税やふるさと納税、iDeCo(確定拠出年金)、NISAなどを挙げていましたが、投資×節税ということで、本日はNISAについて、紹介しょうと思っています。既に、知っているけど始めてませんという方は、読んでください!始めているよという方は、気が向いたら読んでください!
そこまで詳しくは解説しませんが、はじめるきっかけとなってもらえたら嬉しいです!
NISAとは
iDeCoと同様に株式や投資信託から得られた利益が、非課税になりますよという「少額投資非課税制度」というものです。通常であれば、利益に対して20%程度税金がかかってくるので、投資して自分の資産を増やしていこうと考えるのであれば、運用益を増やすことを考えるよりも、NISAを利用することによって、その分だけ資産を増やすことができるので、まずはNISAから投資を始めて見るのが良いと思います(まずはiDeCoですが)。
ただ、20%の税金がかかる部分を免除してくれるのであれば、全て投資はNISAで良いよねとなりますが、やはり制限がついてきます。
それでは、具体的にNISAを見ていきましょう。
NISAの種類は
NISAの種類は大きく3種類あります。
NISA、つみたてNISA、(ジュニアNISA)です。それぞれの違いは、大きくは非課税投資枠に差があるということと、非課税期間がそれぞれ異なっています。目的によって、これら3つを選択していく必要があります。ジュニアNISAは、「ジュニア」と記載があるように、自分の口座というよりかは、自分の子供のために口座を作って運用をするため、子供がいない方には関係ないものになります。
主に、節税しつつ投資をして、資産を増やしていこうという方には、NISAとつみたてNISAのどちらが合っているかを選択していくことになります。
NISA
これら3つの中で最も非課税投資枠が大きく、選べる金融商品が多いです。また、残りの2つとは異なり、購入タイミング等の自由が効くため、より投資を楽しむことができます。
- 非課税投資枠:120万円
- 非課税期間:5年間
- 最大非課税投資枠:600万円(5年)
- 金融商品の種類:多い
- 購入タイミング:好きなタイミング
非課税投資枠とは、非課税として運用できる限度額と考えてもらうと良いと思います。これら3種類とも共通してですが、1年単位で非課税投資枠があり、NISAについては5年間の非課税投資枠があるため、最大600万円が非課税で運用することができます。
ただし、5年間が経った時点で課税口座に移されてしまうため、運用益がどれぐらい出ているかによって、少し工夫する必要があります。また、手続きによって、さらに5年間非課税期間を延長することができるため(ロールオーバー)、運用益がマイナスな場合や非課税投資枠が余っている場合には、うまく活用することができます。
つみたてNISA
つみたてNISAは、「つみたて」とあるように、iDeCoと似ており、長期投資・長期運用を目的としており、毎月定額で自分で決めた金融商品に投資をしていきます。投資のタイミングは、毎月決めた金融商品を月初め等に投資するため、自由度は低いです。
金融商品については、NISAと比較して少ないですが、金融庁が選定した投資信託に限られるため、一般的に資産変動のリスクが少ないです。
- 非課税投資枠:40万円
- 非課税期間:20年
- 最大非課税投資枠:800万円(20年)
- 金融商品の種類:少ない
- 購入タイミング:決められたタイミング
つみたてNISAは、NISAに比べると、非課税投資枠が少ないため、投資に回せる資金が多い方には向きませんが、長期的に資産を運用して、老後の資金を作っておきたいという方には適しています。
具体的には、20年間の非課税投資枠で、年間40万で、最大800万円が非課税で運用することができますが、20年間という長期であり、短期間で多くの資金を運用する場合には、NISAを選択するのが良いでしょう。
ジュニアNISA
ジュニアNISAは、自分の口座ではなく子どものために口座を作成するものとなっており、こちらも定額を積み立てていくスタイルのため、つみたてNISAに近い使い方になります。未成年者を対象に、親や祖父母が代理で運用していきます。
- 非課税投資枠:80万円
- 非課税期間:18歳まで
- 積み立て可能期間は、2023年まで(制度廃止のため)
- 最大非課税投資枠:残りの年度×80万円
- 金融商品の種類:少ない
- 購入タイミング:決められたタイミング
子どもの教育資金のためなどに、運用しながら積み立てておくような使い方が適しているかと思います。こちらは、上記にも記載してある通り、制度廃止のため、積立期間が短くなりますが、従来18歳まで引き出せなかったものが(途中で引き出すと課税対象になっていた)、いつでも引き出すことが可能となっています。
これらNISA制度は新制度に移行していくため、早めに始めるほど、良い面も大きいと思われますので、積極的に利用していきしょう。
投資をしようと思うのなら
何かしらの投資を検討している場合は、iDeCo(確定拠出年金)とNISAの節税枠を使い倒してから、それ以上に投資資金が余っているのであれば他の投資方法を選択することが良いと思っています。
というのも、年利回りが5〜7%ぐらいを目指していった場合に、年間の信託手数料が低いところを選ぶということが定石であるのに対して、この20%の課税があるかないかで、数年後の運用益に大きく差が出てくること間違いないからです。
まとめ
今回は、NISAについて紹介しましたが、これを機に興味を持っていただければ大変嬉しいです。投資は、時間が武器になるため、より早く、そして長く投資をすることで、勝ちが期待できます。
特に、iDeCo(確定拠出年金)とつみたてNISAは、金融庁が選定した金融商品のみで、リスクも比較的低いため、初心者にも向いているものになります。これまで、興味があるが始めていなかった方は、これらから始めることをおすすめします。
では、投資は自己責任ですが、よりよい資産形成を頑張りましょう!
iDeCo(確定拠出年金)についてはこちらで、触れています。
pikopikopun.hatenablog.com