元MRの転職考察

MRから他業種(マーケティング関連)に転職を成功させた経験から、転職活動に役立つ情報を中心に発信しています。

【FPさんの選び方】相談料が安い場合は、、、

先日、今後のお金周りの見通しを決めるために、FP(ファイナンシャルプランナー)さんに相談してきました。新築マンションのイベント等で、無料でFPさんに相談できたりしますが、無料だと、適当に保険とかの案内をされたりして終わってしまうんでしょと思ったので、今回は自分で調べて有料の相談に行ってみました。

 

1回2万円とかかかるようなところもありますが、今回相談したところは、3〜5回程度の面談で5000円のところでした(1回目は無料)。担当者は副支店長で、1回あたり2時間ぐらいかけて相談にのってくれていました。そこで思ったのが、無料ではないにしろ、明らかに人件費のわりに相談料が安すぎるという疑問を持ちました。

そこから私なりに調べたことも合わせて、これから、FPさんに相談しようと思っている方は、選び方の参考になればと思い、実体験を踏まえてご紹介します。

 

FP

 

 

人件費のわりに、明らかに相談料が安すぎる

安い

冒頭にもお話しましたが、3〜5回の面談で5000円人した場合に、1回あたり単純に1000円ということですよね。支店長クラスの人が2〜3時間の人件費をかけて、1000円の稼ぎでは明らかに割に合いません。

※新入社員でも月20万ぐらいはあると想定すると、支店長はもっともらっているという仮定しています。

では、かなりの面談の数をこなすことで、売上をあげているのかという仮説で考えてみた場合、1回2〜3時間の面談とすると、できても1日4回が限度です。それを毎日かつかつに入っており、月30日実施すると、だいたい月あたり最大120回の面談ができるということです(現実的にはありえませんが)。

では、売上はというと、すべて重複していないお客さんだとした場合は、月に12万円(120回×1000円)の売上(相談料)を稼ぐことができるという計算になります。

やはり人件費をカバーできる売上は、相談料だけではまかなうことはできないとう結果になりました。つまり、人件費をカバーできる相談料でない限りは何かしらの別の売上が必要ということです。

 

FPさんの利益の出どころは?

利益

ここまでで、安い相談料だけでは経営が成り立たないというところが、わかってきました。では何から利益を出しているのかというと、やはり何かしらの保険、不動産、投資などの契約フィーになってくるわけです。

表立って書いていない場合でも、比較的相談料が安かったり、無料だったりするものの出どころを見ると、保険関連であったり、不動産の関連だったりしています。相談者に最終的には、これらの契約をしてもらうことで、フィーをもらうように保険会社等と契約をしているわけですね。

ということは、無料を避けて、有料のFPさんに相談に行ったとしても、そういった保険を紹介されたりといったことは避けられないということがわかりました。

 

FPさんのクロージングは契約だとしても

契約

保険の紹介等からは逃げられないとわかりましたが、安い相談料のFPさんには行かないほうが良いのかというと、私自身、実際に相談に行って非常に満足度が高かったことから、一概に悪いと言えないのではと考えています。

というのも、契約に結びつけるには、相談者にあった商材を選択して、かつそれを必要と思わせる必要があります。そのために、FPさんは、相談者の資産状況やライフプランを丁寧に分析して、情報を提供し、信頼してもらうというステップが最低限必要になります。

その過程において、相談者の相談したいことや悩んでいることは、FPさんがある程度アプローチを示してくれているので、十分に解消することができている可能性があります。

(ただ、無料で1回あたりの相談時間が短い場合には、契約を優先に考え、数打ち当たれのようなFPさんも中にはいるかもしれないので、5000円など有料の相談が良かったと振り返ると思いました)

 

たとえFPさんのクロージングが契約だとしても、それまでの過程で得られるものは5000円以上あったというのが所感です。

 

うまい活用方法どうすれば良いか

活用

うまい活用法はというと、契約というゴールの前に、疑問に思うものをすべて解消しておくということに尽きるかと思います。ある程度こちらの疑問が解消されてからではないと、そういった商材を勧めてくるということはないと思うので、知りたいことなどは予め提示して、それらをしっかりと教えてもらって納得した上で、向こうの話に乗るようにするのが良いと思います。

その後の紹介される商材は、大概私は不要のものかと考えていますので、お断りで良いです。もし早めに商材が出てきた場合には、先に断ってしまうと、十分に時間をかけて教えてくれないこともあるので、契約は悩んでいる様子を出しながら、相談を続けましょう。

 

FPさんの選び方

選び方

ここまでのことをまとめると、無料のFP相談は、客数も多いため、あまり時間をかけて相談に乗ってくれないことや契約優先のFPさんに当たる可能性が高いと考えられる。

では、有料はというと、安いものだと結局は商材の契約でビジネスが成り立っているため、商材の紹介は避けられないです。相談料が高額のものに行くのが良いかというと、それもかなり具体的な相談内容でない限りは、コストに見合った結果は得られないように思います。

つまり、ある程度の相談内容であれば、無料ではない低コストのFPさんを選択するのが良いという結論になります。有料であれば、無料と比べて冷やかしのお客さんも少ないため、FPさんの質も担保できると側面もありますね。

 

最後に

FPさんに相談したことないという方は1回相談に行ってみると勉強になりますよ。ちなみに、私が相談したときは、最終的にドル建ての終身保険を進められました。